オフショア開発おすすめ14選【2026年】国別の単価と契約の形で比較

この記事を読むと分かること
「エンジニアを採用したいが、希望するスキルの人が見つからない」。
「開発の案件が増えて、社内の人数では対応しきれない」。
「オフショア開発は、言葉や文化の違いでうまくいかないのではないか」。
オフショア開発を検討し始めるきっかけは、このような悩みから始まることが多いです。
オフショア開発を導入すると、国内では集めにくい開発メンバーを海外の拠点で確保し、費用を抑えながら体制を広げることが目指せます。
しかし、「どの国の会社に頼めば良いのか」「ラボ型と請負のどちらで契約するのか」「費用は本当に安くなるのか」という迷いも出てきます。
この記事では、編集部が公式サイトに導入事例を公開しているオフショア開発会社14社を、開発拠点の国、契約の形、料金で比べ、導入事例とあわせて1社ずつ紹介します。
オフショア開発を依頼したあとの会社を見ると、次のような成果につながった事例もありました。
- 開発メンバーが増えて、複数の案件を並行して進められるようになった
- 日本語でやり取りができ、開発チームが海外にいることの不便を感じなかった
- 約2か月の短い納期でも、予定どおりに開発を完了できた
ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例かお客様の声を公開していて、依頼した会社の業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、海外の拠点での開発を公式サイトで説明していて、その開発の事例を個別のページで公開している会社を中心に選んでいます。
料金は、公式サイトに金額が載っている場合に記載しています。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。本記事には有料掲載企業が含まれる場合があり、該当する会社にはブロックの冒頭にPRと表記します(2026年10月時点で該当なし)。
2. オフショア開発とは
オフショア開発とは、システムやアプリの開発を、海外の開発会社や海外の拠点に委託する開発の進め方です。国内で開発メンバーを確保できない会社や、開発の費用を抑えたい会社が利用します。この章では、任せられる開発の種類、ラボ型と請負の違い、似た言葉との違いを整理しました。システム開発の外注全体のなかで、オフショア開発が受託開発などとどう違うかは、システム開発の頼み方の違いにまとめています。
オフショア開発で任せられる開発の種類
オフショア開発では、業務システム、Webサービス、スマホアプリの開発から、運用と保守までを任せられます。以下は、オフショア開発.com に2025年に寄せられた相談の内容の割合です。同サイトが発行する「オフショア開発白書(2025年版)」に掲載されています(出典 オフショア開発.com オフショア開発白書(2025年版))。
- Webシステム開発(業務系) 29%
- Webシステム開発(サービス系) 24%
- 基盤系システム開発 15%
- スマホアプリ開発 13%
- サイト制作(HP制作、EC構築など) 7%
- 先端系(AI、ブロックチェーン、IoT、VR・AR) 6%
- 組み込み開発 6%
今回比較した14社の公式サイトでも、Webシステムとアプリの開発に加えて、古いシステムの作り直し(マイグレーション)、テスト、運用保守、AIを使った開発が並んでいます。要件定義や基本設計などの上流工程を、日本側のチームが担当する会社もあります。国内のアプリ開発会社と比べたいときに見る点は、アプリ開発会社の選び方と事例で解説しています。
ラボ型と請負の違い
オフショア開発の契約は、ラボ型(ラボ契約)と請負の2つが中心です。ラボ型は、開発会社の中に自社専属のチームを一定の期間確保します。請負は、決めた仕様の成果物を完成させて納品してもらう契約です。
| 項目 | ラボ型(ラボ契約) | 請負 |
|---|---|---|
| 契約の対象 | 専属の開発チームを確保する期間と人数 | 完成させる成果物 |
| 仕様の変更 | 開発の途中でも対応しやすい | 変更が難しく、再見積もりが必要になる場合がある |
| 発注する会社の作業 | 開発チームへの指示と進み具合の管理が必要 | 対応する工数が少ない |
| 向いている案件 | 継続する開発、運用と保守、仕様が固まりきっていない開発 | 要件が明確な開発、短期や小規模の開発 |
オフショア開発白書(2025年版)によると、2025年の相談のうち、ラボ契約が45%、請負契約が32%、SES契約(特定の技術を持つエンジニアに一定の期間参加してもらう契約)が20%でした。同白書は、請負契約で始めてからラボ契約へ移る段階的な導入が主流になっていると紹介しています。ラボ型の契約を、公式サイトで準委任契約と明記している会社もあります。
ニアショア開発や国内の開発会社との違い
オフショア開発と似た言葉に、ニアショア開発があります。違いは、開発チームがいる場所です。
| 頼み方 | 開発チームがいる場所 | やり取り |
|---|---|---|
| オフショア開発 | 海外(ベトナム、フィリピン、インド、中国など) | 日本語が話せる橋渡し役のエンジニア(ブリッジSE)や、日本側の担当者が間に入る |
| ニアショア開発 | 国内の地方都市 | 日本語で直接やり取りする |
| 国内の開発会社 | 国内(首都圏など) | 日本語で直接やり取りする |
海外の拠点と国内の拠点を組み合わせて開発する会社もあります。日本側で要件定義と進行の管理を行い、海外の拠点で実装とテストを行う進め方です。ニアショア開発や国内の開発会社との違いまで含めた解説は、オフショア開発とはにまとめています。国内の開発会社に頼む場合は、システム開発会社のおすすめ17選と受託開発のおすすめ11選で比較しています。
3. オフショア開発の費用相場
オフショア開発の費用は、エンジニアの人月単価×人数×月数で決まります。人月単価は、エンジニア1人が1か月働く場合の費用です。オフショア開発白書(2025年版)によると、調査した6か国のプログラマーの人月単価は27.5万〜58.3万円です。この章では、国別・職種別の人月単価と、単価のほかにかかる費用を整理しました。
国別・職種別の人月単価
人月単価は、委託する国と、エンジニアの職種で変わります。次の表は、オフショア開発.com が調査した6か国の人月単価です(出典 オフショア開発.com 人気6カ国の単価比較。数字はオフショア開発白書(2025年版))。
| 国 | プログラマー | シニアエンジニア | ブリッジSE | PM |
|---|---|---|---|---|
| ミャンマー | 27.5万円 | 40.0万円 | 40.0万円 | 57.5万円 |
| バングラデシュ | 33.8万円 | 52.5万円 | 82.5万円 | 72.5万円 |
| フィリピン | 37.2万円 | 47.5万円 | 60.5万円 | 63.5万円 |
| インド | 37.5万円 | 45.0万円 | 60.0万円 | 67.5万円 |
| ベトナム | 40.1万円 | 50.0万円 | 59.0万円 | 71.4万円 |
| 中国 | 58.3万円 | 71.7万円 | 75.8万円 | 84.6万円 |
金額は1人月あたりです。PMは、プロジェクトの進行と納期を管理する担当者です。プログラマーの単価は、インドが前年より29.6%、フィリピンは13.5%下がり、中国は31.3%上がっています。単価は為替と現地の人件費で毎年変わるため、見積もりを取る時点の数字で比べるのがおすすめです。
- 委託する国。プログラマーの人月単価は、ミャンマーの27.5万円から中国の58.3万円まで差があります。
- 職種の組み合わせ。ブリッジSEとPMはプログラマーより人月単価が高いため、体制に入ると月額の合計が増えます。
- 契約の形。ラボ型は確保した人数と期間に対して毎月払い、請負は成果物に対して払います。
単価のほかにかかる費用
見積もりには、プログラマーの費用に加えて、ブリッジSEとPMの費用が入る場合があります。ベトナムの場合、プログラマーの40.1万円に対して、ブリッジSEは59.0万円、PMは71.4万円です。日本側の担当者が現地を視察する費用や、翻訳の費用が別に必要になる場合もあります。
国内の開発と比べた費用の削減率は、オフショア開発白書(2025年版)のアンケート(回答44社)で、「31〜40%削減」が31%で最も多く、「41〜50%削減」が25%でした。同白書は、開発を始めたばかりの時期は、やり取りと立ち上げの準備に時間がかかり、短い期間では費用を抑える効果が出にくい場合があるとも説明しています。
公開されている料金には、経験2〜3年のエンジニアで、職種により月額20万〜26万円の目安を示している会社もあります。国別の人月単価とは、職種と経験年数の条件が違います。各社の公開料金は、5章「オフショア開発会社14社の比較表」にまとめました。
4. オフショア開発会社の選び方
オフショア開発会社は、頼む国、契約の形、日本側の窓口の体制で違いが出ます。問い合わせの前に、作りたいもの、予算と規模、重視する点(費用、日本語でのやり取り、納期など)を書き出しておくと、候補を絞りやすくなります。選ぶときに見る点は次の5つです。
- 頼む国
- 契約の形(ラボ型か請負か)
- 日本側の窓口とブリッジSEの体制
- 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた経験があるか
- 最小の人数、契約の期間、費用の総額
1. 頼む国を決める
最初に決めるのは、どの国の開発チームに頼むかです。国によって、人月単価、使える言語、エンジニアの人数が変わります。オフショア開発白書(2025年版)によると、オフショア開発.com に2025年に寄せられた相談では、発注先はベトナムが43%で最も多く、中国が21%、インドが14%でした。今回比較した14社でも、ほとんどの会社がベトナムに開発拠点を置いています。フィリピンやミャンマーに拠点を持つ会社もあります。
オフショア開発を頼む国を決めるときの確認項目
- 費用、日本語でのやり取り、英語でのやり取りのどれを重視するかを決める
- 開発拠点がある国と都市を聞く
- 見積もりの単価が、どの国のどの職種の金額かを聞く
2. 契約の形を決める
次に、ラボ型と請負のどちらで契約するかを決めます。作るものと納期が決まっている開発は請負、仕様を変えながら続ける開発や運用と保守はラボ型が向いています。対応している契約の形は会社ごとに異なり、請負で試してからラボ型に移れる会社もあります。ラボ型は発注する会社が開発チームに指示を出すため、自社で指示と確認を担当する人を決めておくことが大事です。
オフショア開発の契約の形を決めるときの確認項目
- 作るものと納期が決まっているか、仕様を変えながら続ける開発かを整理する
- ラボ型と請負のどちらに対応しているかを聞く
- ラボ型の場合、自社で開発チームに指示を出す担当者を選任する
3. 日本側の窓口とブリッジSEの体制を確認する
オフショア開発では、日本側の窓口と、ブリッジSEの体制が進めやすさを左右します。オフショア開発白書(2025年版)のアンケートでは、開発会社を選ぶときに最も重視された点は「日本語のレベル(コミュニケーション力)」でした。同じアンケートで、オフショア開発を成功させるために最も重要な点を聞いた質問でも、「コミュニケーション」が最も多く挙がりました。同白書は、ブリッジSEの能力がプロジェクトの成否に直結するという認識が強まっていると説明しています。日本人のPMが窓口になる会社、日本語が話せるブリッジSEが担当する会社、英語で直接やり取りする会社があります。
オフショア開発会社の体制を見るときの確認項目
- 打ち合わせと資料を日本語で進められるかを聞く
- 窓口になる人が日本側にいるのか、現地にいるのかを聞く
- 担当するPMやブリッジSEと、契約の前に話せるかを聞く
4. 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた事例があるか
公式サイトの導入事例で、自社と近い規模、近い困りごとの会社を支援した事例があるかを見るのがおすすめです。エンジニアの採用が進まない会社、開発の案件が増えた会社、新しいサービスを短い期間で立ち上げたい会社では、頼む範囲と体制が変わります。事例に書かれた体制の人数と期間は、自社の見積もりを読むときの目安になります。
オフショア開発会社の事例を見るときの確認項目
- 自社と近い規模、近い困りごとの会社の事例を公式サイトで探す
- 事例の体制の人数と期間を、自社の計画と比べる
- 自社と同じ種類の開発の実績があるかを聞く
5. 最小の人数、契約の期間、費用の総額を比べる
最後に、何人から、どの期間から頼めるかを比べます。公式サイトでは、最小1名から、2人程度から、3名からなど、最小の体制は会社ごとに違いがあります。ラボ型の契約の期間は、最低3か月から、通常3か月〜1年という例が公開されています。契約の途中で人数を変えられるか、作ったソースコードの権利、契約が終わったあとの引き継ぎは、見積もりの段階で聞いておくと安心です。
オフショア開発の費用と契約の条件を比べるときの確認項目
- 最小の人数と、最低の契約期間を聞く
- ブリッジSEとPMの費用を含めた、月額と総額を聞く
- ソースコードの権利と、契約が終わったあとの引き継ぎを聞く

