記帳代行おすすめ6選【2026年】仕訳数別の料金相場と選び方

この記事を読むと分かること
「経理の知識がなく、今の帳簿の付け方で合っているのか不安」。
「法人にしてから仕訳が増えて、自分ではこなせなくなってきた」。
「経理の人を雇って一から育てる余裕はない」。
記帳代行を探し始めるきっかけは、このような悩みから始まることが多いです。
記帳代行を頼むと、領収書や通帳のコピーを渡すだけで毎月の帳簿がそろい、代表や経理を兼ねる人が本業に時間を使える体制が目指せます。
しかし、「1仕訳いくらが普通なのか分からない」「今の会計ソフトのまま頼めるのか分からない」「確定申告や決算まで、どこに頼めばいいのか見当がつかない」という迷いも出てきます。
この記事では、編集部が公式サイトに導入事例を公開している記帳代行6社を、「どんな状況の会社を支援しているか」の観点も含めて、掲載しました。
記帳代行を依頼したあとの会社を見ると、次のような成果につながった事例もありました。
- 経理に取られていた時間を、本業に使えるようになった
- お金や税金のことを気軽に聞ける相談先ができた
- 毎月の帳簿の整理や確定申告の負担が軽くなった
ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例か利用者の声を公開していて、そこから業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、記帳代行の事例を公開していて、お客さんの課題や導入の背景が分かる会社を中心に選んでいます。記帳代行は、記帳だけを頼めるプランを公式に出していて、個別のページで事例を公開している会社から選びました。6章の並びは、各社の最新の導入事例が新しい順です。
料金は公式サイトに金額が書いてある場合に転記し、公開されていない会社は「見積もり」としました。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。本記事には有料掲載企業が含まれる場合があり、該当する会社にはブロックの冒頭にPRと表記します(2026年9月時点で該当なし)。
2. 記帳代行とは
記帳代行とは、領収書や請求書、通帳のコピーなどの資料をもとに、日々の取引の仕訳入力と帳簿の作成を外部の専門業者に任せるサービスです。個人事業主が確定申告に向けて帳簿づけを出す場合から、社員数十名の会社が経理担当の退職をきっかけに入力を出す場合まで、使われ方に幅があります。ここでは、頼める業務の範囲と、経理代行・税理士との違いを短く整理しました。記帳のほかに給与計算や総務まで含めて外に出す場合は、バックオフィスの仕事の全体像と外注できる範囲で確認できます。記帳代行に頼めないことと料金の仕組みは、記帳代行とはで解説しています。
記帳代行に頼める業務の範囲
記帳代行で頼めるのは、資料を受け取ってから帳簿と試算表がそろうまでの作業です。今回比較した6社の公式サイトでも、次のような作業を記帳代行の中身として並べています。
- 資料を整理します。領収書やレシート、請求書を月ごとに分け、仕訳に使える形にそろえます。
- 仕訳を入力します。取引ごとに勘定科目を判断し、会計ソフトに入力します。
- 帳簿を作ります。現金出納帳、預金出納帳、総勘定元帳などをそろえます。
- 試算表を納品します。月ごとの損益と残高を確かめられる試算表を作って渡します。
確定申告書や決算書の作成と、税務の相談は税理士の仕事です。記帳代行の会社の多くは、ここを提携している税理士につなぐ形を取っています。記帳だけを出すのか、申告まで同じ窓口で済ませたいのかを先に決めておくと、候補が絞りやすくなります。
経理代行、税理士との違い
3つの違いは、「どこまでを、誰がやるか」です。表に整理しました。
| 言葉 | 主にやること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 経理代行 | 記帳に加えて、請求書の発行、支払いと振込、経費精算、給与計算、月次決算までを外部が担う | 経理担当が抜けて、 日々の経理業務をまとめて外に出したい場面 |
| 税理士 | 決算書と確定申告書の作成、税務署への申告、税務の相談を担う | 申告と節税の相談を専門家に任せたい場面 |
| 記帳代行 | 資料をもとに仕訳を入力し、帳簿と試算表をそろえる | 日々の帳簿づけだけを外に出し、 申告は税理士や自社で進めたい場面。 本記事の対象 |
