AI導入支援おすすめ11選【2026年】生成AIの費用相場と何から始めるか

この記事を読むと分かること
「生成AIで何ができるのかが分からず、取り組むテーマが決まらない」。
「社内にAIに詳しい人がおらず、自社だけで進めるのは難しい」。
「情報漏えいが心配で、会社として使う環境を整えられていない」。
AI導入支援を探し始めるきっかけは、このような悩みから始まることが多いです。
AI導入支援を頼むと、どの業務にAIを使うかの整理から、試作、開発、社内への定着までを、専門の会社と一緒に進める体制が目指せます。
しかし、「何から始めればよいのか分からない」「費用がいくらかかるのか見当がつかない」「どこまで任せて、どこから自社でやるのか分からない」という迷いも出てきます。
この記事では、編集部が公式サイトに導入事例を公開しているAI導入支援11社を、「どんな状況の会社を支援しているか」の観点も含めて、掲載しました。
AI導入支援を依頼したあとの会社を見ると、次のような成果につながった事例もありました。
- 資料や文書の作成、確認にかかる時間が減った
- 試作で効果を確かめてから、本番の運用や全社への展開に進めた
- 社内で生成AIを使う人が増えた
ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例か利用者の声を公開していて、そこから業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、AIの導入を支援すると公式サイトで説明していて、その支援の事例を個別のページで公開している会社を中心に選んでいます。
料金は公式サイトに金額が書いてある場合に転記し、金額を確認できなかった会社は「公式サイトでご確認ください」としました。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。本記事には有料掲載企業が含まれる場合があり、該当する会社にはブロックの冒頭にPRと表記します(2026年10月時点で該当なし)。
2. AI導入支援とは
AI導入支援とは、企業が自社の業務でAIを使えるように、活用の検討から試作、開発、社内への定着までを専門の会社が伴走するサービスです。ChatGPTなどの生成AI(文章や画像を作るAI)を全社で安全に使う環境を整える会社から、自社の製品にAIの機能を組み込む会社まで、使われ方に幅があります。この章では、頼める4つの段階と、似た言葉との違いを短く整理しました。導入支援のほかに研修や業務の代行も比べたい場合はAIコンサルティングとは何を頼むサービスかから入れます。
AI導入支援(生成AI導入支援)に頼める4つの段階
AI導入支援に頼める内容は、相談、試作、開発、社内への定着の4つの段階に分かれます。今回比較した11社の公式サイトでは、次のような支援が並んでいます。
- 相談。どの業務にAIを使うかを整理し、効果の見込みと進め方を決めます。業務の診断や、活用の計画づくりを支援する会社があります。
- 試作。PoC(概念実証。本格的に作る前に、小さく作って効果と実現性を確かめること)で、実際の業務のデータを使って精度と効果を確かめます。
- 開発。社内の文書を検索して答えるチャットボットや、業務を自動で進めるAIエージェントを作ります。全社で使う生成AIの環境を構築する支援も、開発の段階に含まれます。
- 社内への定着。研修、利用ルールの整備、利用状況の分析を通じて、社員が業務で使い続けられる状態を作ります。
頼む段階は、4つのうち必要な段階を選べます。AIを使いたい業務がすでに見えている会社は試作から、全社で生成AIを使い始めたい会社は環境の構築と定着から頼めます。
AIを使って日々の業務を行うのは、自社の社員です。支援会社は、社員がAIを使えるようになるまでの検討、開発、教育を担当します。業務そのものを外に任せたい場合は、AI BPOが候補です。
AIで実現できることは、文書の検索、要約、作成の3つが中心です。掲載した会社の公式サイトと事例には、社内文書を検索して質問に答えるチャットボット、通話内容の文字起こしと要約、広告文や週報の叩き台の作成が並んでいます。業務ごとにAIで減らせる作業と、事例で公開されている削減の数字は、AIによる業務効率化の事例と削減の数字にまとめました。
AI BPO、AIコンサルティング、AI研修との違い
4つの言葉の違いは、「誰がAIを使って業務を行うか」と「何を頼むか」です。表に整理しました。
| 言葉 | 主にやること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| AI BPO | 代行会社がAIで定型の処理を行い、スタッフが確認をして、業務の結果を納める | 件数の多い業務を、AIの準備と運用ごと外に任せたい場面 |
| AIコンサルティング | 経営の課題からAIの活用方針や投資の計画を作る。戦略の助言が中心 | 全社の方針や投資の優先順位から相談したい場面 |
| AI研修 | 社員が生成AIを使えるように、講義と演習で教える | 社員の知識と使い方をそろえたい場面 |
| AI導入支援 | 支援会社が、活用の検討・試作・開発・社内への定着に伴走する。業務を行うのは自社の社員 | AIを自社に入れて、自分たちで使えるようになりたい場面。本記事の対象 |
AI導入支援の会社が、研修や戦略の相談まで対応している場合もあります。言葉の違いより、自社が頼みたい段階を支援の対象にしているかを見るのがおすすめです。支援会社の4つの種類と、似たサービスとの違いの詳しい解説は、AI導入支援とはにまとめています。
3. AI導入支援の費用相場
AI導入支援の費用は、どの段階まで頼むかで変わります。構想の段階の相談は40万〜200万円、試作は100万円〜数百万円が目安です。この章では、段階ごとの相場、公開されている料金の例、補助金の扱いを整理しました。
段階ごとの費用相場
段階ごとの相場は次のとおりです。開発の費用は、作るものの規模で大きく変わります。
| 段階 | 費用の目安 | 中身 |
|---|---|---|
| 相談(構想の段階のコンサルティング) | 40万〜200万円 | 業務の整理、AIを使う対象の選定、進め方の計画 |