5. オフショア開発会社14社の比較表
14社の開発拠点、契約の形、AIを使った開発、料金を1枚の表に並べました。各社のサービスの内容と導入事例は、6章に1社ずつ載せています。
| サービス名 | 開発拠点 | 契約の形 | AIを使った開発 | 料金と最小の体制(公開分) |
|---|---|---|---|---|
| バイタリフィアジア | ベトナム(ホーチミン) | ラボ型開発 | AI × アプリ開発(既存のサービスにAIを組み込む開発) | 公式サイトでご確認ください (初回の相談とヒアリングは無料) |
| モンスターラボ | ベトナム(ハノイ、ダナン) フィリピン(セブ、マニラ)ほか | ラボ型開発ソリューション | AI駆動開発(生成AIを開発の標準プロセスに組み込む) | 公式サイトでご確認ください |
| スマラボ(アイディーエス) | ベトナム(ホーチミン) | ラボ型開発(準委任契約) | 開発工程の全体にAIを組み込む(AI駆動開発) | 金額は資料で案内 最小1名から 3か月間など期間を限定したお試しも可能 |
| ブライセン | ベトナム(フエ) ミャンマー(ヤンゴン) | 請負型オフショア開発 ラボ型オフショア開発 | AI駆動開発、AI×オフショア体制 | 公式サイトでご確認ください (初回のヒアリングと見積もりは無料) |
| SHIFT ASIA | ベトナム(ホーチミン、ハノイ) | ラボ型開発 | AI駆動開発・テスト | 公式サイトでご確認ください 最小1名・最短1日から対応 |
| Rabiloo | ベトナム(ハノイ) | 公式サイトでご確認ください | AI駆動開発体制(最小構成2人+AI) | 公式サイトでご確認ください |
| Sun Asterisk | ベトナム(ハノイ) フィリピン | ラボ型開発 | AIを活用した機能の開発に対応(レコメンド、データ分析、生成AI活用) | 公式サイトでご確認ください 最小体制は2人程度 |
| オルグローラボ | ベトナム(ホーチミン) | ラボ型開発(トライアル契約あり) | AI技術を活用したシステム構築。開発工程でもAIを活用 | 月額の目安 (2〜3年程度の経験のエンジニア) マークアップエンジニア 20万円 フロントエンドエンジニア 24万円 バックエンドエンジニア 26万円 初期費用 キャンペーン中0円 契約時に保証金 (契約満了時に全額返金) |
| LIG | フィリピン(セブ) | ラボ型開発にも対応(英語で対応できる場合) | 公式サイトでご確認ください | 公式サイトでご確認ください 期間の目安は、商用開発4か月〜 テスト1か月〜 保守運用3か月〜 |
| VNEXT | ベトナム(ハノイ、ダナン) | ラボ型(準委任契約) 請負型 | AI開発(AI研究・開発支援) | 公式サイトでご確認ください ラボの基本構成は3名から 契約は通常3か月〜1年 |
| リッケイ | ベトナム(ハノイ、ダナン、フエ、ホーチミン) | ラボ型開発(専任チーム) 受託型開発(固定価格) | 公式サイトでご確認ください | 公式サイトでご確認ください |
| Wakka Inc. | ベトナム(ホーチミン) | ラボ型開発(準委任契約) | 開発工程やチームのコミュニケーションにAIを活用 | 公式サイトでご確認ください ラボ型開発は最低3か月から |
| DEHA SOLUTIONS(チョータツ) | ベトナム(協力会社のDEHA VIETNAM) | 準委任契約(AI駆動型ラボ開発サービス) | AIを開発の全工程に活用 | 公式サイトでご確認ください |
| コウェル | ベトナム(ハノイ、ダナン) | 公式サイトでご確認ください | AI駆動開発(要件定義から設計、実装、テストの各工程にAIを組み込む) | 公式サイトでご確認ください |
表は各社の公式サイトの記載をもとにしています。見積もりは、同じ人数と同じ期間で取って比べるのがおすすめです。
6. オフショア開発おすすめ14選
ここからは1社ずつ紹介します。各社の説明のあとに、その会社に依頼した会社の導入事例を、公式サイトから出典つきで載せました。依頼した会社の発言は、原文のまま引用しています。
バイタリフィアジア