請求書の発行や振込まで含めて任せたい場合は、経理代行のおすすめ13選で紹介している会社が候補になります。記帳そのものを会計ソフトの自動仕訳やAIで減らす方法と、人に残る作業は、経理はAIでどこまで自動化できるかにまとめています。
3. 記帳代行の料金相場
記帳代行の料金は、1仕訳あたり50〜100円が目安です。月額は月の仕訳数で決まるのが基本で、仕訳数が増えるほど料金も上がります。ここでは、月の仕訳数ごとの目安と、依頼先の種類で料金がどう変わるかを整理しました。各社の公開料金は、5章「記帳代行の比較表」にまとめています。
月の仕訳数で決まる月額の目安
記帳代行の月額は、次のように仕訳数の区分ごとに上がっていく形が一般的です。
| 月の仕訳数 | 月額の目安 |
|---|---|
| 100仕訳まで | 1万円程度 |
| 101〜200仕訳 | 1.5万円程度 |
| 201〜300仕訳 | 2万円程度 |
| 301〜400仕訳 | 2.5万円程度 |
| 401仕訳以上 | 3万円程度から |
同じ仕訳数でも、領収書の仕分けから任せる丸投げ型は、自社で資料を整理して渡す型より高くなります。月の途中で仕訳数が区分を超えたときの超過料金や、部門別の集計、試算表の早い納品などのオプションで、月額が上がることもあります。今回比較した6社のうち、仕訳数ごとの料金を公開している会社では、月100仕訳で1万1,000円〜1万6,500円(税込)でした。
- 月の仕訳数。仕訳数の区分ごとに月額が上がり、区分を超えた月は超過料金がかかります。
- 資料の整理をどこまで任せるか。領収書の仕分けから任せる丸投げ型は、整理して渡す型より高くなります。
- オプション。部門別の集計や、試算表の早い納品をつけると月額が上がります。
- 依頼先の種類。税理士事務所に頼むと、記帳の料金に顧問料が加わります。
依頼先の種類で変わる料金
同じ記帳でも、どこに頼むかで料金の組み立てが変わります。記帳の専門業者は、仕訳数に応じた月額で記帳だけを受ける形が中心です。税理士事務所に頼む場合は、記帳の料金に加えて、月2万〜5万円程度の顧問料がかかるのが一般的です。その分、申告や税務の相談まで同じ窓口で済ませられます。
記帳の専門業者に帳簿づけを頼み、決算と申告だけを税理士に頼む組み合わせを取る会社もあります。見積もりを取るときは、月の仕訳数、会計ソフト、申告まで含めるかを同じ条件にそろえると、比べやすくなります。
4. 記帳代行の選び方
記帳代行選びで契約前に見る点は7つです。依頼した会社の事例と各社の公開情報を読み比べて整理しました。
- 月の仕訳数と資料の量を先に数える
- 使っている会計ソフトに対応しているか
- 記帳だけか、決算・確定申告まで同じ窓口で頼むか
- 領収書や通帳の渡し方と、締めの頻度
- 同じ段階の事業者を助けた事例があるか
- 料金の数え方(仕訳単価か、月額パックか)
- 情報の預け方と、守りの体制
1. 月の仕訳数と資料の量を先に数える
最初にやることは、代行会社を探すことではなく、自社の月の仕訳数を数えることです。記帳代行の料金は仕訳数の区分で決まるため、仕訳数が分からないままでは見積もりを並べても比べられません。通帳の入出金の行数、領収書とレシートの枚数、請求書の枚数を1か月分数えると、おおよその仕訳数が見えてきます。繁忙期と閑散期で差がある事業なら、多い月と少ない月の両方を出しておくと、超過料金の心配も減ります。
記帳代行の仕訳数を数えるときの確認項目
- 通帳の入出金、領収書、請求書を1か月分数える
- 多い月と少ない月の仕訳数を書き出す
- 区分を超えた月の超過料金を候補の会社に聞く
2. 使っている会計ソフトに対応しているか
記帳代行は、会計ソフトに仕訳を入れる作業なので、自社の会計ソフトに対応しているかで候補が絞られます。freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計など、扱うソフトは代行会社ごとに違いがあり、選ぶ前の確認が必要です。1つのソフトに絞って受けている会社もあれば、会計ソフトを使わずに帳簿を返す会社もあります。freee会計とマネーフォワード クラウド会計は、今回比較した6社でも扱っている会社が多く、今のソフトのまま頼める候補を見つけやすいです。今のソフトのまま頼みたいのか、乗り換えてもよいのかを決めておくと、選択肢の幅が変わります。