| 試作(PoC) | 100万円〜数百万円 | 実際のデータを使った検証、精度と効果の確認 |
| 開発・導入 | 作るものの規模で変わる | システムやツールの構築、既存のシステムとの連携 |
| 運用・保守 | 月額5万〜20万円 | 導入後の保守、精度の調整、問い合わせへの対応 |
開発の費用は、既存の生成AIのサービスを設定して使う場合より、自社専用のシステムを作る場合のほうが高くなります。見積もりを取るときは、頼む段階と作るものの範囲をそろえると、金額を比べやすくなります。
- 頼む段階。相談、試作、開発、運用のどこまでを頼むかで、費用の合計が変わります。
- 作るものの範囲。既存の生成AIのサービスを設定して使うか、自社専用のシステムを作るかで、開発の費用が変わります。
- 導入後の運用と保守。保守、精度の調整、問い合わせへの対応に、月額の費用がかかります。
掲載11社の公開料金に見る実際の金額
公開されている料金は、月額と期間で示す形と、開発費と月額利用料で示す形に分かれます。相談と伴走のコンサルティングは月額80万円から(期間は3か月から)、試作の開発は月額120万〜160万円(期間は2〜4か月)という例があります。月額と期間を掛けた総額は、段階ごとの相場の幅より高くなる場合もあるため、総額での確認が必要です。
全社で生成AIを安全に使う環境を提供するサービスでは、月額20万円から(税別、最低利用期間6か月)という料金が公開されています。業務に特化したAIエージェントの開発は、開発費50万円から、月額2万円からという例です。AIで自動化できる業務を1週間で診断するサービスを、10万円(税別)で提供する会社もあります。各社の公開料金は、5章「AI導入支援の比較表」にまとめました。
AI導入支援に補助金は使えるか
中小企業がAIを含むITツールを導入するときは、国の「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧IT導入補助金)の対象になる場合があります。公式サイトによると、通常枠の補助率は1/2以内(条件を満たす場合は2/3以内)です。補助額は、導入するソフトウェアが対応する業務の数に応じて、5万円以上150万円未満か、150万円以上450万円以下です。
補助の対象は、事務局に登録されたソフトウェアの購入費とクラウドの利用料です。ソフトウェアの導入が必須で、導入のコンサルティングや導入時の設定、研修はオプションの役務として対象に含まれます。申請は、事務局に登録された「IT導入支援事業者」と組んで行う必要があります。
補助金を使えるかどうかは、導入するツールと支援会社が事務局に登録されているかで変わります。デジタル化・AI導入補助金2026の公式サイトで、申請の枠と締切を確認するのがおすすめです。補助金を使いたい場合は、相談の段階で支援会社に伝えておくと安心です。工程別の費用の目安と、11社の公開料金は、AI導入支援の費用相場で解説しています。
4. AI導入支援の選び方
AI導入支援選びで契約前に見る点は5つです。
- どの段階から頼むかを先に決める
- 既存のAIツールを使うのか、自社専用に作るのか
- 情報の扱いと、社内ルールづくりまで見てもらえるか
- 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた経験があるか
- 支援が終わったあとに、自社で回せる形で引き渡してもらえるか
1. どの段階から頼むかを先に決める
最初にやることは、相談・試作・開発・定着のどの段階から頼むかを自社で決めることです。AIを使う業務がまだ見えていない会社と、作りたいものが決まっている会社では、合う支援会社が変わります。AIを入れたい業務と、使える予算の上限を書き出しておくと、問い合わせの段階で話が進みやすくなります。業務が決まっていない場合は、業務の整理から対応している会社を選ぶのがおすすめです。
AI導入支援で頼む段階を決めるときの確認項目
- AIを入れたい業務と、使える予算の上限を書き出す
- 相談・試作・開発・定着のうち、頼みたい段階を選ぶ
- 頼みたい段階を支援の対象にしているかを候補の会社に聞く
2. 既存のAIツールを使うのか、自社専用に作るのか
費用と期間は、既存の生成AIのサービスを使うか、自社専用のシステムを作るかで大きく変わります。文書の作成や要約、社内の質問への回答といった用途は、既存のサービスの設定で足りる場合があります。自社の製品に組み込む機能や、基幹システムと連携する仕組みは、開発が必要です。支援会社が扱うAIの種類と、クラウドの環境(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud など)が自社の環境と合うかも見ておくと安心です。AIエージェントを自社用に作る開発を頼むときはAIエージェント開発会社の費用とPoCから頼める会社で比べられます。
AI導入支援でツールと開発の範囲を見るときの確認項目
- 既存のサービスで足りる用途と、開発が必要な用途を自社で分ける
- 支援会社が扱っているAIの種類とクラウドの環境を聞く
- 今使っているシステムと連携できるかを聞く
3. 情報の扱いと、社内ルールづくりまで見てもらえるか
生成AIに入力した情報がAIの学習に使われるのか、どこに保管されるのかは、サービスによってルールが違います。社員が個人の判断で外部のAIサービスに社内の情報を入力すると、情報漏えいにつながるおそれがあります。会社として使う環境を用意し、入力して良い情報の範囲を利用ルールとして整備することが大事です。利用ルールの作成や、ハルシネーション(AIが事実と違う内容を答える現象)への対策まで支援しているかを聞いておくと、導入後の不安が減ります。
AI導入支援で情報の扱いを見るときの確認項目
- AIに入力して良い情報の範囲を自社で決める
- 入力した情報がAIの学習に使われるか、どこに保管されるかを聞く
- 利用ルールの作成まで支援の対象にしているかを聞く
4. 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた経験があるか