| 運営会社 | Vitalify Asia Co., Ltd.(ベトナム ホーチミン市、2008年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ホーチミン) |
| 契約の形 | ラボ型開発 |
| AIを使った開発 | AI × アプリ開発(既存のサービスにAIを組み込む開発) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください(初回の相談とヒアリングは無料) |
バイタリフィアジアは、Vitalify Asia Co., Ltd. がベトナムのホーチミンで運営するオフショア開発のサービスです。公式サイトは「日本品質 × オフショア開発 伴走型で進めるオフショア開発」と掲げています。開発体制と品質の両立に悩む企業の課題を解決する、伴走型のオフショア開発を提供すると紹介しています。
対応する開発は、オフショア開発・ラボ型開発、新規・PoC開発支援(PoCは、試作して検証すること)、SaaSシステム開発支援、AI関連の開発です。日本人のPMが在籍し、チャット、ミーティング、資料化もすべて日本語で進行可能と明記しています。ラボ型開発は、専属チームを期間単位で確保する契約形態と説明されています。
導入事例:株式会社PrimaryTouch(医療DX、AI SaaS)
PrimaryTouchは、医療の分野でAIとCCRMを組み合わせた新しいパッケージソフトウェアの開発を進めていました。仕様書を渡してそのとおりに作るだけでは良いものにならないと考え、アイデアの段階から議論できる開発会社を探していました。引用の「VFA」は、バイタリフィアジアの略称です。
VFAさんには、最初から正解が分からないことを前提に、一緒にアイデアを考えていく姿勢がありました。ラボ型契約によって、プロジェクトの変化に合わせて柔軟に相談できることも、私たちの開発に合っていました。
AIエンジニアの方が実験環境を用意し、プロトタイプを素早く作ってくれるスピード感にも驚きました。対話と試作を繰り返す中で、自分たちが実現したかったものがCCRMであることを発見できたのは、大きな成果です
作るものが固まりきっていない段階から、開発会社と相談しながら進めたい会社に合うかもしれません。
モンスターラボ

