AI研修おすすめ14選【2026年】助成金と研修の種類・選び方

この記事を読むと分かること
「生成AIのツールは入れたのに、使っている社員が一部に限られている」。
「社内だけでは、誰に何をどこまで教えればいいのか分からない」。
「研修をしても、受けて終わりで実務につながらない」。
AI研修を探し始めるきっかけは、このような悩みから始まることが多いです。
AI研修を導入すると、社員が日々の業務で生成AIを使いこなし、仕事の進め方そのものを見直せる体制が目指せます。
しかし、「そもそもどの生成AIを使えばいいか分からない」「どの研修会社に何を頼めばいいのか分からない」「助成金がどこまで使えるのか見当がつかない」という迷いも出てきます。
この記事では、編集部が公式サイトに導入事例を公開しているAI研修14社を、「どんな状況の会社を支援しているか」の観点も含めて、掲載しました。
AI研修を依頼したあとの会社を見ると、次のような成果につながった事例もありました。
- 生成AIを毎日使う社員が増え、使うことが当たり前の職場になった
- 集計や確認の作業にかかっていた時間が、大きく減った
- 社員が自分でAIを使った仕組みを作り、社内に広げる役を担うようになった
ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例か利用者の声を公開していて、そこから業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、AI研修の事例を公開していて、お客さんの課題や導入の背景が分かる会社を中心に選んでいます。
料金は公式サイトに金額が書いてある場合に転記し、公開されていない会社は「見積もり」としました。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。本記事には有料掲載企業が含まれる場合があり、該当する会社にはブロックの冒頭にPRと表記します(2026年9月時点で該当なし)。
2. AI研修(生成AI研修)とは
AI研修とは、社員が生成AIなどのAIを業務で使えるようになるために、研修会社が講義と演習を行う法人向けの教育サービスです。生成AIの使い方に絞ったものは生成AI研修とも呼ばれます。全社員のリテラシーを底上げする入門から、AIを使った仕組みを社内で作れる人材の育成まで、対象と深さに幅があります。ここでは、学べる内容と研修の形式、似た言葉との違いを短く整理しました。研修のほかに導入や業務の代行も含めて考えたい場合は、AIコンサルティングで頼める中身と会社の比較で確認できます。ChatGPTの使い方に絞った研修を受けている会社は、ChatGPT研修のおすすめ6選で比較しています。
AI研修で学べる内容(対象者別)
学ぶ内容は、受ける人の立場で大きく変わります。今回比較した14社の多くも、対象者ごとに講座を分けています。
- 全社員向け:生成AIの基本的な使い方、プロンプトの書き方、情報漏えいや著作権などの注意点
- 管理職向け:部署の業務のどこにAIを使うかの見極め、部下の活用を進めるルール作り
- 経営層向け:AIを前提にした経営判断や投資判断、社内への広げ方
- エンジニア・専門職向け:AIエージェントや社内データを使った仕組みの開発、機械学習の実装
まず「誰に、何をできるようにしたいか」を決めてから、各社の講座の並びを見るのがおすすめです。
AI研修の形式
同じ内容でも、形式によって向いている場面が変わります。
| 形式 | 進め方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 集合研修(対面・講師派遣) | 講師が会場や自社に来て、1日〜数日で講義と演習を行う | 部署単位で一度に学び、その場で質問したい場面 |
| オンラインライブ研修 | 講師の講義をリアルタイムで受け、画面越しに演習と質問をする | 拠点が分かれている会社で、同じ内容を一斉に受けたい場面 |
| eラーニング | 動画の講座を、社員それぞれが空いた時間に受ける | 全社員の基礎をそろえたい場面や、研修後の復習 |
| ハンズオン・伴走型 | 自社の業務を題材に作業しながら学び、研修後も講師が数ヶ月付き添う | 学んだことを実際の業務改善まで持っていきたい場面 |
集合研修やライブ研修で熱量を上げ、eラーニングで定着させるように、形式を組み合わせる会社も多いです。
AIコンサル・AI導入支援、個人向けAIスクールとの違い
「誰のために、何をするか」で違いを整理しました。
| 言葉 | 主にやること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| AIコンサル・AI導入支援 | AIをどの業務にどう入れるかを設計し、導入や開発まで外部が進める | 仕組みそのものを外部と一緒に作りたい場面 |
| 個人向けAIスクール | 個人が自分で申し込み、自分のペースで学ぶ | 社員の自主的な学び直しを後押ししたい場面 |
| AI研修 | 会社が社員のために研修を組み、社員が業務で使えるようにする | 社員の力で社内のAI活用を進めたい場面。本記事の対象 |
研修会社の中には、研修のあとにAI導入支援や開発まで続けて対応している会社もあります。研修で終えるか、仕組み作りまで頼むかを依頼の前に決めておくと、相談の内容がぶれません。学ぶ内容と、対象者ごとに変わる研修の中身は、生成AI研修とはで解説しています。研修が本業の会社、AI開発の会社、eラーニングの会社など、頼み先の種類ごとの違いは、AI研修を頼める会社の種類にまとめました。
3. AI研修の料金相場
AI研修の料金は、研修の形式、受ける人数と時間、内容をどこまで自社の業務に合わせるかで決まります。金額の出し方が形式ごとに違うため、ここでは料金の決まり方と、助成金を使ったときの考え方を整理しました。各社の公開料金は、5章「AI研修の比較表」にまとめています。
料金が何で決まるか