記帳代行の会計ソフトを見るときの確認項目
- 今使っている会計ソフトと、乗り換えてもよいかを決める
- そのソフトに直接入力するか、取り込み用のデータで返すかを聞く
- 乗り換えるときの初期設定の費用を聞く
3. 記帳だけか、決算・確定申告まで同じ窓口で頼むか
記帳代行を選ぶ前に、決算と確定申告を誰が持つかを決めます。すでに顧問の税理士がいるなら、記帳だけを頼み、できた帳簿を税理士に渡す形が取れるので、今の関係はそのままです。税理士がいないなら、提携の税理士につないでくれる会社や、グループに税理士法人がある会社を選ぶと、申告まで窓口が1つで済みます。税理士がいるなら今の関係は変えなくてよいのか、と迷うかもしれません。顧問税理士と併用できると明記している記帳代行もあるので、そのまま相談できます。
記帳代行と申告の分担を決めるときの確認項目
- 決算と確定申告を、今の税理士、代行会社の提携先、自社のどこで行うかを決める
- 顧問税理士と併用できるかを聞く
- 帳簿を税理士に渡すときの形式を聞く
4. 領収書や通帳の渡し方と、締めの頻度
記帳代行の使い勝手を大きく左右するのは、資料の渡し方です。封筒に入れて郵送する会社、スマホで撮った写真をアップロードする会社、クラウドのフォルダで共有する会社があります。紙の領収書が多い事業なら郵送、日々スマホで経費を撮っているならアップロードと、今の習慣に合う渡し方を選ぶと、毎月の手間が増えません。月に1回まとめて送るのか、締め日が決まっているのか、帳簿がいつ返ってくるのかもあわせて見ておくと、試算表を見たい時期に間に合います。
記帳代行の資料の渡し方を見るときの確認項目
- 紙の領収書が多いか、データが多いかを把握する
- 郵送、アップロード、クラウド共有のどれで渡すかを聞く
- 資料を送る締め日と、帳簿や試算表が返ってくる時期を聞く
5. 同じ段階の事業者を助けた事例があるか
料金表が似ていても、支援している相手は会社ごとに違うものです。開業したばかりの個人事業主の帳簿づけを多く受けている会社と、社員数十名の法人で経理担当の穴を埋めてきた会社では、やり取りの進め方も相談の中身も変わります。公式サイトの導入事例を開いて、自社と近い段階の事業者がいるかを見ておくと、依頼後の食い違いを防げます。個人事業主だけを受けている会社や、法人を中心にしている会社もあるので、対象の記載もあわせて見ておくことが大事です。6章では6社それぞれの最新の事例を、依頼した会社の声とあわせて載せました。
記帳代行の事例を見るときの確認項目
- 候補の会社の事例ページを開いて、自社と近い段階の事業者を探す
- 個人事業主と法人のどちらを対象にしているかを読む
- 近い事例が見つからなければ、同じ段階の支援経験があるかを聞く
6. 料金の数え方(仕訳単価か、月額パックか)
記帳代行の料金は、仕訳数の区分ごとの月額、1仕訳あたりの単価、記帳と決算をまとめた月額パックなど、会社ごとに数え方が異なるのが特徴です。月額が安く見えても、仕訳数の上限が低く超過料金がかかると、結果として高くなるケースも出てきます。逆に、パックに試算表や決算まで含まれていて、別々に頼むより安く済む場合もあります。自社の仕訳数を当てはめて、年間でいくらになるかを並べて比べるのがおすすめです。初期費用、申込金、年払いか月払いかも、あわせて見ておくと安心です。
記帳代行の料金の数え方を見るときの確認項目
- 自社の仕訳数を当てはめて、年間の料金を計算する
- 仕訳数の上限と超過料金、オプションの料金を聞く
- 初期費用や申込金、支払いの方法を聞く
7. 情報の預け方と、守りの体制
記帳代行には、通帳のコピーや取引先の請求書など、会社のお金の情報をまるごと預けます。預けた資料をどこで、誰が扱うのか、事務所の外に持ち出さないのか、スタッフと秘密保持の約束をしているのかは、会社によってルールが違います。紙の原本を送る場合は、いつ、どうやって返してもらえるかも大事な点です。公式サイトに書かれていないことは、問い合わせの段階で聞いておくと、依頼後の不安が減ります。
記帳代行の情報の扱いを見るときの確認項目
- 預けてよい資料の範囲を自社で決める
- 資料を扱う場所と、秘密保持の取り決めを聞く
- 紙の原本を返してもらう時期と方法を聞く

5. 記帳代行の比較表
6社の対応業務・対応会計ソフト・料金を1枚の表に並べました。並び順は6章と同じく最新の導入事例が新しい順で、各社の事例と依頼した会社の声は6章に載せています。