候補の会社の導入事例で見るのは、自社と近い規模の会社が、近い困りごとを相談しているかです。同じAI導入支援でも、基幹システムにAIを組み込む支援と、全社員が生成AIを使い始めるための支援では、進め方も費用も変わります。事例ページには依頼した会社の業種や従業員数が載っている場合があるので、自社に近い会社を探すのがおすすめです。近い事例が見つからないときは、同じ規模の会社を支援した経験があるかを問い合わせで聞くと確かめられます。6章では11社それぞれの事例を載せ、依頼した会社の発言が公開されている事例は原文のまま引用しました。
AI導入支援の事例を見るときの確認項目
- 候補の会社の事例ページを開いて、自社と近い業種と規模の事例を探す
- 事例の中で、支援会社がどの段階を担当したかを読む
- 近い事例が見つからなければ、同じ規模の会社の支援経験があるかを聞く
5. 支援が終わったあとに、自社で回せる形で引き渡してもらえるか
AIは導入したあとも、精度の調整や使い方の見直しを自社で続ける必要があります。支援会社が作ったプログラムやプロンプト(AIへの指示文)、手順書を自社が受け取れるかは、契約の内容次第です。ノウハウとソースコードを全て開示すると公式サイトで明記している会社もあります。社内の担当者を育てる研修や、導入後の定例の相談まで頼めるかを見ておくと、支援が終わったあとの体制を考えやすくなります。導入後に月額で定例の相談を受け続ける形はAI顧問の料金の決まり方と選び方で比較しています。
AI導入支援の引き渡しを見るときの確認項目
- 導入後に運用を担当する社内の担当者を選任する
- 作ったプログラム、プロンプト、手順書を受け取れるかを聞く
- 導入後の保守と、担当者向けの研修の内容を聞く

5. AI導入支援の比較表
11社の支援メニューと料金を1枚の表に並べました。各社が相談・試作・開発・定着のどの段階を掲げているかと、導入事例は、6章に1社ずつ載せています。
| サービス名 | 主な支援メニュー | 料金(公開分) |
|---|---|---|
| TISI(生成AI導入支援サービス) | 企画支援/PoC/システム開発/生成AIプラットフォーム/ガイドライン作成/教育 | 公式サイトでご確認ください |
| クラスメソッド(生成AI総合支援サービス) | クイックスタートプラン/伴走支援プラン/フルサポートプラン/生成AI環境構築サービス AI-Starter | AI-Starter 月額200,000円〜(税別) 最低利用期間6ヶ月 ※初期費用は別途見積もり ※3つのプランは公式サイトでご確認ください |
| cloudpack(生成 AI 導入・活用支援サービス) | PoC の実施検証/チャットボット開発/社内のナレッジ検索の高度化/通話内容のテキスト化と要約/生成 AI 活用基盤の構築 | 公式サイトでご確認ください |
| NOVEL | AI自動化ポテンシャル診断/AI導入支援(バーチャルAI推進室)/AI人材育成・研修 | AI自動化ポテンシャル診断 10万円(税別) ※導入支援は公式サイトでご確認ください |
| AVILEN | AI戦略コンサルティング/AIソリューション開発/AIエージェント/開発アドバイザリー | 公式サイトでご確認ください |
| ギブリー(MANA) | AIエージェント構築支援/GAIコンサルティング/X-GAI(専用環境構築)/AIトレーニング&アセスメント/Microsoft 365 Copilot活用支援・研修 | 公式サイトでご確認ください |
| メンバーズ | 生成AIによる業務改革支援(生成AI活用研修/業務プロセス改善診断/生成AI伴走型コンサルティング/プロンプト開発/企業専用の生成AI利用環境構築)/AI駆動開発伴走支援 | 公式サイトでご確認ください |
| グラファー(Graffer AI Solution) | Graffer AI Studio(法人版ChatGPT)/伴走支援・アドバイザリー/人材育成・研修/Graffer 業務特化AIエージェント | 業務特化AIエージェント 開発費50万円〜 月額2万円〜 ※AIモデルの利用量に応じた実費が別途必要 ※伴走支援は公式サイトでご確認ください |
| WEEL | AI導入コンサルティング/AIプロトタイプ開発/AIソリューション開発 | コンサルティング 800,000〜/月(3ヶ月〜) プロトタイプ開発 1,200,000〜1,600,000/月(2〜4ヶ月) ソリューション開発 個別見積(4ヶ月〜) ※金額は契約期間に応じて変わる |
| エクスプラザ(生成AI Partner) | PoCプラン/AXプラン/大規模開発/アプリケーション開発/AIエージェント構築 | 公式サイトでご確認ください |
| キカガク | AI活用企画/PoC・AI開発/人材育成(内製化)/生成AI活用アイデアソン | 公式サイトでご確認ください |
料金は、頼む段階と作るものの範囲が会社ごとに違います。金額だけで比べず、同じ段階と範囲で見積もりを取って比べるのがおすすめです。
6. AI導入支援のおすすめ11選
ここからは1社ずつ紹介します。各社の説明のあとに、その会社に依頼した会社の導入事例を、公式サイトから出典つきで載せました。依頼した会社の発言が公開されている事例は、原文のまま引用しています。
TISI(生成AI導入支援サービス)

| 運営会社 | TISI株式会社(東京都新宿区、2008年設立。2026年7月にTIS株式会社から商号変更) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | 企画支援/PoC/システム開発/生成AIプラットフォーム/ガイドライン作成/教育 |
| 頼める段階 | 相談(企画支援)/試作(PoC)/開発(システム開発)/定着(ガイドライン作成、教育) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
生成AI導入支援サービスは、TISI株式会社が運営する生成AIの導入支援サービスです。公式サイトは「生成AIがあなたの業務パートナーに」と掲げ、「企画からシステム実装・運用まで一気通貫でご支援いたします」と紹介しています。