eラーニングは、1人(1ID)あたりの月額や年額で決まるのが基本で、人数が増えるほど1人あたりの単価が下がる料金表を出しているサービスもあります。講師が登壇する研修は、1回あたりや1時間あたり、受講者1人あたりで見積もる形が中心です。自社の業務に合わせて演習を作り込む研修や、研修後に数ヶ月の伴走が付く研修は、対象人数と期間、支援の範囲を決めてから見積もりになります。同じ「AI研修」でも中身の幅が広いので、候補の会社には同じ条件(対象者、人数、時間、形式、研修後の支援)で見積もりを出すのがおすすめです。
助成金を使うと費用はどう変わるか
AI研修で使える助成金の代表が、厚生労働省の人材開発支援助成金です。事業展開等リスキリング支援コースでは、研修にかかった経費の中小企業で75%、大企業で60%が助成されます。研修時間中の賃金も、1人1時間あたり中小企業で1,000円、大企業で500円が助成されます。経費助成には受講者1人あたりの上限があり、研修時間が10時間以上100時間未満なら中小企業で30万円、大企業で20万円です。eラーニングや通信制の研修は経費助成だけで、上限は中小企業で15万円、大企業で10万円です。たとえば中小企業が1人30万円の研修(10時間以上100時間未満)を受けた場合、経費として22.5万円が助成されます。
2026年8月3日からは、対象になる研修が絞られました。職種を問わず共通して必要になる内容の研修は、対象外です。厚生労働省は、対象になる例に「生成AIを活用して商品提案書の構成案作成、文章生成、修正方法を学ぶ営業担当者向けの訓練」を挙げています。対象外の例は「生成AIを利用するために汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練」です。eラーニングで助成を受けられるのも、同じ社員につき年度1回までになりました。対象になる研修の条件と申請の期限はAI研修の助成金の条件と申請期限で確認できます。
申請は、研修開始日の6か月前から1か月前までに、計画届を管轄の労働局に出すところから始まります。助成金を使うなら、見積もりの段階で「受講する社員の業務に直結した内容か」「計画届に間に合う日程か」を研修会社と一緒に確認することが大事です。制度の詳細は厚生労働省の人材開発支援助成金のページにあります。人数別に総額で比べた目安と、14社の公開料金は、AI研修の費用相場にまとめています。
4. AI研修の選び方
AI研修選びで契約前に見る点は5つです。依頼した会社の事例と各社の公開情報を読み比べて整理しました。
1. 誰に、何をできるようにしたいかを先に決める
最初に決めるのは、研修会社ではなく研修のゴールです。「全社員が生成AIを怖がらずに使えるようにしたい」のか、「各部署に1人、業務の自動化を進められる人を育てたい」のかで、対象者も講座も形式も変わります。ゴールが具体的なほど、各社の講座と見比べやすく、研修後に「思っていたのと違う」という食い違いも減ります。社長や上司から任された場合は、まず「研修のあと、誰がどんな状態になっていれば成功か」を1行で書き出すのが近道です。
AI研修のゴールを決めるときの確認項目
- 研修のあと、誰がどんな状態になっていれば成功かを1行で書き出す
- 対象者を全社員、管理職、推進役、エンジニアのどこにするかを決める
- ゴールに合う講座と研修時間を、候補の会社に聞く
2. 社員のレベルに合う講座と形式があるか
同じ部署の中でも、生成AIを毎日使っている人と、一度も触ったことがない人が混ざっていることは珍しくありません。入門だけの研修では使っている人が退屈し、応用だけでは初めての人が置いていかれがちです。レベル別に講座が分かれているか、事前のアセスメントで振り分けられるかは、研修の満足度を左右します。形式も、拠点が分かれているならオンライン、その場で質問し合いたいなら集合研修と、社内の事情で選ぶとギャップが無くなります。
AI研修のレベルと形式を見るときの確認項目
- 対象者の今の使い方を、簡単なアンケートで把握する
- レベル別の講座や、事前のアセスメントがあるかを聞く
- 集合、オンラインライブ、eラーニングのどれで受けられるかを聞く
3. 講師と演習が、自社の業務に近いか
研修の効果を大きく左右するのは、講師と演習の題材です。汎用的な使い方の説明だけでは、受講者は「自分の仕事でどう使うか」を持ち帰れません。講師が実務でAIを使っているか、自社の業務に近い題材(議事録、提案書、集計、問い合わせ対応など)で演習できるかを見ると、研修の中身が見えてきます。無料の体験会や説明会で講師の話し方を見ておくと、長時間の研修で受講者の集中が続くかも判断できます。
AI研修の講師と演習を見るときの確認項目
- 研修で扱ってほしい自社の業務を3つほど書き出す
- その業務を題材にした演習に変えられるかを聞く
- 講師の実務経験と、体験会や説明会に参加できるかを聞く
4. 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた事例があるか
講座の名前や料金が似ていても、支援している会社の状況は研修会社ごとに違います。全社員数千人に同じ基礎を届けてきた会社と、数十人の会社で業務の自動化まで付き添ってきた会社では、研修の進め方が別物です。公式サイトの導入事例を開いて、自社と近い規模・近い困りごとの会社があるかを見ておくと、依頼後の食い違いが減ります。6章では14社それぞれの最新の事例を、依頼した会社の声とあわせて載せました。
AI研修の事例を見るときの確認項目
- 候補の会社の事例ページを開いて、自社と近い規模・困りごとの事例を探す
- 事例の会社が、誰を対象にどんな研修を受けたかを読む
- 近い事例が見つからなければ、同じ状況の支援経験があるかを聞く
5. 研修のあと、定着まで付き合ってくれるか
AI研修は、受けた翌週から現場で使われるかどうかで価値が決まります。研修後の質問窓口、数ヶ月の伴走、利用状況の報告、社内勉強会の設計など、定着の支援は会社ごとに差が出ます。研修の日数だけで比べず、研修が終わったあとに何が残るかまで含めて見積もりを並べるのがおすすめです。助成金を使う場合は、研修後の支援が助成の対象に入るかも、あわせて確認が必要です。
AI研修の定着の支援を見るときの確認項目
- 研修後に、社内で誰が推進役を担うかを決める
- 研修後の質問窓口や伴走の期間と内容を聞く
- 受講後の利用状況や効果をどう報告してもらえるかを聞く