| サービス名 | 対応業務 | 対応会計ソフト | 料金(公開分) |
|---|---|---|---|
| 経理外注・記帳代行センター | 記帳代行/経理代行/請求書発行・振込代行/給与計算・労務/税務顧問・税務申告 | freee/マネーフォワード クラウド会計 | 丸投げサポート 100仕訳以内 月16,500円〜 ※税込・251仕訳以上は100仕訳ごとに+16,500円 |
| BackofficeForce | 記帳代行/入金・支払消込/月締め処理/振込サポート/請求書発行/給与計算 | 使っているシステムに合わせて対応 | 見積もり(契約期間は2か月から) |
| 経理・記帳代行サポートオフィス | 記帳代行/給与計算代行/年末調整代行/社会保険手続き代行/請求書発行代行/振込代行。決算・申告は提携税理士法人 | freee/マネーフォワードクラウド/弥生Nextほか(会計ソフトなしも可) | 見積もり(実際の仕訳数に応じた月払い) |
| MRYメソッド | 会計ソフト入力/試算表納品/売掛金買掛金管理/給与計算/請求書発行/経費精算。決算は提携会計事務所を紹介 | 弥生会計 | 記帳代行プラン 月15,000円〜 会計ソフト入力代行 200仕訳で20,000円〜 |
| CalQ | 記帳・集計/所得税と消費税の確定申告代行(提携税理士法人)/税務調査対応。個人事業主向け | 不要(資料を封筒で送る) | スモールプラン 年83,600円 エキスパートプラン 年151,800円 ※税込・所得税申告料を含む。申込金11,000円は別途 |
| TOP ONE経理代行センター | 記帳代行/売上管理代行/支払代行/給与計算。決算・申告は提携税理士 | JDL/freee/勘定奉行/弥生会計/マネーフォワード/TKC | 入力サポート 100仕訳まで月11,000円〜 丸投げパック 100仕訳まで月16,500円〜 ※税込・700仕訳超は見積もり |
6. 記帳代行のおすすめ6選
ここからは1社ずつ紹介します。並びは、各社が公開している最新の導入事例が新しい順です。各社の説明のあとに、その会社に依頼した会社の最新の導入事例を、公式サイトから原文のまま出典つきで引用しました。
経理外注・記帳代行センター

| 運営会社 | マクシブ総合会計事務所(東京都中央区銀座)。代表は公認会計士・税理士 |
|---|---|
| 対応業務 | 記帳代行/経理代行/入金管理・請求書発行代行/支払管理・振込代行/給与計算・労務代行/税務顧問・税務申告 |
| 対応会計ソフト | freee/マネーフォワード クラウド会計(クラウド会計の導入支援あり) |
| 料金 | 丸投げサポート 月16,500円(100仕訳以内)・月24,750円(150仕訳以内)・月33,000円(200仕訳以内)・月41,250円(250仕訳以内)、251仕訳以上は100仕訳ごとに+16,500円。税務・経営顧問 月11,000円〜。税込 |
経理外注・記帳代行センターは、マクシブ総合会計事務所が運営する経理と記帳の代行サービスです。公式サイトは「対面相談OK」「既存税理士との併用OK」「クラウド対応」と掲げ、「創業期から上場企業まで幅広く対応可能」と打ち出されています。18年の経験と、1,000件以上の支援実績を公開しています。
記帳代行は、領収書・請求書・通帳コピーなどを送るだけの丸投げ型で、最短3営業日で納品できることを強みに掲げています。税理士事務所が運営しているため、記帳から税務申告まで同じ窓口で頼めます。今の顧問税理士を変えずに、記帳だけを頼み、できたデータを税理士に渡す使い方にも対応しています。
導入事例:大和グリーンエネルギー株式会社(太陽光発電の開発・運営、東京都千代田区)
大和グリーンエネルギーは、従業員7名で太陽光発電の開発と運営を手がける会社です。2013年の設立当初から経理を外に出すつもりで依頼し、会計業務全般から給与計算、決算申告までを任せています。証憑は毎月20日までにクラウドストレージで共有し、担当者とメールでやり取りしています。
自社で営業や経理業務全てを行うのが一番の理想ですが、私たちのようなベンチャー企業や中小企業ではやりきることはできません。信頼して委託できる先があるなら、経理業務を委託するのも一つの手だと思います。
規模が大きくない会社であれば、内製化するより委託したほうがコストカットに繋がり、本業に集中することができます!