サービスメニューは、企画支援、PoC、システム開発、生成AIプラットフォーム、ガイドライン作成、教育の6つです。企画支援では生成AIの活用例の紹介と実現性の判断を行い、PoCでは実際の業務データを使った実証実験を行うと記載されています。扱う生成AIとして、Azure OpenAI Service、Google Cloud Vertex AI、Amazon Bedrock が挙げられています。
導入事例:西日本旅客鉄道株式会社(モビリティ業、大阪府)
JR西日本のシステムマネジメント部は、交通系アプリの事業者などに運行情報を提供するためのAPI(システム同士がデータをやり取りするための窓口)の共通基盤を運用しています。基盤にAPIを登録するときに必要な「API定義ファイル」は、数百行を決まった書式で正確に書く必要があり、作成する側と確認する側のやり取りが何度も発生していました。完成までに1か月近くかかることもあり、TISIから提案を受けて、生成AIで定義ファイルの作成と確認を支援するツールの試作に進んでいます。
精度だけでなく、作業時間の短縮効果も絶大でした。従来は、修正作業に1~2時間、レビュー作業には3時間以上を要することもありました。本ツールを使うことで、修正作業は約30分、レビュー作業も数分から数十分程度まで短縮でき、人間による最終確認を含めても大幅に効率化できています。作成側・受領側ともに本ツールでチェックを行うことで、不備による差し戻しのラリーが削減され、有効性を確認できました。この結果を踏まえ、現在は本番運用を開始しています。
決まった書式の文書を作って確認する作業に時間がかかり、差し戻しが多く発生している会社に合うかもしれません。
クラスメソッド(生成AI総合支援サービス)

| 運営会社 | クラスメソッド株式会社(東京都港区、2004年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | クイックスタートプラン/伴走支援プラン/フルサポートプラン/生成AI環境構築サービス AI-Starter |
| 頼める段階 | 相談(導入相談)/試作(PoC環境の構築)/開発(システム構築、環境構築)/定着(教育研修、内製化支援) |
| 料金 | AI-Starter 月額200,000円〜(税別)。最低利用期間6ヶ月、初期費用は別途見積もり。生成AI総合支援サービスの3プランは公式サイトでご確認ください |
生成AI総合支援サービスは、クラスメソッド株式会社が運営する生成AIの導入支援サービスです。公式サイトは「コンサルティングからシステム構築後の運用保守代行まで、生成AI活用を総合的に支援します。」と掲げています。対象の会社については「業界・規模問わず」と記載されています。
支援のプランは3つです。クイックスタートプランは最短1週間でPoC環境を構築し、伴走支援プランは週次の技術相談会と設計・実装のレビューを行い、フルサポートプランは要件定義から運用までを支援すると紹介しています。全社で生成AIを使う環境を提供するAI-Starterは、ヒアリングから全社展開まで最短2週間と明記しています。
導入事例:CalTa株式会社(IT・インターネット、運輸・物流)
CalTaは、インフラの領域に特化したデジタルツイン(現実の設備や地形をデジタル上に再現したもの)のサービス「TRANCITY」を提供する会社です。機能の追加を重ねて画面が複雑になり、生成AIの機能を設けたくても社内にノウハウが不足していました。クラスメソッドへ現状の分析を依頼し、画面の刷新と生成AIの実装を経て、2026年3月に新しいバージョンを公開しています。
新機能の開発では、クラスメソッドが持つ生成AIの知見をフルに活用していただきました。たとえば生成AIの選定では、クラスメソッドにさまざまなモデルで検証を行ってもらい、精度や反応速度、コストなどを総合的に判断した結果、Claudeを採用しています。さらに、ClaudeをAmazon Bedrock経由で利用することで、データをAWS環境内で管理し外部サービスとのやりとりを避けられることも、Claudeの採用を後押しする大きな要因となりました
新しく加わったメンバーからも『ヘルプが充実していて助かる』という声が挙がっています。まずチャットボットに聞けば使い方がひととおり分かる状態になり、オンボーディングの負担が確実に減りました
自社のサービスに生成AIの機能を入れたいが、どのAIを選ぶかの検証から頼みたい会社に向いています。
cloudpack(生成 AI 導入・活用支援サービス)

| 運営会社 | KDDIアイレット株式会社(東京都港区、2003年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | PoC の実施検証/チャットボット開発/社内のナレッジ検索の高度化/通話内容のテキスト化と要約/生成 AI 活用基盤の構築 |
| 頼める段階 | 相談(検討)/試作(検証)/開発(システム開発)/定着(教育支援、継続開発、保守) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
生成 AI 導入・活用支援サービスは、KDDIアイレット株式会社がクラウド支援サービス「cloudpack」の中で提供している生成AIの導入支援サービスです。公式サイトは、「導入までの進め方がわからない」「AI に詳しい人材がいない」といった悩みを挙げ、「様々な生成 AI のユースケースから、最適なソリューションをご提案いたします。」と打ち出されています。
導入の流れは、検討、システム開発、検証、本番導入の4段階です。本番導入の段階には教育支援、継続開発、保守が含まれると記載されています。AWS、Google Cloud、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)のそれぞれに、生成AIの導入支援サービスを用意しています。
導入事例:株式会社電通デジタル
電通デジタルは、顧客であるトヨタ・コニック・プロ株式会社の動画の制作と編集の課題に対して、AIツールを試験的に導入するプロジェクトを進めていました。AI動画編集ツールの試作を進めるにあたり、Google Cloud の上に実行環境を構築できる技術パートナーが必要でした。生成AIが作ったコンテンツに著作権や肖像権の侵害のリスクがないかも、懸念の1つでした。