5. AI研修の比較表
14社の研修メニュー・研修の形式・料金を1枚の表に並べました。並び順は6章の紹介順と同じで、各社の事例と依頼した会社の声は6章に載せています。
| サービス名 | 研修メニュー | 研修の形式 | 料金(公開分) |
|---|---|---|---|
| SHIFT AI for Biz | 業務直結型ワーク/eラーニング+集合研修/カスタマイズ対応 | eラーニング・集合研修(ワークショップ) | 見積もり |
| キカガク(法人向けサービス) | DX・AI人材育成/AX推進支援 | 集合研修・eラーニング(内容のカスタマイズ可) | 見積もり |
| スキルアップAI | AI/DX組織実装パッケージ/対象別・課題別研修/伴走支援道場/DXアセスメント | 公式サイトに記載なし | 見積もり |
| ユースフル ビジネス | 生成AI実務研修/データ分析研修/マイクロソフト講座ほか全9コース | eラーニング・集合研修(対面・オンライン・ハイブリッド) | eラーニング 月額350円/ID〜(年間契約) 集合研修 1時間30万円(人数単価もあり) |
| Aidemy Business | 目的・職種・難易度別に250種以上のコース | オンラインで完結 | 見積もり |
| インターネット・アカデミー | 生成AI活用・リテラシー向上/AI開発 | オンライン集合研修・講師派遣・eラーニング・プライベートレッスン | 見積もり |
| ChatGPT活用研修(NOB DATA) | ChatGPT活用研修/DS養成講座/DXリテラシー研修/カスタマイズ可能な実践研修 | オンライン・オフライン(座学・ハンズオン・社内勉強会の設計) | 見積もり |
| AI総研 AI研修・人材育成サービス | 基本コース/営業・マーケティング・企画・管理・エンジニアの業務特化コース | 対面・オンライン | 見積もり |
| Udemy Business | AI・機械学習/データサイエンス/開発ほかの動画講座 | eラーニング(動画講座) | 5〜20名 年額38,000円/ID〜 21名以上 年額36,300円/ID〜 ※税抜・初期費用0円 |
| ウズカレBiz AI人材育成コース | 業務自動化・AIエージェント活用のAI研修 | リアルタイムのオンライン研修(2日間)+3ヶ月の講師によるマンツーマン支援 | 見積もり |
| SAMURAI ENGINEER Biz | 伴走型オーダーメイド研修/生成AI関連研修(ChatGPT・Dify・Gemini・Microsoft 365 Copilotほか) | マンツーマン指導(オンライン・対面) | 見積もり |
| アガルート 法人向けAI・DX研修 | 生成AIリテラシー研修/ChatGPTビジネス活用研修/Dify研修ほか | オンライン(講師派遣も相談可) | 見積もり |
| AVILEN | 全社員向け/ビジネスサイド向け/初級エンジニア向け/上級エンジニア向け | eラーニング+演習課題+ディスカッション | 見積もり |
| HAI BOOT CAMP(x3d) | 生成AI研修(AIDX研修)/経営者向けAIコーチングほか | セミナー・ワークショップ・オンラインラーニング・集中実践プログラム(オンライン・対面) | 見積もり |
6. AI研修のおすすめ14選
ここからは1社ずつ紹介します。各社の説明のあとに、その会社に依頼した会社の最新の導入事例を、公式サイトから原文のまま出典つきで引用しました。依頼主本人の言葉が公開されている12社は声まで、残る2社は事例の要約まで載せています。
SHIFT AI for Biz

SHIFT AI for Bizは、株式会社SHIFT AI(東京都渋谷区、2022年設立)が運営する法人向けの生成AI研修サービスです。公式サイトは「AIへの意識と行動をSHIFTする」と掲げ、業務直結型ワークを中心にした研修を打ち出しています。導入社数は2,500社以上です。
研修はeラーニングと集合研修(ワークショップ形式)を組み合わせ、内容のカスタマイズにも対応しています。ChatGPTやCopilotを題材にした研修を扱っています。料金は公式サイトに金額の掲載がなく、見積もりです。
導入事例:第一三共ビジネスアソシエ株式会社(第一三共グループのシェアードサービス会社)
第一三共ビジネスアソシエは、第一三共グループのシェアードサービス(グループ各社の人事・経理・総務などの業務を1か所にまとめて引き受ける仕組み)を担う会社です。グループ独自の生成AIを導入していたものの、「シェアードサービスに活用できるのか」と疑問視する社員も多くいました。そこで全社員向けの講演会と、マネジメント層・実務者それぞれに向けたハンズオン研修を依頼しています。
講師をつとめてくださった方々、みなさんの話が非常にうまくて、どの会も評判は上々でした。ハンズオン研修を終えて実施したアンケートでは、参加者の80%が「自分たちの業務に生成AIを活かす筋道が見えた」と回答しました。なかには「これまで受けた研修のなかで、いちばん有意義な研修だった」といううれしい声もありました。
私自身、この生成AI研修に積極的に参加しましたが、この経験を経た結果、今では「生成AIを使わない日は一日もない」と言えるほど、生成AIを身近に感じるようになりました。人前でしゃべる際のアジェンダ作りやプレゼン資料の内容について、生成AIは最高のパートナーとして助言をしてくれています。
人事や経理など機密情報を扱う部署が多く、まず社員の不安を解いてから活用を広げたい会社に合うかもしれません。
キカガク(法人向けサービス)