また、会計事務所を通して経理業務を行ったほうが正確で安心ですし、何より相談もできるので心強いです!
少人数の会社で、記帳から申告までを会計事務所にまとめて相談したい会社に向いています。
BackofficeForce

| 運営会社 | BackofficeForce株式会社(東京都港区、2013年設立) |
|---|---|
| 対応業務 | 記帳代行/入金・支払消込/月締め処理/納付・振込サポート/請求書発行/請求・支払い管理/給与計算/事務関連手続き |
| 対応会計ソフト | 使っているシステムに合わせて対応 |
| 料金 | 見積もり。契約期間は2か月から |
BackofficeForceは、BackofficeForce株式会社が運営するバックオフィスの支援サービスです。公式サイトは「すっと解決、ずっと安定。」と掲げ、「経理 財務 労務を託せるクラウドバックオフィス」と説明しています。公開している実績は、顧客数400社、継続率98%です。
経理では記帳代行、入金・支払の消込、月締め処理を受け、有資格者がディレクションと監修をするとしています。使うシステムに制約はなく、お客さんが使っているシステムに合わせるとしています。契約期間は2か月からで、半年や1年の縛りはありません。
導入事例:株式会社ギークプラス(物流自動化ロボットの販売・導入・保守、従業員100名)
物流自動化ロボットを扱うギークプラスの経営管理部では、従業員が1年でほぼ倍に増え、経費精算と請求書の処理が膨らみ続けていました。会計の高度な判断は顧問会計士に残し、日々の実務を組織で受けられる先としてBackofficeForceに切り替えています。任せているのは、経費精算の一次レビューと、会計システムへの仕訳起票です。
経費精算はアウトソーシングしやすい業務ではある一方、外部に出す以上は品質への不安がどうしてもあります。ただ、BackofficeForceさんの場合は単純に精度が高いというだけでなく、目線合わせを積極的に働きかけてくださる姿勢が信頼につながっています。また、経費精算のレビューをお任せするようになってから、現場の従業員から特にネガティブな声が上がることが一切なかったのが印象的でした。
社員が急に増えて、仕訳の起票と経費の確認を社内だけで回しきれなくなってきた会社に向いています。
経理・記帳代行サポートオフィス

| 運営会社 | 株式会社YFPクレアコンサルティング(神奈川県横浜市ほか)。提携は税理士法人YFPクレア |
|---|---|
| 対応業務 | 記帳代行/給与計算代行/年末調整代行/社会保険手続き代行/請求書発行代行/振込代行。決算・申告は提携税理士法人 |
| 対応会計ソフト | freee/マネーフォワードクラウド/弥生Nextなどのクラウド会計。クラウド会計を使わない場合は自社で会計ソフトを用意しなくてよい |
| 料金 | 見積もり。毎月、実際の仕訳数に応じた口座振替。記帳代行は1年間の年間契約 |
経理・記帳代行サポートオフィスは、株式会社YFPクレアコンサルティングが運営する経理と記帳の代行サービスです。公式サイトは「経理はプロに、限る」と掲げ、記帳代行のページでは「経理が辞めちゃう前に 記帳代行にしたら?」と呼びかけています。提携する税理士法人と合わせて、全国1,300社を首都圏4拠点でサポートしているとしています。
資料を郵送すれば、約1か月(20営業日)で試算表とともに資料が返ってきます。メールやクラウドでの共有にも対応し、急ぐ場合は特急オプションがあります。税理士がいる会社や、自社で決算申告をしている会社からの記帳だけの依頼も受けています。サービス開始から3か月以内に満足できなければ料金を全額返す、全額返金保証制度を設けています。
導入事例:ワイドヒープス株式会社(デザイン・企画)
ワイドヒープスは、スポーツウエアやスマホケースなどのオリジナルデザインを手がける会社です。代表の菅家さんは、個人事業主のころは自分で経理をこなしていましたが、法人にしてから手が回らなくなり、まず経理代行のプランで依頼しています。
YFPクレアさんにお願いするきっかけは、個人事業主として仕事している時には自分で経理もこなせるレベルでしたが法人にしてから自分ではこなせないレベルになり、猫の手も借りたいという思いでまずは経理代行というプランで契約させていただきました。しばらくして売上も上がってきたタイミングで税務顧問の契約に切り替えて、現在もお世話になっています。