事例では、KDDIアイレットがトヨタ・コニック・プロの Google Cloud 環境にAI動画編集ツールの試作の実行環境を構築し、検証を始められる状態にしたと公開しています。エンジニアではない担当者も作業できるように、画面キャプチャつきの手順書も作成しています。英語だけだったツールの画面の文言を日本語にしたことも紹介されています(出典 cloudpack 導入事例、2026年10月8日確認)。
試したいAIツールは決まっていて、自社のクラウド環境で安全に検証する準備を頼みたい会社に合うかもしれません。
NOVEL

| 運営会社 | NOVEL株式会社(東京都中央区、2019年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | AI自動化ポテンシャル診断/AI導入支援(バーチャルAI推進室)/AI人材育成・研修 |
| 頼める段階 | 相談(AI自動化ポテンシャル診断)/開発(実装)/定着(研修と伴走) |
| 料金 | AI自動化ポテンシャル診断 10万円(税別)。診断後に導入支援を契約した場合は診断料金が無料。導入支援と研修は公式サイトでご確認ください |
NOVELは、NOVEL株式会社が運営するAI導入の支援サービスです。公式サイトは「データを整えて、AIが動く現場を作る。」と掲げています。実績については「上場企業から中小企業まで60社以上のAI導入支援」と記載されています。
入口になるのは、AI自動化ポテンシャル診断です。エンジニア兼コンサルタントが3回のヒアリングで業務を分析し、どの業務をどう自動化すればどのくらい削減できるかを、1週間でレポートにまとめると明記しています。診断で見つかった課題は、そのまま導入のプロジェクトとして実装まで支援できると打ち出されています。
導入事例:出版社・メディア企業
依頼した会社は、記事のデータをもとにSNSの広告文を作る業務で、人手が不足していました。担当者によって文章の品質に差があり、広告文の作成に時間がかかって、制作の本数を増やしにくい状況だったと紹介されています。
事例では、記事の内容を自動で読み込み、自社らしい文体の広告文を生成するAIワークフローを構築したと公開しています。制作工数の削減と品質の平準化を実現したことも紹介されています(出典 NOVEL 導入事例、2026年10月8日確認)。
文章を作る業務が特定の担当者に集中していて、品質をそろえながら本数を増やしたい会社は、検討してみる価値があります。
AVILEN

| 運営会社 | 株式会社AVILEN(東京都中央区) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | AI戦略コンサルティング/AIソリューション開発/AIエージェント/開発アドバイザリー |
| 頼める段階 | 相談(AI戦略コンサルティング)/開発(AIソリューション開発)/定着(実行支援と変革マネジメント)。自社で開発するチーム向けの開発アドバイザリーには、PoCの工程の支援が含まれる |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
AVILENは、株式会社AVILENが運営するAIの開発と導入の支援サービスです。AIソリューション開発のページは「先端AI技術を応用したソフトウェアの開発とシステム実装」と掲げ、「PoCにとどまらず、業務活用を前提としたAIシステムを開発・実装します」と明記しています。
支援の流れは、ヒアリング・課題整理、要件定義・設計、AI開発・実装、実行支援と変革マネジメントの4段階です。自社でAIを開発するチームには、質問対応やコードレビューで支える開発アドバイザリーも用意しています。
導入事例:総合電機メーカーのシステム開発部門(製造業)
依頼した総合電機メーカーのシステム開発部門では、週報が実施した作業の羅列になり、計画との差やリスクが埋もれてしまう課題がありました。
事例では、週報を作成するAIエージェントを導入し、週報の作成工数を80%削減したと公開しています。計画と実績を並べる形式で情報が整理され、プロジェクトの責任者が進み具合の差とリスクを把握しやすくなったことも紹介されています(出典 AVILEN 導入事例、2026年10月8日確認)。
報告書の作成に時間がかかり、進み具合の把握が担当者ごとの書き方に左右されている開発部門に向いています。
ギブリー(MANA)

| 運営会社 | 株式会社ギブリー(東京都渋谷区、2009年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | 生成AI活用プラットフォーム MANA Studio/プロフェッショナルサービス(AIエージェント構築支援/GAIコンサルティング/X-GAI(専用環境構築)/AIトレーニング&アセスメント/Microsoft 365 Copilot活用支援・研修) |
| 頼める段階 | 相談(戦略・企画支援)/開発(開発・基盤構築支援)/定着(実行・運用支援、人材育成支援) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
MANAは、株式会社ギブリーが運営する生成AIの活用支援サービスです。生成AI活用プラットフォームの MANA Studio と、導入と活用を支援するプロフェッショナルサービスがあります。プロフェッショナルサービスのページは「企業における生成AI活用の戦略策定から活用促進までワンストップでご提供。」と掲げています。プロジェクトの目的の整理と業務の棚卸しから、企業専用環境の構築、活用支援、プロンプトの研修まで伴走すると紹介しています。
GAIコンサルティングの進め方は、4つの段階で公開されています。役員・マネージャー向けの研修(1ヶ月程度)、業務の棚卸しと独自プロンプトの作成代行(1〜2ヶ月程度)、ハンズオンでのプロンプト開発支援(3〜6ヶ月程度)、経営幹部への活動報告(1ヶ月)の順です。プロフェッショナルサービスは、ラボ型(人月での準委任契約)のモデルで提供すると明記しています。
導入事例:学校法人 上智学院(大学)
上智大学では、学内の重要なお知らせが日本語だけで出され、英語版が出るまでに数か月かかることがありました。職員の業務は文書や帳票のやり取りが多く、各部署から集めた数十万文字の資料を整理する作業も発生していました。Microsoft の Copilot に加えて、ギブリーの生成AI環境「MANA」を併用し、技術面のサポートを受けています。