キカガクの法人向けサービスは、株式会社キカガク(東京都渋谷区、2017年設立)が運営するDX・AI人材育成のサービスです。公式サイトは「育成担当者の"右腕"として伴走する、成果創出パートナー」と掲げ、製造・メーカーから公共まで様々な業界を支援していると明言しています。導入企業は1,000社以上、受講生は200,000名にのぼります。
対応業務はDX・AI人材育成とAX推進支援で、育成目標に合わせた集合研修・eラーニングの設計と、内容のカスタマイズに対応しています。AIエージェントや生成AI、Microsoft 365 Copilotを扱い、「実務での成果創出までを一気通貫で支援」するとしています。料金は見積もりです。
導入事例:ロジスティード株式会社(物流)
システムの企画・運用・保守を担うロジスティードのIT基盤本部では、担当システムごとに組織が縦割りになりがちで、若手が業務全体を見渡す力と、自ら課題を見つけて動く力を育てる必要がありました。若手10名を対象に、経営を体験するゲーム研修から生成AI、PoC企画、AIエージェントの実装までを段階的に学ぶ2ヶ月間の研修を依頼しています。
受講者10名が、AIの導入を推進・加速する「AIエバンジェリスト」として実際の業務部門に深く入り込んで活動しています。プロジェクトによって進度は異なりますが、As Is / To Beの整理から始まり、現在はトライアルを進める段階まで進んでいます。
なお、PBL研修から生まれたアイデアが施策として動いており、PoCに発展した事例もあり、DX推進がより加速していくことを実感しています。
若手を、社内でAIの使い道を考えて広める推進役に育てたい会社におすすめです。
スキルアップAI

スキルアップAIは、株式会社Beyont(東京都千代田区、2018年設立。旧スキルアップNeXt)が運営するAI人材育成・AI活用支援のサービスです。公式サイトは「AIソリューションで人と組織の変革を促し、企業の進化を支える」と掲げ、製造、建設・不動産、製薬、金融・保険、官公庁・自治体・教育機関などの業界を対応業界として並べています。
サービスはAI/DX組織実装パッケージ、対象別・課題別研修、伴走支援道場、DXアセスメントなどで、コミュニティ構築支援といった定着のためのサービスもそろえています。Microsoft Copilot、Copilot Studio、Dify、n8nを扱っています。料金は見積もりです。
導入事例:ローム株式会社(半導体・電子部品)
社内の業務棚卸しで「AIで課題を解決したい」という案件が約300件あることが分かったロームでは、難易度の高いAI開発をプロに依頼しながら、開発の進め方を学ぶことにしました。回路設計の確認作業を支えるAIエージェントを、Copilot Studioで約1ヶ月かけて形にしています。
これまでは「AIエージェントの構築」と聞くと非常にハードルが高いものだと感じていましたが、実際にCopilot Studioに触れてみると、普段社内で利用しているPower Automateのような感覚でローコードで構築できることに気づきました。ある程度のものなら自分たちでも作れるという手応えが得られたことで、周囲からも「自分たちの業務でも触ってみたい」という声が実際に上がってきています。
社内にAIで解きたい課題が多くあり、開発を学びながら、自分たちで作れる人を増やしたい会社に向いています。
ユースフル ビジネス

ユースフル ビジネスは、ユースフル株式会社(2018年設立)が運営する法人向けのデジタル人材育成サービスです。公式サイトは「実務DXで成果を届けるデジタル人材育成サービス」と掲げ、新入社員から経営層までを対象にした研修を打ち出しています。導入事例には従業員30名から5000名以上の企業が並びます。
研修は生成AI実務研修、データ分析研修、マイクロソフトの講座など全9コースで、eラーニングと集合研修(対面・オンライン・ハイブリッド)を組み合わせられます。部署の業務に沿ったカリキュラムへのカスタマイズにも対応し、Copilotや社内GPTを題材にできる点が特長です。料金はeラーニングが月額350円/IDから(年間契約、初期導入費用は別途)、集合研修が1時間30万円で、人数単価のプランもあります。
導入事例:日揮コーポレートソリューションズ株式会社(日揮グループのコーポレート機能)
日揮グループの人事・財務・法務などを担う日揮コーポレートソリューションズでは、社長が「今年は生成AIを徹底活用していく年だ」と全社に発信しました。これを受けて、社内の勉強会で済ませず、外部のプロに研修を組んでもらう形を選んでいます。推進メンバー向けの6時間の課題解決型研修、役員・部門長向けの研修、eラーニングを依頼しています。
研修の効果は、すぐに表れました。研修直後の時点で、現場から「作りたいエージェント」が約70個も挙がってきたのです。そして現在では、そのうち40個以上が実際に実務で活用されています。研修の参加者一人あたり1個以上の成果が生まれた計算になります。
各部門に推進役を置いて、全社へ少しずつ活用を広げたい会社におすすめです。
Aidemy Business