個人事業主から法人になったばかりで、事業の伸びに合わせて頼む範囲を広げていきたい会社におすすめです。
MRYメソッド

| 運営会社 | 合同会社ファットエバー(神奈川県横浜市) |
|---|---|
| 対応業務 | 会計ソフト入力/試算表納品/売掛金買掛金管理/給与計算賞与計算/請求書発行/経費精算/証憑データサービス。決算は提携会計事務所を紹介 |
| 対応会計ソフト | 弥生会計 |
| 料金 | 記帳代行プラン 月15,000円〜、事務作業軽減プラン 月38,000円〜、フルサポートプラン 月65,000円〜。会計ソフト入力代行は200仕訳で20,000円〜 |
MRYメソッドは、合同会社ファットエバーが運営する経理代行のサービスです。公式サイトは「小規模企業向けプロの経理代行」と明記し、横浜を拠点に全国に対応しています。内装業や飲食業などの小規模事業者の経理を多く受けてきた経験から、会社ごとに合わせたプランも組めるとしています。
記帳代行プランは、会計ソフトへの入力と試算表の納品が中心で、経理代行が自社にどこまで必要か分からない会社が試せる位置づけです。資料は専用のクラウドフォルダにPDFでアップロードし、打ち合わせはオンライン、質問はチャットで受けます。パソコンがない経営者には、スマホ用スキャナを無料で貸し出しています。
導入事例:ヨーロッパ野菜研究会(西洋野菜の栽培と出荷、福岡市)
福岡市内のホテルやレストランに朝採れの西洋野菜を出荷するヨーロッパ野菜研究会では、農作業と出荷、野菜の普及活動に追われるなかで、経理の負担が重くのしかかっていました。経理を1人雇うほどの仕事量はないため、経理代行を頼むと決めています。それまでは、時間があるときにできる範囲で経理作業をしていました。
農家と言っても私たちは少し特殊で、いろんな取り組みを積極的にしているため「会社のための費用だけど、これは経費として扱えるか?」などと質問する機会が多いです。ちょっとしたことなんですが、細かい疑問をいつでも質問出来るのは本当に嬉しいです。
会社というより個人として、ただがむしゃらに今まで進んできましたが、今は少しずつ会社の経営者として事業を客観視できるようになってきました。経理を外部委託するようになり、タイムリーな会社の数字を確認するようになったことがその要因だと思います。
本業の現場が忙しく、経理は空いた時間に片付けている小さな事業者に合うかもしれません。
CalQ

| 運営会社 | 株式会社エフアンドエム(大阪府吹田市、東京都中央区) |
|---|---|
| 対応業務 | 会計処理(記帳・集計)/所得税確定申告代行/青色申告対応/消費税確定申告代行/税務調査対応。申告は提携税理士法人 |
| 対応会計ソフト | 不要(資料を専用封筒で送る) |
| 料金 | スモールプラン(売上高500万円以下)年83,600円、エキスパートプラン(売上高500万円超)年151,800円。いずれも会計サービス料金と所得税申告料の合計で、申込金11,000円と、対象の場合の消費税申告料 年22,000円は別途。税込 |
CalQ(カルク)は、株式会社エフアンドエムが運営する個人事業主向けの会計サービスです。公式サイトは「「封筒に入れるだけ」のカンタン会計サービス」と掲げ、「個人事業主さま向けのサービスとなります。法人のお客さまへのサービス提供は行っておりません。」と明記しています。利用者は102,276名(2025年3月31日時点)です。
必要経費の領収書やレシート、売上の書類を毎月封筒に入れて送ると、記帳と集計から確定申告までを任せられます。会計ソフトへの入力は必要ありません。確定申告などの税務はエフアンドエムが紹介する税理士法人が担当します。年間の売上が5,000万円以下であることや、対象外の業種(農業や漁業などの第一次産業、車両販売・車検業、士業、卸売業など)が決まっているので、申し込み前に条件を見ておくことが大事です。
導入事例:N゜4 岡沼利行さん(理美容業、個人事業主)
2012年に理美容業で開業した岡沼さんは、確定申告の手続きを全部自分でするしかないと考えていました。数字に触れる機会がなかったうえ、開業直後で税理士に高い費用を払うのもためらい、自分でやるか専門家に頼むかで迷っていたところで、CalQを使い始めています。