重要なお知らせが出るたびに、日本語しかない状態が続いていました。英語版をお願いしても、出てくるまでに数か月、ひどいと半年ぐらいかかることもありました。
英語での情報提供がオンタイムで行われるようになったことで、教職員からの『英語版がない』という問い合わせが激減しました。
文書のやり取りが多く、部署ごとに使い方の違う職員へ生成AIを広げたい組織に合うかもしれません。
メンバーズ

| 運営会社 | 株式会社メンバーズ(東京都中央区、1995年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | 生成AIによる業務改革支援(生成AI活用研修/業務プロセス改善診断/生成AI伴走型コンサルティング/プロンプト開発/企業専用の生成AI利用環境構築)/AI駆動開発伴走支援 |
| 頼める段階 | 相談(業務プロセス改善診断)/試作(MVPの構築)/開発(生成AI利用環境構築)/定着(研修、伴走型コンサルティング) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
メンバーズは、生成AIによる業務改革支援と、AI駆動開発伴走支援を提供しています。生成AIによる業務改革支援のページは「ツールの導入だけではなく、その後の利活用フェーズまで伴走型で支援し、DX現場の生産性を向上します。」と紹介しています。20以上の業界、1,000社以上の現場を支援した知見をもとに内製化を支援すると記載されています。
生成AIによる業務改革支援のステップは、啓蒙、仕分け、仕組み化の3つです。仕分けでは、ヒアリング、業務ドキュメントの分析、現場調査で業務の現状を調べ、生成AIを使う領域を特定します。仕組み化では、MVP(必要最小限の機能を持つ試作品)を構築して現場に展開すると明記しています。
導入事例:株式会社日テレWands(広告・情報通信サービス)
日テレWandsは、日本テレビとグループ会社のDX支援を担う会社です。中期経営計画で生成AIの全社推進を掲げましたが、当時は社内にAIの知見が十分になく、自社だけで進めることに限界を感じていました。メンバーズと、生成AIで取り組むテーマ探しから始め、過去の膨大な動画から特定の場面を探すための動画検索の仕組みを試作しています。公式サイトでは、AI駆動開発伴走支援の事例として紹介されています。
最初はMiroというオンラインホワイトボードを使って、とにかくアイデアを発散しました。思い浮かぶものを何個も出し合い、そこにかなりの力と時間を割きましたね。プロジェクトの初期段階からしっかりレールを敷いてもらえたことで、手探りで進むのではなく、進むべき方向が見えた状態でプロジェクトに参加できたんです。
その上で、発散したアイデアの整理とアクションプランを策定してもらい、それを実行する。この一連のサイクルを毎週繰り返しました。
生成AIで取り組むテーマがまだ決まっておらず、アイデア出しの段階から一緒に進めたい会社におすすめです。
グラファー(Graffer AI Solution)

| 運営会社 | 株式会社グラファー(東京都渋谷区、2017年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | Graffer AI Studio(法人版ChatGPT)/伴走支援・アドバイザリー/人材育成・研修/Graffer 業務特化AIエージェント |
| 頼める段階 | 相談(ツール選定、ロードマップの作成)/試作(PoC)/開発(業務特化AIエージェント)/定着(利用ガイドラインの策定、研修、利用状況の分析) |
| 料金 | 業務特化AIエージェント 開発費50万円〜、月額2万円〜(AIモデルの利用量に応じた実費が別途必要。50万円からの開発は、対応範囲を絞ったシンプルな機能の場合)。伴走支援と Graffer AI Studio は公式サイトでご確認ください |
Graffer AI Solutionは、株式会社グラファーが運営する生成AIの活用支援サービスです。公式サイトは「生成AIの導入から活用まで」と掲げ、生成AIを「現場で使える成果」に変えるための伴走パートナーだと紹介しています。200以上の自治体のDXを支援した知見があると記載されています。
伴走支援の段階は3つです。導入前・導入サポートでは、ツールの選定、利用ガイドラインと運用ポリシーの策定、半年〜1年先のロードマップの作成を行います。利用定着支援では研修と利用状況の分析を、利用拡大支援では事例共有会と業務改善の支援を行うと公開しています。
導入事例:株式会社熊平製作所(セキュリティ機器の開発・製造)
熊平製作所は、金庫や入退室管理などのセキュリティ機器を開発・製造する、従業員474名の会社です。ChatGPTが登場したあと、開発部門で自発的な活用が始まりましたが、情報漏えいのリスクがあり、会社として安全に使える環境を整える必要がありました。費用対効果が見えない段階だったため、小さく始めて試す方針で Graffer AI Solution を採用しています。事例では、導入から1年で利用率が25%から50%に向上したと公開しています。
導入当初は「生成AIとは何?」「生成AIに書かせるのではなく自分でプログラムを書けばいいのでは?」といった懐疑的な声も少なからずありました。それが今では、何か課題があると「生成AIを使えばよいのではないか」という会話がごく自然に出てくるようになりました。生成AIに限らず幅広いテーマで実施している改善活動の報告会でも、生成AIを活用した改善事例を発表するチームが複数出てくるなど、具体的な変化が生まれています。生成AIを使うことへの心理的な抵抗感がなくなり、積極的に活用して成果を上げようというポジティブな文化が醸成されてきたと感じています。
全社員が安全に使える環境を用意し、小さく始めてから利用を広げたい会社に合うかもしれません。
WEEL

| 運営会社 | 株式会社WEEL(東京都中央区、2017年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | AI導入コンサルティング/AIプロトタイプ開発/AIソリューション開発 |