Aidemy Businessは、株式会社アイデミー(アクセンチュアグループ)が運営する法人向けのAI・DX人材育成サービスです。公式サイトは「人材を起点にDXを推進」と掲げ、様々な業界・規模の企業での活用を明記しています。
250種以上のコースを目的・職種・難易度別にそろえ、研修は全てオンラインで完結します。生成AIで業務を効率化する実務者から、Word・Excel・ITの基礎を学ぶ初学者までを対象に、企業別の専用カリキュラムとプロの伴走支援も用意しています。人材開発支援助成金の申請が可能との記載があります。料金は見積もりです。
導入事例:株式会社ニチレイフーズ(冷凍食品)
冷凍食品の製造・販売を手がけるニチレイフーズでは、全社員向けのAIチャットと管理職向けのCopilotを整えたものの、現場への定着に課題が残っていました。新入社員・若手、中堅社員、管理職と対象を分けて、生成AI研修を依頼しています。
研修を受講した後、社員の意識や行動に変化がみられます。
研修後のアンケートや実地での反応を踏まえると、多くの社員が「基礎は理解できた。次は自分の業務でどうで使うか?」という実用フェーズへの関心を高めており、単なる知識習得から業務への応用を模索する段階へ移行している実感があります。
特にCopilotの利用率は高く、社内では「Copilotに聞いてみたら・・・」といった声が自然にきこえるようになり、生成AIを “仕事に活かす”文化が芽生えつつあります。
AIツールは入れたのに、現場で使われずに止まっている会社に合うかもしれません。
インターネット・アカデミー

インターネット・アカデミーは、インターネット・アカデミー株式会社(東京都新宿区)が運営する法人向けのAI研修です。公式サイトは「ビジネスでのAI活用やAIシステム開発スキルを学ぶ」と掲げています。講座は営業・マーケティング・総務などの全社員と、データサイエンティスト・AIエンジニアの2つの対象に分けて用意しています。導入実績は1,200社を超えます。
研修は生成AI活用・リテラシー向上とAI開発の2系統で、オンライン集合研修、講師派遣、eラーニング、プライベートレッスンから選べます。ChatGPT、Copilot、Claude、Gemini、Difyなどを扱い、業種・職種・課題に応じたカスタマイズに対応しています。経済産業省の「Reスキル講座」の認定を受けたカリキュラムがあり、「助成金で最大75%の研修費用が削減できる」と案内しています。料金は見積もりです。
導入事例:株式会社阪急交通社(旅行)
総合旅行会社の阪急交通社では、生成AIを業務で使っている社員はシステム部門などごく一部でした。経営層から体系的に使っていく方針が示されたことを受けて、全社員に基礎を広げるため、初心者向けの生成AI活用研修を依頼しています。
生成AIを使ったツアータイトルのアイデア出しや日程の作成など、業務に直結したワークに可能性を感じました。ツアータイトルは言葉を少し変えるだけで反響が変わりますがマンネリ化もしやすいです。そこで研修で生成AIにツアータイトル案を50ほど出させてみたところ、AIは一瞬で作りました。すぐに使えるものばかりではないものの「ここを組み合わせると面白い」といったヒントが多くありました。コースや日程も、私たちが行ったことのない場所の情報を生成AIがまとめて、「ここに行ったらここも行ける」といった新しい提案をしてくれました。
初めて生成AIに触れる社員が多く、まず自分の業務で使えると実感してほしい会社におすすめです。
ChatGPT活用研修(NOB DATA)

ChatGPT活用研修は、NOB DATA株式会社(福岡県福岡市、2018年創業)が運営する企業・組織向けの研修です。公式サイトは「ChatGPTを業務で安全・実践的に活用したい」と掲げ、ChatGPTを業務で使い始めたい企業・組織や、安全な利用ルールを整えたい企業・組織におすすめだとしています。
研修は基礎理解、業務で使えるプロンプトの習得、社内勉強会や社内Wikiづくりなどの定着支援で組み立てられ、オンライン・オフラインのどちらにも対応します。API活用やチャットボット開発など、開発者向けのテーマにも対応しています。延べ3,000人以上を対象にChatGPT活用支援を行ってきたと公開しています。料金は見積もりです。
導入事例:ダイキン工業株式会社(空調機器)
ダイキン工業は2017年に社内でデジタル人材を育てる講座を立ち上げましたが、生成AIの進化が速く、従来の基礎講座だけでは最新の知識に追いつけない危機感がありました。社内版ChatGPTを業務の高度な活用に結びつけるため、生成AIの講座を依頼しています。
講座アンケート分析ダッシュボードは、私が開発して業務でも利用しています。アンケートデータを入力すると、グラフ化やサマリーなどBIツールのような可視化に加えて、講座の改善点の提案などもしてくれます。これまでは集計、分析は人手でやっていたので、大幅な効率化になっています。」(建部様)
- 「基本的な開発は約半日、その後継続的なブラッシュアップをしています。生成AIを使わなければ自分だけで開発できるようなものではありませんし、開発を依頼した場合でも1-2ヶ月かかると思います。その点で生産性が大幅に向上したと言えます。
社内にすでに育成の仕組みがあり、生成AIの講座を最新の内容に保ちたい会社に向いています。
AI総研 AI研修・人材育成サービス