サービス利用当初は開業からそんなに経っていなかったこともあり、とにかくいろんな疑問が浮かんできていました。そんなときにすぐ電話で問い合わせをしていたのですが、担当のスタッフの対応がとてもよかったというのが嬉しいポイントでした。個人的にはメールよりも電話で瞬時に疑問が解決することの方が性に合っているため、何を聞いてもちゃんとすぐに回答がもらえるというレスポンスの速さがよかったですね。もちろん毎月の帳簿の整理も、確定申告も本当に楽でした。
開業したばかりで、帳簿づけと確定申告をまとめて手放したい個人事業主に向いています。
TOP ONE経理代行センター

| 運営会社 | 株式会社TOP ONE(東京都国立市)。会社案内には税理士法人 大石会計事務所を併記 |
|---|---|
| 対応業務 | 記帳代行/売上管理代行/支払代行/給与計算。決算・申告は提携税理士 |
| 対応会計ソフト | JDL/freee/勘定奉行/弥生会計/マネーフォワード/TKC |
| 料金 | 入力サポート 月11,000円(100仕訳まで)〜月77,000円(700仕訳まで)、丸投げパック 月16,500円(100仕訳まで)〜月82,500円(700仕訳まで)。700仕訳超は見積もり。税込 |
TOP ONE経理代行センターは、株式会社TOP ONEが運営する経理・記帳代行のサービスです。公式サイトは「経理担当者を雇わなくても、経理の方がされている業務を丸ごと代行いたします!」と掲げ、「売上高0円~数十億円の会社様の経理業務を代行可能!」と記載されています。7年間で1,000件以上のお客さんと付き合ってきたとしています。
記帳は、自社で現金出納帳を付けて残りの資料を送る入力サポートと、レシート・領収書・請求書・通帳コピーを送るだけの丸投げパックから選べます。納品は通常20日以内で、特急オプションで最短5営業日にも対応します。提携税理士が記帳をチェックし、決算や申告だけのスポット契約も受けています。
導入事例:株式会社スカイライン(中古自動車販売、埼玉県所沢市)
従業員5名で業者間の中古車売買を手がけるスカイラインは、設立以来、経理をグループ会社に任せていました。本部の方針が変わり、自社で経理を持つことになったものの、経理のノウハウがない中で人を雇って育てるのは難しいと判断し、外注に切り替えています。月に仕入れと販売を合わせて1,000台ほどの車を処理する、車屋特有の経理です。
今では振込の一部を除いた経理処理、管理表作成をすべてお願いしています。担当のTさんを含め他のスタッフもしっかり親身にやっていただいているので、安心してお任せできると思っています。事務所に入るとみなさん全員立ち上がって挨拶してくれますよね。そういったおもてなしの接遇も心地よくて印象が良いと思います。
業界特有の処理が多く、担当者と直接会って話せる距離で経理を任せたい会社に合うかもしれません。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. 記帳代行のメリットと注意点
掲載6社の公開事例に共通する変化と、契約前に決めておく点を分けて書きます。
記帳代行のメリット
- 経理に取られていた時間を、本業に使えるようになります。時間があるときに経理を片付けていた事業者が、任せてからはストレスなく本業に打ち込めるようになった例があります。
- 経理の人を雇わずに、毎月の帳簿を回せます。専任を雇うほどの費用や仕事量がない会社でも、仕訳数に合わせた料金で帳簿づけを任せられます。
- お金や税金のことを聞ける相談先ができます。経費として扱えるかといった細かい疑問や、補助金の情報まで気軽に聞けるようになった例もあります。
- 毎月の帳簿の整理や確定申告の負担が軽くなります。提携の税理士まで同じ窓口でつながると、申告の時期に慌てることが減ります。
具体例は、6章「記帳代行のおすすめ6選」の各社の声にまとめています。
記帳代行の注意点
記帳代行を始めるときには、気をつける点や、思っていたのと違った、という場面も出てきます。編集部の立場から6社の公開情報と依頼の流れを見て、契約前に決めておくと安心な点を挙げます。
- 契約期間は、2か月から1年まで会社によって違います。初めて頼むなら、短い期間から試せるか、年間契約なら途中で止めるときの扱いがどうなるかを聞いておくと安心です。