| 運営会社 | 株式会社モンスターラボ(東京都渋谷区、2006年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ、ダナン)/フィリピン(セブ、マニラ)ほか |
| 契約の形 | ラボ型開発ソリューション |
| AIを使った開発 | AI駆動開発(生成AIを開発の標準プロセスに組み込む) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください |
モンスターラボは、株式会社モンスターラボが提供するデジタルプロダクト開発のサービスです。公式サイトは「AIやデータの活用を含む、高度なデジタルプロダクトを設計・開発します。」と紹介しています。日本のほか、ベトナム、フィリピン、中国、シンガポール、タイ、バングラデシュに拠点があります。
公式サイトのサービス紹介には、ラボ型開発ソリューションとAI駆動開発が載っています。AI駆動開発は、専用のプロンプト設計、コード生成、レビューの自動化など、生成AIを標準のプロセスに組み込むと説明されています。
導入事例:株式会社ジャパンエンターテイメント(テーマパークの運営)
ジャパンエンターテイメントは、テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA」の公式アプリの開発で、海外のエンジニアを活用したスピード感のある開発を希望していました。複数の会社に提案を依頼し、提案の内容、体制、実績からモンスターラボを選んでいます。開発は2025年1月に始まり、ベトナムの拠点のチームも参加しました。アプリに追加した整理券の抽選の機能について、担当者は次のように話しています。
当初は「ジャングル エクストリームズ」アトラクションの整理券を紙で配布していたのですが、この方式だとどうしても配布時間にゲストが集中してしまい、他の体験の待ち時間にも大きな影響がでてしまいました。そこでアプリに「整理券の抽選」を一日に複数回実施する機能を実装し、整理券自体をデジタルに移行したところ、ピーク来場時間の分散を図ることができ、オペレーション方法の改善と合わせ、アトラクションの待ち時間が数分の1に短縮するなど、ゲスト体験の向上に大きく寄与することができました。
公開したあとも機能の追加と改善を続けるアプリを、海外の拠点と一緒に開発したい会社は、参考にしてみてください。
スマラボ

| 運営会社 | 株式会社アイディーエス(東京都港区、1996年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ホーチミン) |
| 契約の形 | ラボ型開発(準委任契約) |
| AIを使った開発 | 開発工程の全体にAIを組み込む(AI駆動開発) |
| 料金と最小の体制 | 金額は資料で案内 最小1名から。3か月間など期間を限定したお試しも可能 |
スマラボは、株式会社アイディーエスが運営するラボ型オフショア開発のサービスです。公式サイトは「ラボ型オフショア開発で、継続的な開発・保守を実現。」と掲げています。国内の開発リソースが足りない企業、オフショア開発の品質に不安がある企業、継続的な開発体制が必要な企業、オフショア開発が初めての企業を対象に挙げています。
支援の内容は、新規開発、既存システムの改修・機能追加、保守・運用、クラウド・UIの4つです。日本人のプロジェクトコーディネーターが、要件整理、品質管理、コミュニケーションを担当すると記載されています。最小1名からの小規模な体制や、3か月間など期間を限定したお試しにも対応しています。
導入事例:iYell株式会社(住宅ローンプラットフォーム)
iYellは、国内でエンジニアを確保できていたものの、費用の面から体制を広げにくく、開発のスピードを上げられる体制を探していました。2024年6月から、ブリッジSE 1名、プログラマー4名、品質管理2名の専属チーム(ラボ型)で、複数のシステムの開発と改善を進めています。
オフショア開発を行う上で、コミュニケーションが課題になることは事前に聞いていたため、まずは現地への常駐と密なコミュニケーションが必要だと考えました。「とりあえず行けばなんとかなる」と決断し、私自らがベトナム現地へ渡航して常駐しました。現地での体制はスマラボの皆さんが迅速に整えてくれました。そのおかげもあってメンバーとのコミュニケーションをすぐに取ることができ、オフショア開発で課題になりがちな「報連相の不足」を防ぐとともに、問題が大きくなる前に早期発見できる体制を作ることができました。
担当者が現地に常駐して、現地のチームと直接やり取りしながら体制を作りたい会社に向いています。
ブライセン

| 運営会社 | 株式会社ブライセン(東京都中央区、1986年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(フエ)/ミャンマー(ヤンゴン) |
| 契約の形 | 請負型オフショア開発/ラボ型オフショア開発 |
| AIを使った開発 | AI駆動開発、AI×オフショア体制 |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください(初回のヒアリングと見積もりは無料) |
ブライセンは、株式会社ブライセンが提供するシステム開発支援のサービスです。オフショア開発について、公式サイトは「オフショア開発の常識を覆す品質と生産性を両立し、先端技術とプロセス管理で効率的に開発を推進します。」と打ち出しています。海外の開発拠点として、ベトナムのフエにあるブライセンベトナムと、ミャンマーのヤンゴンにあるブライセンミャンマーを紹介しています。
対応する開発は、業務システムの開発、Webアプリケーションの構築、モバイルアプリの開発、クラウドサービスの提供です。請負型とラボ型の両方を掲げていて、契約形態は請負契約、準委任契約、派遣契約からプロジェクトの特性に応じて提案すると明記しています。日本側が顧客の窓口になり、要件定義と管理を共同で行う体制の提案にも対応しています。
導入事例:株式会社がまかつ(釣具関連商品の製造メーカー)
がまかつは、情報システムの人手不足を課題にしていました。派遣やアルバイトの採用では人が定着せず、中途採用も進まなかったため、11社から提案を受けてブライセンを選びました。現在は4名の体制で、社内の基幹システムの保守と開発を、ブライセンのベトナムの子会社のメンバーが支援しています。
開発力については申し分ないレベルです。新しい技術も積極的に活用するようにしていますが、都度各々がキャッチアップしてくれるため技術者としてのポテンシャルも高いです。また参画から時間の経過とともに業務に慣れたことにより生産性、アウトプットの質も日々上がってきております。
社内の基幹システムの保守を、長い期間まかせられる開発チームを探している会社に合うかもしれません。
SHIFT ASIA