| 頼める段階 | 相談(AI導入コンサルティング)/試作(AIプロトタイプ開発)/開発(AIソリューション開発)/定着(AI活用法研修、AIツール運用支援) |
| 料金 | コンサルティング 800,000〜/月(期間3ヶ月〜)/プロトタイプ開発 1,200,000〜1,600,000/月(期間2〜4ヶ月)/ソリューション開発 個別見積(期間4ヶ月〜)。コンサルティングとプロトタイプ開発は月額費用の表示で、契約期間に応じて金額が変わる |
WEELは、株式会社WEELが運営する生成AIのコンサルティングと開発のサービスです。公式サイトは「業務・新規事業を生成AIで構築」と掲げています。コンサルティングと開発で生じたノウハウやソースコードは全て公開すると明記していて、内製化していきたい、AI人材を育てたいというニーズに対応すると紹介しています。
サービスは3つです。AI導入コンサルティングは、社内のAI基礎教育、AIツールの導入と運用の支援、AI活用のリスク対策を行います。AIプロトタイプ開発は事業に使えるかを検証するための試作を、AIソリューション開発は生成AIを搭載したWebやアプリの構築を行うと記載されています。
導入事例:マニュアル作成のサービスを提供する会社(IT・技術、101〜300人)
依頼した会社は、マニュアルの作成代行のサービスを提供していました。顧客の側で、外注に頼らず自社で編集できる仕組みを求める声が高まり、顧客が自分で簡単に編集できるサービスへ変える必要がありました。WEELは、人がマニュアルを作る業務の流れを分解し、本文の作成をAIが担うプロトタイプを開発しています。
今回の検証では、生成AIツールを活用することで最大50%程度の工数削減効果が期待できることが分かりました。
自社のサービスに生成AIを組み込めるかを、予算に合わせた試作で確かめたい会社に向いています。
エクスプラザ(生成AI Partner)

| 運営会社 | 株式会社エクスプラザ(東京都港区、2020年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | PoCプラン/AXプラン/大規模開発 |
| 頼める段階 | 相談(AXプラン)/試作(PoCプラン)/開発(AIプロダクトの開発)/定着(運用、導入後のチューニング) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
生成AI Partnerは、株式会社エクスプラザが運営する、AIプロダクトの開発と生成AIの活用の支援サービスです。公式サイトは「価値ある生成AIのプロダクト開発・社会実装」と掲げ、「AIプロダクトの開発から運用、導入後のチューニングまで一貫してサポートします。」と紹介しています。30件以上のPoCと20件以上の本開発の実績があると記載されています。
プランは、PoCプランとAXプランの2つです。PoCプランは短期間の技術検証とデモの提供を行い、AXプランはコンサルティングとワークショップを行うと打ち出されています。このほかに大規模開発のメニューもあります。業種については「多様な業界・業種に対し、生成AIのビジネス活用を支援しています。」との記載です。
導入事例:ピー・シー・エー株式会社(会計ソフトや業務システム開発)
PCAは、会計をはじめ20以上の基幹業務向けのサービスを展開する会社です。サービスを横断して扱えるエージェントシステムの構築を構想していましたが、いきなり大規模に始めるリスクを避け、問い合わせ用チャットボットに登録する質問と回答の整備から着手しました。エクスプラザと、マニュアルから質問と回答の候補を大量に生成するツールを共同で開発しています。
PoCのおかげで「生成AIにどんな情報をどう与えると有用なQ&Aが得られるか」がかなり見えてきました。ハルシネーションが起こりやすいケースの理解も進み、品質向上の糸口がつかめています。
大きな構想はあるが、まずは範囲を絞った試作で生成AIの使いどころを確かめたい会社は、参考にしてみてください。
キカガク

| 運営会社 | 株式会社キカガク(東京都渋谷区、2017年設立) |
|---|---|
| 主な支援メニュー | AI活用企画/PoC・AI開発/人材育成(内製化)/生成AI活用アイデアソン |
| 頼める段階 | 相談(AI活用企画)/試作(PoC)/開発(生成AIシステム開発)/定着(人材育成、内製化支援) |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
キカガクは、株式会社キカガクが運営するAIの導入と人材育成の支援サービスです。公式サイトは「AI導入と人材育成を同時に実現。」と掲げています。AI導入の企画から開発、人材育成まで一気通貫で支援すると紹介しています。
支援の柱は、コンサルタントによるAI活用企画、データサイエンティストによるPoCとAI開発、講師による人材育成の3つです。AI活用企画では、課題の整理、解決策の検討、PoCの設計を行います。生成AIについては、RAG(社内の文書を検索して、その内容をもとにAIが答える仕組み)のPoCをはじめ、生成AIのPoCとシステム開発を行うと記載されています。
導入事例:運輸業の会社(従業員数5000名以上)
依頼した運輸業の会社では、人事部門が各部署からの問い合わせへの回答に多くの時間をかけていました。人事や契約・調達に関する文書が多数あり、情報の検索に時間がかかっていたと紹介されています。
事例では、質問に対して社内文書を参照して回答するAIシステムを開発して検証し、生成AIの回答精度90%を達成したと公開しています。この結果を踏まえて、全社員向けの社内チャットボットの開発が決まったことも紹介されています(出典 キカガク 導入事例、2026年10月8日確認)。
社内の規程や文書への問い合わせが特定の部門に集中していて、試作で精度を確かめてから全社に広げたい会社に合うかもしれません。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. AI導入支援のメリットと注意点
AI導入支援のメリットは、取り組むテーマ探しから社内への定着までを、経験のある会社と一緒に進められることです。頼んだ会社の声から見えるメリットと、契約前に決めておきたい注意点を整理しました。