AI総研 AI研修・人材育成サービスは、株式会社AlgoX(東京都港区)が運営する法人向けのAI研修です。公式サイトは「現場の業務が効率化されることに徹底的にこだわったAI研修・人材育成サービス」と掲げています。基本コースの対象には、そもそもAIを使ったことがなく、始め方や使い方から教えてほしい会社を挙げています。
基本コースに加えて、営業、マーケティング、企画、管理・バックオフィス、エンジニアの業務特化コースがあり、対面・オンラインのどちらでも受けられます。ChatGPT、Copilot、Geminiなど、受講者の希望に応じてどのツールでも対応するとしています。専属の社労士による助成金の申請サポートがあり、支給は確約しないと明記しています。料金は見積もりです。
導入事例:株式会社プライムクロス(不動産・住宅業界のデジタルマーケティング)
不動産・住宅業界に特化したデジタルマーケティングを手がけるプライムクロスでは、生成AIの著作権のリスクなど、本質的な知識やスキルが社内に浸透していませんでした。座学だけでなく演習と実践まで進める研修を求めて、依頼先を選んでいます。
研修後に受講社員を対象に実施したアンケートでは、92.5%の受講社員が「研修内容が業務に役立つ」と回答し、「ほぼ毎日生成AIを利用する」と回答した社員の割合は、研修前の20%から33%と約1.6倍に増加しました。さらに、本研修での学習内容を活用することで、クリエイティブ本部おいては1ヶ月あたり約650時間の業務効率化の効果が見込まれています。
座学で終わらせず、演習と実践まで一続きで進めたい会社におすすめです。
Udemy Business

Udemy Businessは、株式会社ベネッセコーポレーションが米国Udemy社との日本における独占的業務提携のもとで提供する法人向けeラーニングです。公式サイトは「学びを、組織変革を生む力に。」と掲げ、5〜20名のチームプランと21名以上のエンタープライズプランを用意しています。国内導入社数は約2,000社以上と公開しています。
AI・機械学習、データサイエンス、開発などの動画講座を、社員それぞれが空いた時間に受けられます。生成AIの業務活用や、管理職向けのChatGPT活用の講座などがあり、エンタープライズプランでは組織独自の講座も作れます。料金はチームプランが年額38,000円/IDから、エンタープライズプランが年額36,300円/IDから(5,000名以上で18,100円/ID)で、いずれも税抜・初期費用0円です。
導入事例:伯東株式会社(エレクトロニクス商社・化学薬品製造)
半導体を中心とした商社とメーカーの機能を併せ持つ伯東では、変化を生み出す人材の育成を掲げ、2024年10月からUdemy Businessと生成AIのアカウントを全社員に付与しました。学びと実践を同時に進める仕組みとして、eラーニングで学びながら生成AIを使う教育方針を取っています。
Udemy Businessの受講率が85%以上、生成AIの利用率が98%という高さには、両者の相乗効果が示されていると捉えています。すべての部を回って社員にヒアリングをしたところ、DXに関して取り組みたい施策が60案以上も上がりました。社員の生成AIの活用に関する意欲の高まりを肌で感じています。
全社員に学ぶ環境を配り、自分から学ぶ文化を作りたい会社に合うかもしれません。
ウズカレBiz AI人材育成コース

ウズカレBiz AI人材育成コースは、株式会社UZUZ COLLEGE(東京都渋谷区、2024年設立)が運営する法人向けのAI研修です。公式サイトは「業務自動化 / AIエージェント活用まで講師がマンツーマンで支援するAI研修」と掲げ、業種や職種、企業規模を問わず導入されていると明言しています。
研修は2日間のリアルタイムのオンライン講義で、研修後の3ヶ月間は講師がマンツーマンで業務への落とし込みを支援します。Gemini、NotebookLM、Google Apps Script、AppSheetなどGoogleのツールを使った業務自動化を扱います。助成金の申請を無料でサポートするとしています。料金は資料請求で案内しており、見積もりです。
導入事例:株式会社サーキットデザイン(無線機器の設計開発、長野県安曇野市)
従業員約50人のサーキットデザインでは、独学でAIツールを使う社員はいたものの、全体像が分からないことや使えるスキルが限られることが気になっていました。セキュリティ対策も含めて体系的に学ぶため、初めての試みとしてAI研修を依頼しています。
このサービスを利用していなければ、現在の業務改善を行うのに1年以上はかかっていたと思います。
それがたったの3ヶ月で実施できたのは、伊藤先生による伴走支援があったからです。
正直言うと、これまで研修に対しては「受けただけで何も成果が残らないな」という印象がありました。
ただ、ウズカレのAI人材育成コースは、伊藤先生の丁寧なサポートのおかげで、煩雑だった業務の自動化を、一つひとつ整理しながら進めることができました。
以前から手間がかかっていた事務作業をまるっと自動化できたことで、本当に精神的な負担が減りました(笑)。
少人数で総務や事務を回していて、研修で終わらず自動化まで進めたい会社におすすめです。
SAMURAI ENGINEER Biz