| 運営会社 | SHIFT ASIA CO., LTD.(ベトナム ホーチミン市、2016年設立。株式会社SHIFTの海外拠点) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ホーチミン、ハノイ) |
| 契約の形 | ラボ型開発 |
| AIを使った開発 | AI駆動開発・テスト |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください 最小1名・最短1日から対応 |
SHIFT ASIAは、株式会社SHIFTの海外拠点であるSHIFT ASIA CO., LTD. が提供するソフトウェア開発のサービスです。公式サイトは「独自のAI駆動開発テストモデルとSHIFTの品質保証メソッドを融合させ、高品質かつコスト効率に優れた開発ソリューションを提供。」と紹介しています。高品質かつスピーディに開発を行いたい、リーズナブルにアプリやシステムを開発したい、既存システムを最新言語でマイグレーションしたい、というニーズに応えると記載されています。
対応する開発には、アジャイル開発、PoC/MVP開発(MVPは、最小限の機能で作る製品)、ラボ型開発、Web/Mobileアプリ開発、基幹システム開発、マイグレーションが並びます。ラボ型開発は最小1名から開始でき、要件が決まっていなくても始められると説明されています。日本人のPMを含むチームで開発し、日本人スタッフが現地に常駐しています。
導入事例:アライズイノベーション株式会社(AIやローコード開発を活用したソリューション提供、11名〜50名)
アライズイノベーションは、AIを活用した財務分析のシステムを、約2か月後の展示会に間に合わせる必要がありました。2019年頃からベトナムのオフショア開発会社を活用していて、日本語でのコミュニケーションを課題に感じていました。
期待していた通り、スピードと品質の両立ができたと感じています。こちらとしては展示会に間に合わせることが最優先でしたが、約2か月間という短納期の中でもスピーディに開発を進めていただき、結果として納期通りに開発を完了することができました。
また、事前に重視していたコミュニケーション面でも、窓口となったベトナム人PMの日本語能力が期待以上に高く、こちらの要望を正確に汲み取って進めてもらえたので、プロジェクト全体の推進力につながったと思います。
納期が短い開発で、スピードと品質の両方を求める会社におすすめです。
Rabiloo

| 運営会社 | 株式会社Rabiloo Japan(神奈川県相模原市、2022年設立)。ベトナム本社は Rabiloo Co., Ltd.(ハノイ、2017年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ) |
| 契約の形 | 公式サイトでご確認ください |
| AIを使った開発 | AI駆動開発体制(最小構成2人+AI) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください |
Rabilooは、株式会社Rabiloo Japanが提供する共創型オフショア開発のサービスです。公式サイトは「海外チームを、外注先ではなく共創の一員へ」と掲げています。SIer(システム開発を請け負う会社)や開発会社の既存のプロジェクトに、日本語対応の窓口とベトナムの開発チームが、役割、責任、判断を共有して参画すると紹介しています。
参画する領域は、要件定義、設計、Web / Mobile、Cloud / API、AI / Data、QAです。契約と人数を決める前に、どの責任と工程を補完するかを整理すると記載されています。参画の形には、一部工程を補完、プロジェクト単位で協業、継続開発へ拡張の3つが挙がっています。日本語対応のブリッジSEとPMが窓口になります。
導入事例:株式会社フルバランス(ECサイト開発、Shopify制作)
フルバランスは、以前に依頼していた開発会社の技術的な解決力に課題を感じていました。Rabilooには小さな案件から相談し、任せる範囲を少しずつ広げて、Shopifyの独自アプリの開発まで依頼しています。
アート販売のECサイトをRabilooさんと一緒にご提案したことがありました。お客様はどんどん新しい機能を追加していきたいと言うタイプのお客様だったので、Rabilooさんに直接お客様とコミュニケーションをとってもらう体制を取りました。一気にいろんなものが完成していって、結果としてかなり良い価値を提供できたと思っています。最終的には、お客様の側へ内製化を引き継ぎましたが、引き継いだエンジニアの方から、コードの品質やプロジェクトの品質が非常に良かったという評価をいただきました。
自社が元請けの開発案件に、海外の開発チームをパートナーとして加えたい開発会社に合うかもしれません。
Sun Asterisk

| 運営会社 | 株式会社Sun Asterisk(東京都千代田区、2013年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ)/フィリピン |
| 契約の形 | ラボ型開発 |
| AIを使った開発 | AIを活用した機能の開発に対応(レコメンド、データ分析、生成AI活用) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください 最小体制は2人程度 |
Sun Asteriskのラボ型開発は、株式会社Sun Asteriskが提供する開発支援のサービスです。公式サイトは「価値向上まで伴走する、オフショア開発の新しいかたち」と掲げています。案件の外注ではなく開発チームそのものを持ちたい、変更しやすい開発組織がほしい、事業のスピードに開発組織が追い付いていない、という課題を対象に挙げています。
プロトタイピングからMVP開発、リリース後の継続的な開発までを支援すると紹介されています。フロントエンドからAI、インフラの領域まで対応し、日本語検定N2以上の資格を持つブリッジSEがコミュニケーションを担当します。小規模なプロジェクトから始めて、状況に応じて体制を広げる進め方にも対応しています。
導入事例:株式会社タイミー(人材・求人)
タイミーは、エンジニアの採用の入り口を広げる必要を感じ、2023年からSun Asteriskと協業してオフショア開発に取り組んでいます。事例で話している担当者のチームは、タイミーのクライアントをサポートする社員向けの機能を担当しています。オフショア開発の公用語を英語にするなどの工夫を重ねてきました。約1年取り組んだ感想を、担当者は次のように話しています。
1年前はステークホルダーからの厳しいご意見も多かったのですが、最近ではかなりポジティブなフィードバックをいただく機会が増えました。
自社のエンジニア組織の一部として、海外の開発チームを育てていきたい会社に向いています。
オルグローラボ

| 運営会社 | オルグローラボ株式会社(東京都渋谷区、2014年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ホーチミン) |
| 契約の形 | ラボ型開発(トライアル契約あり) |
| AIを使った開発 | AI技術を活用したシステム構築。開発工程でもAIを活用 |
| 料金と最小の体制 | 月額の目安(2〜3年程度の経験のエンジニア) マークアップエンジニア 20万円 フロントエンドエンジニア 24万円 バックエンドエンジニア 26万円 初期費用 キャンペーン中0円 契約時に保証金(契約満了時に全額返金) |
オルグローラボは、オルグローラボ株式会社が提供するラボ型オフショア開発のサービスです。公式サイトは「エンジニアのリソース不足でお悩みのお客さまへ」と呼びかけています。ラボ型開発を、エンジニアを専属の開発者として確保する契約形態と説明し、契約期間中はエンジニアを自社の社員のように活用できると紹介しています。
HTML/CSS/JSのフロントエンドのコーディングに加えて、ReactやVueなどのJavaScriptフレームワークの開発に対応しています。PHPとPythonを使ったバックエンドの開発も行います。作業の指示は日本語で行え、自動翻訳のツールと通訳のスタッフが支援します。料金は、エンジニアの職種ごとに月額の目安を公開しています。
導入事例:株式会社ウエスタンカンパニー(ウェブサイト開発、システム構築。20名規模)
ウエスタンカンパニーは、開発の案件が増える中で、社内の人数では対応が難しくなっていました。日本人のエンジニアの採用も進めていましたが、希望するスキルの人が見つからず、採用にかかる費用も負担になっていました。現在は、ベトナムの2名のエンジニアと協業しています。
最も大きな変化は、開発の柔軟性が向上したことです。以前から様々な規模の案件が同時に進行していましたが、「ラボ型オフショア開発サービス」導入後は案件の振り分けが容易になり、開発効率が大きく向上しています。実際に最近では、私が大規模な開発案件を担当しながら、並行して進む別案件をベトナムのエンジニアに依頼するといった形で、複数案件を効率的に進められるようになりました。また、開発メンバーが増えたことで、同じ案件でも分担して作業ができるようになったので、納期の短縮も実現できています。
少人数の開発チームに、1〜2名から開発メンバーを加えたい会社に合うかもしれません。
LIG