AI導入支援のメリット
- 取り組むテーマ探しから一緒に進められます。生成AIで何ができるかが分からない段階から、アイデアの整理と実行の計画づくりを毎週繰り返して、試作するテーマを固めた会社があります。
- 自社に合うAIを検証して選べます。複数のAIモデルを支援会社が検証し、精度、反応の速さ、コストを比べたうえで採用するモデルを決めた事例があります。
- 文書の作成と確認にかかる時間が短くなります。1〜2時間かかっていた修正作業が約30分になった会社があります。
- 社内で生成AIを使う人が増えます。全社員向けの研修と利用環境の整備を進め、利用率が導入当初の25%から1年後に50%になった会社があります。
具体例は、6章「AI導入支援のおすすめ11選」の各社の事例にまとめています。
AI導入支援の注意点
AI導入支援を始めるときには、気をつける点や、思っていたのと違った、という場面も出てきます。契約前に決めておきたい点を挙げます。
- 試作の次に進む基準を先に決めておくことが大事です。精度や削減できる時間の目標を数値で設定しておくと、試作の結果を見て本番の開発に進むかを判断しやすくなります。
- 社内の担当者の時間が必要です。業務の説明やデータの準備、試作の評価は自社の社員が行うため、通常の業務と並行して使える時間を確保しておくと安心です。
- 契約の形と期間は会社によってルールが違います。作業した時間に対して費用を払う準委任契約か、完成したものに対して払う請負契約かで、費用の決まり方が変わるため、最低の利用期間とあわせて確認が必要です。
- 作ったプログラムやプロンプトの扱いを決めておくとスムーズです。支援が終わったあとに自社で修正できるように、受け取れるものの範囲を契約のときに言語化して並べておくのがおすすめです。
- AIの回答は正しくない場合もあります。人が確認する工程をどこに置くかを、試作の段階で支援会社と決めておくことが大事です。
8. AI導入支援を頼むときの流れ
AI導入支援を頼むときは、次の6段階で進みます。公開されている例では、相談と伴走のコンサルティングが3か月から、試作の開発が2〜4か月という期間が示されています。
- 自社の業務を棚卸しして、AIを使う対象を絞る:時間がかかっている繰り返しの作業を書き出し、月の件数とかかっている時間を数えます。
- 支援会社に問い合わせて相談する:業務の内容、困っていること、予算の上限を伝えます。初回の相談を無料にしている会社もあります。
- 提案と見積もりを比べて契約する:頼む段階と作るものの範囲をそろえて、2〜3社の見積もりを比べます。契約の段階で、契約の期間と解約の条件、作ったプログラムと預けたデータの扱いを決めます。
- 試作(PoC)で効果を確かめる:実際の業務のデータを使い、精度と削減できる時間を測ります。支援会社に渡すマニュアルや過去のデータ、業務の手順書は、この段階までに準備します。
- 本番のシステムを開発して導入する:試作の結果をもとに、使う範囲と機能を決めて開発します。既存のサービスを使う場合は、設定と利用ルールの整備が中心です。
- 社内に展開して定着させる:研修と利用状況の確認を続け、使われていない部署には使い方の例を共有します。精度の調整と機能の追加は、導入後も続きます。
全社で使う生成AIの環境は、ヒアリングから全社展開まで最短2週間と明記しているサービスもあります。対象の業務を絞って小さく始め、効果を確かめてから範囲を広げる進め方がおすすめです。
9. AI導入支援に関するよくある質問
AI導入支援の費用相場はいくらですか
構想の段階の相談で40万〜200万円、試作(PoC)で100万円〜数百万円が目安です。導入後の運用と保守は月額5万〜20万円です。開発の費用は作るものの規模で変わります。頼む段階と範囲をそろえて、複数の会社から見積もりを取ると比べやすくなります。月額と一括の見積もりを総額で比べる方法は、工程別の費用の目安にまとめています。
AI導入は何から始めればよいですか
自社の業務を棚卸しして、AIを使う対象の業務を絞ることから始めます。時間がかかっている繰り返しの作業を書き出し、効果を測りやすい業務を選んで小さく試すのがおすすめです。業務の整理から対応している支援会社に、相談の段階から頼む方法もあります。棚卸しの進め方と、AIを入れても人に残る作業は、AIの業務効率化は何から始めるかで解説しています。
AI導入支援に補助金は使えますか
使える場合があります。中小企業がAIを含むITツールを導入するときは、国の「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧IT導入補助金)が候補です。通常枠の補助率は1/2以内(条件を満たす場合は2/3以内)、補助額は5万円以上450万円以下です。対象は事務局に登録されたITツールのため、導入するツールが登録されているかと、申請の締切を先に確認しておくと安心できます。
中小企業でもAI導入支援を頼めますか
頼めます。業界や規模を問わず相談に対応すると公式サイトで明記している会社や、中小企業の支援実績を掲げている会社があります。全社員が生成AIを使う環境の用意や、業務の診断といった範囲を絞った支援から始めると、費用を抑えやすいです。
AI導入支援は、導入までどのくらいの期間がかかりますか
期間は、頼む段階と作るものの規模で変わります。公開されている例では、相談と伴走のコンサルティングが3か月から、試作の開発が2〜4か月という期間が示されています。全社で使う生成AIの環境の用意は、最短2週間と明記しているサービスもあります。
10. まとめ
AI導入支援は、自社の業務でAIを使えるようになるまでを、相談・試作・開発・社内への定着の4つの段階で専門の会社が伴走するサービスです。費用は構想の段階で40万〜200万円、試作で100万円〜数百万円が目安で、開発の費用は作るものの規模で変わります。
支援会社を選ぶときは、どの段階から頼むか、既存のツールを使うのか自社専用に作るのか、支援が終わったあとに自社で回せる形で残るかの3つを先に整理しましょう。
自社と近い状況の会社を支援した事例がある会社を2〜3社選び、同じ段階と範囲で見積もりを比べてみてください。