SAMURAI ENGINEER Bizは、株式会社SAMURAI(東京都港区、2015年設立)が運営する法人向けIT研修のサービスです。公式サイトは「現役エンジニアがマンツーマン指導!」と掲げ、作りたいサービスはあるが開発方法が分からない会社や、システム開発を内製化したい会社の悩みに応えるとしています。
伴走型のオーダーメイド研修が中心で、ChatGPT、Dify、Gemini、Microsoft 365 Copilotなどの生成AI関連研修をそろえています。400名以上の現役エンジニアから講師を選び、オンライン・対面のどちらでも受けられ、100種類以上の教材は卒業後も無料で見られます。助成金の申請サポートの実績があるとしています。料金は見積もりです。
導入事例:株式会社セブン銀行(銀行)
セブン銀行のコーポレート・トランスフォーメーション部では、有志がChatGPTを触り始めたことをきっかけに、組織として生成AIの活用に取り組むことになりました。部長が展示会で集めてきた生成AI研修のチラシを見て、全部受けてみるよう指示し、複数の研修を並行して受けています。
私は今年7月に入社したのですが、それまでエンジニアとしての知識がない状態でした。複数の研修を受講して特に感じたのは、対面での学習の重要性です。」「オンライン動画での学習も便利ですが、特に新しい技術を学ぶ際には、その場で質問できる環境が重要だと感じました。例えば、RAGの構築に取り組んでいた際、Azureの機能が頻繁に更新され、ネット上の情報だけでは解決できない問題に直面することが多かったのですが、現役エンジニアの講師の方から最新の対応方法を学ぶことができました。
エンジニア経験のない社員を、生成AIの仕組みを作れる人に育てたい会社に向いています。
アガルート 法人向けAI・DX研修

アガルート 法人向けAI・DX研修は、株式会社アガルート(2013年設立)が運営する企業研修です。公式サイトは「データの分析・活用ができるデータサイエンス人材の市場価値が急上昇しており、その育成は喫緊の課題」と掲げています。ChatGPTビジネス活用研修の対象は、自社の業務効率化を図りたい全ての方と、経営者や管理職です。
研修は生成AIリテラシー研修、ChatGPTビジネス活用研修、Dify研修、機械学習やPythonの研修、DS検定・G検定の対策講座などです。業界や社内環境、職種に応じたカスタマイズと、オリジナル教材の作成にも対応します。研修は原則オンラインで、講師派遣も相談できます。同社はAI Academy Businessも運営しています。料金は見積もりです。
導入事例:通信建設系の企業
通信建設系の企業では、全社でDX推進を掲げてデータサイエンス系の資格取得を勧めていましたが、どの資格がDXにどう役立つのかが分からず、自主的な動きにつながっていませんでした。eラーニング講座に加えて、講師に社内説明会で資格の活かし方を解説してもらっています。
DXとは何かという根本的な部分から説明してもらう機会が社内にはなかったため、アガルートの講師の方に、その入り口から丁寧に解説していただけたのは大変ありがたかったです。各資格がDX推進のどの領域に貢献できるのかが明確になったことで、従業員も目的意識を持って学習に取り組めるようになりました。専門的な知識を持つ講師の方に、 私たちのニーズに合わせて柔軟に対応していただけたことに感謝しています。
資格の取得を入り口に、社員のAI・データの基礎をそろえたい会社に合うかもしれません。
AVILEN

AVILENは、株式会社AVILEN(東京都中央区、東京証券取引所グロース市場上場)が運営する法人向けのAI人材育成研修です。公式サイトは「AI活用の基礎となるリテラシー獲得から実務で使える応用スキルまでワンストップ」と掲げ、1名から受講でき、業種・業界を問わず利用されているとしています。約1000社の支援実績を公開しています。
研修は全社員向け、ビジネスサイド向け、初級エンジニア向け、上級エンジニア向けの4つに分かれます。G検定対策、Copilot for Microsoft 365活用研修、ChatGPTビジネス研修、AIエージェント研修などがそろっています。動画と小テストのeラーニングに、演習課題とディスカッションを組み合わせ、事業課題に応じたカスタマイズにも対応します。料金は見積もりです。
導入事例:宮城県(県内企業のDX中核人材育成)
宮城県では、県内の中小企業で経営戦略とデジタル化を結びつけて社内を牽引する「DX中核人材」の不足が課題でした。そこで、県内の異業種10社が参加するDX中核人材の育成プログラムを依頼しています。
事例では、事前・事後のアセスメントでB評価(65.8点)からA評価(87.1点)へ上がるなど、多くの受講者がスコアを伸ばしました。一部の企業では次年度の施策の実行と予算の確保まで進んだと公開しています(出典 AVILEN 導入事例(2026年9月24日確認))。
研修の前後で、社員のスキルを数字で確かめたい会社に向いています。
HAI BOOT CAMP(x3d)