| 運営会社 | 株式会社LIG(東京都台東区、2007年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | フィリピン(セブ) |
| 契約の形 | ラボ型開発にも対応(英語で対応できる場合) |
| AIを使った開発 | 公式サイトでご確認ください |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください 期間の目安は、商用開発4か月〜、テスト1か月〜、保守運用3か月〜 |
LIGのオフショア開発は、株式会社LIGが、フィリピンのセブにある拠点のエンジニアと一緒に提供するサービスです。公式サイトは「海外の優秀なエンジニアとチームを組み、お客様の開発プロジェクトを支援します。」と紹介しています。高い技術力をもつ海外エンジニア人材と、高い定着率によるプロジェクトの安定稼働を強みに掲げています。
対応範囲には、サーバーとデータベースの構築、予約システム、マッチングシステム、営業・顧客管理システム、生産・在庫管理システム、大規模ECサイトが挙がっています。セブの拠点は英語で業務を行っていて、英語で対応できる会社は、専属の社外ITチームとして開発を支援するラボ型開発も利用できると記載されています。
導入事例:株式会社ヤマハコーポレートサービス(ヤマハグループのシェアードサービス)
ヤマハコーポレートサービスは、開発のスピードを上げるための人員の確保を目的に、LIGのセブの拠点(CODY)にオフショア開発を依頼している会社です。ホールの予約システムのバージョンアップ、特約店向けサイトの機能強化、社内システムの保守運用を任せていて、2024年の事例では20人以上のチームが編成されたと紹介されています。チームの編成について、担当者は次のように話しています。
まず、20人以上という大規模なチーム編成を速やかに行ってくれましたし、想定外の要員確保についても柔軟に対応していただき大変助かりました。
同じ開発チームと長く付き合いたい会社に向いています。
VNEXT

| 運営会社 | VNEXT JAPAN株式会社(東京都中央区、2017年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ、ダナン) |
| 契約の形 | ラボ型(準委任契約)/請負型 |
| AIを使った開発 | AI開発(AI研究・開発支援) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください ラボの基本構成は3名から。契約は通常3か月〜1年 |
VNEXTは、VNEXT JAPAN株式会社が日本の窓口になっているオフショア開発のサービスです。公式サイトは「高品質・安価・迅速で システム・アプリの設計・ 構築〜運用・保守までワンストップ」と掲げています。開発費や採用コストを抑えながら自社のシステムやアプリを開発したい企業、エンジニアが足りない企業、社内に開発の知識がなく開発を依頼したい企業を対象に挙げています。
契約は、工数と期間に対して契約するラボ型(準委任契約)と、業務に対して契約する請負型から選べます。請負契約でオフショア開発を試したあとに、ラボ型開発で契約することも可能と明記しています。日本の拠点に日本人のPMが在籍し、日本法人が窓口になります。
導入事例:B.A.E.育英会(非営利団体。絵本ラウンジの運営)
B.A.E.育英会は、会員制の絵本ラウンジの入退館管理システムを探していました。既存のサービスは求める内容に対して過剰だったり不足があったりしたため、VNEXTにシステムの開発を依頼しました。システムの開発を依頼するのは初めてでした。
今回、私たちと現地システム開発の担当者を結ぶブリッジを立てていただきましたが、その方だけではなく現地の技術者さんたちも日本語がお上手で驚きました。
週に1回Web会議があり、日本語で進捗や不明点の確認が随時できましたし、開発担当者たちが海外にいるからといって不便はなかったですね。会議の後でも不明な点があればコミュニケーションツールのSlackを使って質問させていただいていたのですが、すぐに回答をいただけるので安心でした。
システムの開発を外に頼むのが初めてで、日本語で相談しながら進めたい団体や会社におすすめです。
リッケイ

| 運営会社 | 株式会社リッケイ(東京都港区、2016年設立)。ベトナム側は株式会社Rikkeisoft(ハノイ) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ、ダナン、フエ、ホーチミン) |
| 契約の形 | ラボ型開発(専任チーム)/受託型開発(固定価格) |
| AIを使った開発 | 公式サイトでご確認ください |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください |
リッケイは、ベトナムのRikkeisoftの日本法人である株式会社リッケイが窓口になっているオフショア開発のサービスです。公式サイトは「最小限のリソースで、 最大限の成果を。」と掲げています。あらゆる規模の企業のデジタルテクノロジーの適応と導入をサポートするパートナーと紹介しています。
開発の進め方には、専任チームを組むラボ型開発と、事前に決めた固定価格で進める受託型開発があります。高い日本語能力(日本語検定N1、N2)を持つブリッジSEを起用すると記載されています。受託型開発では、納品後にすべてのソースコードを移管すると明記しています。
導入事例:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(スーパーマーケット)
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、業務用のスマホアプリの開発とWebページの制作をリッケイに依頼しています。以前のオフショア開発では、要件として書かれていない部分まで独自の解釈で作業され、期待と異なるものが納品された経験がありました。事例では、難易度が高い案件はリッケイのITエンジニアに依頼しようという会話になるほど信頼していると話しています。
当社はいろいろなことにトライしながら開発を進めていくアジャイルな開発スタイルを採用しています。円滑にプロジェクトを進めていくために、一般的な請負契約では、プロジェクト検討以外の部分に大きな工数が発生すると考えました。
そこで、両社でどのような契約を結ぶかについて協議し、その結果、「この期間、どれくらいの人の工数を確保します」という契約の中で、自分たちがやりたいことをバックログ化して、その時点で、そのリストの中の何を優先するかを決めながら、常にスピード感をもって開発を進めることにしました。
優先順位を入れ替えながら開発を続けたい会社は、契約の決め方の参考にしてみてください。
Wakka Inc.