- 解約の申し出の期限と、途中でやめたときの料金の扱いは、契約前に聞いておくことが大事です。年払いのプランでは、月割りで返金されるかどうかで、止めるときの負担が変わります。
- 預けた領収書などの原本がいつ返ってくるかは、会社によって違います。毎月返ってくる会社も、決算のあとにまとめて返す会社もあるので、手元に置いておきたい書類があれば事前の相談が大事です。
- 会計ソフトの名義は、契約のときに決めておくことが大事です。自社の名義にしておくと、代行先を変えるときも過去の帳簿をそのまま見られます。
8. 記帳代行を頼むときの流れ
依頼から毎月の帳簿が回り始めるまでは、次の6段階で進むことが多いです。
- 仕訳数と資料を洗い出す:月の仕訳数、使っている会計ソフト、資料が紙かデータかを書き出し、記帳だけを頼むのか申告まで含めるのかを決めます。
- 問い合わせ・見積もり:候補の会社に、月の仕訳数と会計ソフト、頼みたい範囲を伝えて見積もりを取ります。同じ条件で2〜3社に出すと比べやすくなります。
- 契約:料金と納期に納得できたら契約します。契約時には、契約期間と解約の条件、預けた資料の返し方、会計ソフトの名義をあわせて確認することが大事です。
- 資料を渡す:通帳のコピー、領収書、請求書などを、決めた方法(郵送、アップロード、クラウド共有)で渡します。会計ソフトを使っている場合は、閲覧や入力の権限もここで渡します。
- 入力と帳簿の作成:代行会社が仕訳を入力し、帳簿と試算表をそろえます。最初の数か月は、勘定科目の付け方や資料の送り方を細かくすり合わせることがあります。
- 試算表を確かめて税理士に渡す:返ってきた帳簿と試算表を確かめ、決算や確定申告の時期には、顧問税理士や提携の税理士に引き継ぎます。
9. 記帳代行に関するよくある質問
記帳代行の相場はいくらですか?1仕訳あたりの料金も知りたいです
1仕訳あたり50〜100円が目安で、月100仕訳までなら月1万円程度です。月額は仕訳数の区分ごとに上がり、月200仕訳までで1.5万円程度、月300仕訳までで2万円程度が目安です。領収書の仕分けから任せる丸投げ型や、試算表を早く受け取るオプションをつけると、料金は上がります。
記帳代行はどこまでやってくれますか?
領収書や通帳のコピーなどの資料をもとに、仕訳を入力して帳簿と試算表をそろえるところまでが基本です。資料の整理や、現金出納帳・総勘定元帳の作成も含まれます。確定申告書や決算書の作成は税理士の仕事なので、提携の税理士につなぐ会社が多いです。
記帳代行と経理代行の違いは何ですか?
記帳代行は帳簿づけを、経理代行は帳簿づけを含む経理の業務全般を任せるサービスです。経理代行では、記帳に加えて請求書の発行、支払いと振込、経費精算、給与計算、月次決算まで頼めます。帳簿づけだけを外に出したいなら記帳代行、経理担当の仕事をまとめて外に出したいなら経理代行が合います。
記帳代行は税理士でなくても頼めますか?
頼めます。仕訳の入力と帳簿の作成は、税理士でない記帳代行の会社にも依頼できる作業です。一方で、確定申告書の作成や税務の相談は税理士の仕事なので、申告まで任せたい場合は、提携の税理士がいる会社や、税理士法人と一緒に運営している会社を選ぶと窓口が1つで済みます。
個人事業主でも記帳代行を頼めますか?確定申告もお願いできますか?
頼めます。個人事業主向けのプランを用意している会社や、個人事業主だけを対象にしている会社が見られます。確定申告は、提携の税理士が担当する形で、記帳とまとめて頼めるサービスが中心です。売上の規模や業種で対象が決まっている場合もあるので、申し込み前に条件を見ておくと安心です。
10. まとめ
記帳代行は、領収書や通帳のコピーを渡すだけで、毎月の仕訳入力と帳簿づけを任せられるサービスです。編集部が調べた範囲で、公式サイトに記帳代行の導入事例を公開している6社を並べました。
料金の目安は1仕訳50〜100円で、月額は月の仕訳数で決まります。選ぶときの軸は、仕訳数、会計ソフト、決算と確定申告を誰が持つか、資料の渡し方、近い段階の事例、料金の数え方、情報の扱いの7つです。自社の仕訳数を数えたうえで、近い状況の会社を助けた事例がある会社を2〜3社選び、同じ条件で見積もりを並べて比べてみてください。
帳簿づけを手放して本業に時間を使う第一歩として、気になる会社の事例ページを読むところから始めてみましょう。