HAI BOOT CAMPは、x3d株式会社(東京都港区、2023年設立)が運営する法人向けのAI研修です。公式サイトは「法人向けAI研修で、AI駆使型人材を育てる」と掲げ、全業種・全職種に対応し、経営層、管理職、現場社員までの階層に合わせたカリキュラムを打ち出しています。
研修は1〜2時間のセミナー、4〜12時間のワークショップ、オンラインラーニング、3ヶ月からの集中実践プログラムの4つの形式で、オンライン・対面のどちらにも対応します。導入は課題整理、プログラム設計、実施・定着支援、効果測定の順に進み、2026年8月の助成金の改正に合わせて、受講者の職務に合わせたカリキュラムを個別に設計するとしています。料金は見積もりです。
導入事例:パナソニック株式会社(製造業)
パナソニックでは、経営方針を現場に落とし込むミドルマネジメント層で、生成AIの実践活用力を高めることが課題でした。そこで、部長職向けに、生成AIマネジメントゲームと独自の組織教育理論を組み合わせた体験型のプログラムを依頼しています。
事例では、成果として部長職層の実務に直結するAI活用の発想を育てたと公開しています。体験型の学習で、現場に実装するイメージも具体化できたとしています(出典 HAI BOOT CAMP 導入事例(2026年9月24日確認))。
管理職層から先にAIの使い方をそろえたい会社におすすめです。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. AI研修のメリットと注意点
掲載14社の公開事例に共通する変化と、契約前に決めておく点を分けて書きます。
事例に共通するメリット
- 生成AIを毎日使う社員が増えます。社内で「まずAIに聞いてみる」が当たり前になった会社があります。
- 集計や確認、資料づくりの時間が減ります。半日かかっていた確認作業が1、2時間で終わるようになった会社もあります。
- 社員が自分でAIを使った仕組みを作るようになります。研修直後に数十のアイデアが現場から挙がった会社もあります。
- 研修を受けていない部署にも活用が広がります。受講者が社内の推進役や勉強会の講師を担うようになった会社があります。
具体例は、6章「AI研修のおすすめ14選」の各社の声にまとめています。
よくある失敗と注意点
AI研修を始めるときには、気をつける点や、思っていたのと違った、という場面も出てきます。編集部の立場から14社の公開情報と依頼の流れを見て、契約前に決めておくと安心な点を挙げます。
- キャンセルや日程変更の扱いは、見積もりの段階で聞いておくと安心です。料金や契約の条件は、個別の見積もりと契約書で決まることが多いです。
- 研修の録画や教材を社内でどこまで使えるかは、会社によって違います。復習や新しく入った社員への展開に使いたいなら、事前の確認が大事です。
- eラーニングの受講IDを契約後も使えるかは、サービスによって違います。受講履歴や作った資料を残したい場合は、契約の前に扱いを聞いておくと安心です。
- 研修に使う社内の資料やデータは、渡す範囲を自社で先に決めることが大事です。秘密保持契約とあわせて扱いを決めておくとスムーズです。
- 助成金を使うなら、計画届の締め切りを最初に確認することが大事です。研修開始の1か月前までに出す必要があるため、日程はそこから逆算するのが確実です。
8. AI研修を頼むときの流れ
依頼から研修が現場に根づくまでは、次の6段階で進むことが多いです。
- 目的と対象者を決める:研修のあと誰がどんな状態になっていれば成功かを決め、対象者と人数、使っているAIツールを書き出します。
- 問い合わせ・相談:候補の研修会社に、目的と対象者、希望する時期と形式を伝えます。助成金を使いたい場合は、この段階で伝えておくとスムーズです。
- ヒアリング・見積もり:研修会社が課題を聞き取り、カリキュラムと見積もりを提案します。同じ条件で2〜3社に出すと比べやすくなります。
- カリキュラムの設計・契約:自社の業務を題材にした演習や、レベル別の分け方を詰めて契約します。契約時には、キャンセルや日程変更の扱い、教材と録画の扱い、研修後の支援の範囲をあわせて確認することが大事です。
- 研修の実施と効果測定:研修を行い、アンケートや理解度テスト、演習の成果物で、目的に近づいたかを確かめます。
- 定着の仕組みづくり:研修後に社内の推進役や相談窓口を決め、作った事例を共有する場を用意して、現場で使い続けられる形にします。
9. AI研修に関するよくある質問
AI研修の効果はどうやって確かめればいいですか?
研修の前後で、生成AIを使う社員の割合と業務にかかる時間を比べるのがおすすめです。研修直後のアンケートや理解度テストもあわせて取ると、どこでつまずいたかが分かります。効果の報告や次の計画づくりまで支援している研修会社もあります。
大手の研修会社と小さな研修会社、どちらに頼むべきですか?
会社の規模より、自社と近い規模・近い困りごとの会社を支援した事例があるかで選ぶのが確実です。全社員に同じ基礎を届ける研修と、少人数で業務の自動化まで付き添う研修では、得意な進め方が違います。公式サイトの導入事例を読み、自社に近い事例がある会社を候補にしてみてください。会社の規模と種類で何が変わるかは、大手と小さなAI研修会社の違いで解説しています。
1回のAI研修は何時間くらいですか?
1〜2時間のセミナーから、終日の研修、数日の研修に数ヶ月の伴走が付くものまで幅があります。助成金(人材開発支援助成金)の経費助成は、研修時間が10時間以上の研修から対象になります。目的と対象者を決めてから、必要な時間を研修会社と相談するのがおすすめです。
AI研修の助成金はいくらで、いつまでに申請すればいいですか?
中小企業は研修経費の75%、大企業は60%が助成されます。人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースでは、研修開始日の6か月前から1か月前までに、計画届を管轄の労働局に出す必要があります。2026年8月3日から、職種を問わない汎用的な内容の研修は対象外になったため、受講する社員の業務に直結した内容かの確認が大事です。助成を受けたあとに残る自己負担の計算は、助成金を使ったあとの負担の目安で解説しています。
社員数が少なくてもAI研修を頼めますか?
頼めます。1名から受講できる研修や、数十人規模の会社を支援している研修会社もあります。一方で、eラーニングの料金プランが5名以上や21名以上の人数で分かれているサービスもあるので、受講する人数を伝えて見積もりを取るとスムーズです。
10. まとめ
AI研修は、社員が生成AIを自分の業務で使えるようになるための、法人向けの教育サービスです。編集部が調べた範囲で、公式サイトにAI研修の導入事例を公開している14社を並べました。
選ぶときの軸は、研修のゴールと対象者、社員のレベルと形式、講師と演習の題材、近い状況の事例、研修後の定着の支援の5つです。助成金を使うなら、業務に直結した内容かと、計画届の締め切りもあわせて確認してください。自社と近い状況の会社を助けた事例がある会社を2〜3社選び、同じ条件で見積もりを並べて比べてみてください。
社内のAI活用を前に進める第一歩として、事例のページを読むところから始めてみましょう。