| 運営会社 | 株式会社 Wakka Inc.(東京都千代田区、2008年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ホーチミン) |
| 契約の形 | ラボ型開発(準委任契約) |
| AIを使った開発 | 開発工程やチームのコミュニケーションにAIを活用 |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください ラボ型開発は最低3か月から |
Wakka Inc.のラボ型開発は、株式会社 Wakka Inc. が提供するオフショア開発のサービスです。公式サイトは「ラボ型開発で、迅速な開発体制の構築を実現」と掲げています。半年以内にアプリを少数のチームで開発したい、仕様を変更しながら改善したい、繁忙期にあわせて短期で契約したい、長期的にエンジニアをアサインしてほしい、という課題に対応すると紹介しています。
ラボ型開発は準委任契約で、開発リソースとして国内と海外のエンジニアチームの運営を委託するサービスと説明されています。体制の例は、エンジニア2名を3か月確保するMVP開発から、10名以上を12か月確保する長期のシステム保守まであります。日本側でSEやWebディレクターをアサインし、PMの役割を任せることも可能です。
導入事例:DREAMBEER(酒類販売、小売業)
DREAMBEERは、会員制のビール配送サービスを新規事業として立ち上げるために、ECサイトと基幹システムの開発が必要でした。開発の規模が大きく、引き受けるベンダーが見つからない中で、費用の面と、SEによる要件整理と提案が決め手になり、Wakka Inc.を選びました。
実はパートナーに選ばせていただいた当初、一番気がかりだったのが「オフショア開発であること」でした。
「オフショア開発は安価ではあるが、円滑に進めるのは難しいぞ」といった話を、社内のIT関連部署などからチラホラうかがっていたので、個人的にはできれば避けたいと思っていたのが正直なところでした。
ですが実際にプロジェクトを進めて行くうえで、皆さんのきめ細やかな要件の整理や、気配りを感じ、大変安心感がありました。
ただ要件を伝えるだけでなく、日本の内情や文化についてもベトナム現地のプログラマーメンバーに丁寧に説明してくださっていて、そういった対応も好評価につながったのではないかと思います。
新規事業のシステムを、要件の整理から相談して作りたい会社におすすめです。
DEHA SOLUTIONS(チョータツ)

| 運営会社 | 株式会社DEHA SOLUTIONS(東京都中央区、2017年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(協力会社のDEHA VIETNAM) |
| 契約の形 | 準委任契約(AI駆動型ラボ開発サービス) |
| AIを使った開発 | AIを開発の全工程に活用 |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください |
チョータツは、株式会社DEHA SOLUTIONSが提供するAI駆動型ラボ開発サービスです。公式サイトは「AIの進化を、ラボ開発のスピードへ。」と掲げています。AIを開発の全工程に活用しながら、ベトナムのIT人材を準委任契約でアサインするサービスと紹介しています。
新規開発や新規事業の案件、中長期に継続する開発、アジャイル型のプロジェクトとの適合性が高いと記載されています。業務分析、要件定義、アーキテクチャ設計、プロジェクト管理の上流工程は東京のチームが担当し、実装は協力会社のDEHA VIETNAMと一体の体制で行います。開発体制の例には、トライアル、小規模開発、中規模開発、大規模開発が並んでいます。
導入事例:株式会社 amp(WEBアプリ開発、ITインフラ構築)
ampは、DEHA SOLUTIONSとの取引が初めてのオフショア開発でした。依頼する前は、文化や言葉の違いによるデメリットが大きいのではないかと考えていました。
「文化や言葉の違いによるデメリット」が大きいのではないか、と考えておりましたが、その違いを払拭するレベルのサービスだと感じました。具体的には、仕様の理解と開発スピードの速さは素晴らしく、文化や言葉の違いによる多少の認識の違いもありましたが、それらを十分に埋めると感じています。また、認識の違いは日本国内の企業間で発生するレベルと大差はないので、メリットの方が大きいですね。
オフショア開発が初めてで、言葉や文化の違いに不安がある会社は、参考にしてみてください。
コウェル

| 運営会社 | 株式会社コウェル(東京都品川区、2007年設立) |
|---|---|
| 開発拠点 | ベトナム(ハノイ、ダナン) |
| 契約の形 | 公式サイトでご確認ください |
| AIを使った開発 | AI駆動開発(要件定義から設計、実装、テストの各工程にAIを組み込む) |
| 料金と最小の体制 | 公式サイトでご確認ください |
コウェルは、株式会社コウェルが提供するシステム開発と運用保守のサービスです。公式サイトは「オフショア開発における高品質・最適価格でのソフトウェア開発をトータルサポートします。」と紹介しています。高品質と低コストを両立したい、自社の開発部署を拡大したい、自社のエンジニアを新規開発に集中させて保守と運用をアウトソースしたい、という課題を挙げています。
提供するソリューションは、システム開発 / 運用保守、EC構築、ソフトウェアテスト、システム診断です。日本法人の日本人のPMと、ベトナム現地のブリッジSEが連携して対応すると記載されています。ベトナムの拠点では、指紋認証の入退室管理を備えた専用の開発スペースも用意できます。
導入事例:セントワークス株式会社(介護事業者向けの経営支援サービス)
セントワークスは、2017年7月に始めた家事支援のマッチングサービス「かじなび」のシステムの開発を、コウェルに依頼しました。自社では基本設計ができなかったため、基本設計から任せられる点を評価しています。開発の期間は全体で半年ほどで、開発の段階ではベトナム側のエンジニアが最大で10名ほど対応しました。
ベトナムエンジニアの開発スピードがとても早いことです。リリース前に300件の修正指示を出していて、『本当にできるのかな?』と不安でしたが、1日に10件以上の修正をこなしていましたね。もちろん人員も多かったと思いますが、これには本当に驚きましたよ。
基本設計から任せて、新しいサービスのシステムを作りたい会社に向いています。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. オフショア開発のメリットと注意点
オフショア開発のメリットは、国内で確保しにくい開発メンバーを、費用を抑えながら自社の開発に加えられることです。頼んだ会社の声から見えるメリットと、契約前に決めておきたい注意点を整理しました。
オフショア開発のメリット
- 国内で採用できなかった開発メンバーを確保できます。派遣や中途採用では人員が集まらなかった会社が、4名の体制で社内の基幹システムの保守と開発を続けている事例があります。
- 複数の案件を並行して進められます。社内の担当者が大規模な開発を担当しながら、並行する別の案件を海外のエンジニアに依頼し、納期の短縮も実現できたという声があります。
- 専属チームなら、開発の背景を共有したまま進められます。同じメンバーで開発を続けているため、改修のたびに前提をゼロから説明する手間が省け、初動が早いと話す会社があります。
- 短い納期の開発にも対応できます。約2か月後の展示会に向けたシステムの開発を、納期どおりに完了した事例があります。
具体例は、6章「オフショア開発おすすめ14選」の各社の事例にまとめています。
オフショア開発の注意点
オフショア開発を始めるときには、気をつける点や、思っていたのと違った、という場面も出てきます。オフショア開発白書(2025年版)のアンケートでは、開発会社に感じた課題として「コミュニケーション力」が最も多く挙がり、「品質管理」も上位でした。次の点を契約前に決めておくと、進めやすくなります。
- 仕様は文書にして、細かい部分まで伝えることが大事です。画面に表示する日本語の文言や画面の例まで先に用意して仕様書に書いておくと、修正のやり取りを減らせます。
- やり取りの言語と窓口を先に決めます。日本語で進めるのか英語で進めるのか、窓口は日本側の担当者かブリッジSEかを契約の前に確認すると、認識のずれを減らせます。
- 小さな開発や始めたばかりの時期は、費用を抑える効果が出にくい場合があります。立ち上げの準備とやり取りに時間がかかるため、数か月以上の計画で費用を比べるのがおすすめです。
- 人月単価は年ごとに変わります。プログラマーの単価が前年から3割ほど上がった国もあるため、見積もりがどの通貨で出ているかと、単価を見直す時期を聞いておくと安心です。
- 契約の条件は、契約する会社ごとに異なります。最低の契約期間、人数を変えるときの手続き、ソースコードの権利、契約が終わったあとの引き継ぎを、見積もりの段階で聞いておくとスムーズです。
8. オフショア開発を頼むときの流れ
オフショア開発を頼むときは、次の5段階で進みます。公式サイトでは、開発を始めるまでの期間を、最短1日や最短1週間と案内している例があります。
- 作りたいものと目的を整理する:作りたいシステム、予算、納期、重視する点を書き出します。仕様書や画面の例があれば準備します。
- 開発会社に相談して、見積もりを比べる:開発拠点の国、契約の形、日本側の窓口を確認し、同じ人数と同じ期間で2〜3社の見積もりを比べます。担当するPMやブリッジSEと話す機会があると安心です。
- 契約して、チームを編成する:契約の段階で、契約の期間、人数を変えるときの手続き、ソースコードの権利、契約が終わったあとの引き継ぎを書面で決めます。契約のあと、開発会社がチームと開発の環境を用意します。
- 開発を進めて、定期的に確認する:チャットと定例の会議で、進み具合と不明な点を確認します。ラボ型の場合は、自社の担当者が作業の優先順位を決めて指示を出します。
- 受け入れのテストを行い、リリースする:成果物が仕様どおりに動くかを自社で確認して、リリースします。リリースのあとの運用と保守を、同じチームに続けて依頼する会社もあります。
開発を始める前後に、担当者が現地の拠点を訪問して、開発チームと直接話す会社もあります。現地の視察に対応している開発会社もあるため、希望する場合は相談できます。
9. オフショア開発に関するよくある質問
オフショア開発で人気の国はどこですか
発注先として最も多い国はベトナムです。オフショア開発白書(2025年版)によると、オフショア開発.com に2025年に寄せられた相談では、発注先の国はベトナムが43%、中国が21%、インドが14%でした。バングラデシュとフィリピンが5%ずつで続きます。中国は前年の26%から5ポイント下がり、発注先がほかの国へ広がっています。
ベトナムに頼む会社が多いのはなぜですか
日本との距離が近く、国内の開発より単価を抑えやすいためです。オフショア開発白書(2025年版)は、ベトナムが選ばれる背景として、地理的な近さや、比較的安価な単価の水準などを挙げています。プログラマーの人月単価は40.1万円で、調査した6か国の中では中国に次いで高い水準です。ベトナムではIT人材の育成が進み、開発会社がハノイとホーチミンから、ダナンやフエなどの地方都市にも広がりました。同白書は、ベトナムの人件費の上昇と円安で、以前ほど費用を抑える効果が得られにくくなっているとも説明しています。
オフショア開発の費用はいくらですか
費用は、エンジニアの人月単価×人数×月数で決まります。オフショア開発白書(2025年版)によると、調査した6か国のプログラマーの人月単価は、ミャンマーの27.5万円から中国の58.3万円まで差があり、ベトナムは40.1万円です。ブリッジSEとPMの費用が加わるため、月額と総額で見積もりを比べるのがおすすめです。
オフショア開発の失敗例にはどんなものがありますか
仕様の伝え方が足りず、期待と違う成果物が納品される例があります。要件として書かれていない部分を開発チームが独自に解釈して作業し、期待と異なるものが納品された経験を話す会社があります。仕様を文書にして渡すこと、定例の会議で進み具合を確認すること、窓口になる人を決めておくことが大事です。
英語や現地の言葉が話せなくても頼めますか
日本語で進められる会社があります。今回比較した14社では、日本人のPMや、日本語が話せるブリッジSEが窓口になると公式サイトで説明している会社が多く見られます。英語で業務を行っている拠点もあるため、打ち合わせと資料を日本語で進められるかを、契約の前に確認すると安心です。
10. まとめ
オフショア開発は、システムやアプリの開発を海外の開発会社や海外の拠点に委託する開発の進め方です。費用はエンジニアの人月単価×人数×月数で決まり、調査された6か国のプログラマーの人月単価は27.5万〜58.3万円です。発注先はベトナムが最も多く、今回比較した14社でも、ほとんどの会社がベトナムに開発拠点を置いています。
契約の形は、専属のチームを確保するラボ型と、成果物を納品してもらう請負が中心です。開発会社を選ぶときは、頼む国、契約の形、日本側の窓口の体制を先に整理しましょう。
自社と近い状況の会社を支援した事例がある会社を2〜3社選び、同じ人数と同じ期間で見積もりを比べてみてください。
