情シスアウトソーシングおすすめ11選【2026年】情シス代行の費用と選び方

この記事を読むと分かること
「情シスを担当していた社員が退職することになり、社内に引き継げる人がいない」。
「パソコンのトラブルの対応が、詳しい社員1人に集中している」。
「社内からの問い合わせに追われて、本来の業務に時間を使えない」。
情シスアウトソーシングの検討は、このような悩みから始まることが多いです。
情シスアウトソーシング(情シス代行)を導入すると、社内の問い合わせ対応やPCの設定、アカウントの管理を外部の専門の会社に任せ、担当者が本来の業務に時間を使える体制が目指せます。
しかし、「どこまでの業務を頼めるのか」「常駐してもらう必要があるのか」「費用は月にいくらかかるのか」という迷いも出てきます。
この記事では、編集部が公式サイトに導入事例を公開している情シスアウトソーシング11社を、頼める業務、常駐・リモート・訪問の対応、料金で比べ、導入事例とあわせて1社ずつ紹介します。
情シスアウトソーシングを依頼したあとの会社を見ると、次のような成果につながった事例もありました。
- トラブル対応に時間を取られなくなり、担当者が自分の仕事に集中できるようになった
- 社員や現場からの問い合わせの件数が減った
- マニュアルなど、業務の手順や情報の整理が進んだ
ぜひ最後までご覧ください。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例かお客様の声を公開していて、依頼した会社の業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、情シスの業務の代行を公式サイトで説明していて、その事例を個別のページで公開している会社を中心に選んでいます。
料金は、公式サイトに金額が載っている場合に記載しています。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。本記事には有料掲載企業が含まれる場合があり、該当する会社にはブロックの冒頭にPRと表記します(2026年10月時点で該当なし)。
2. 情シスアウトソーシングとは
情シスアウトソーシングとは、社内の情報システム部門(情シス)が担当するIT関連の業務の一部またはすべてを、外部の専門の会社に委託するサービスです。情シス代行とも呼ばれます。システムを作る前後の窓口を情シスに任せる考え方は、システム開発の外注と社内のIT業務の分け方でも触れています。
情シスの担当者が1人の会社や、総務や経理の担当者が兼任している会社では、担当者の退職や不在で社内のITが止まるおそれがあります。採用や育成には時間がかかるため、業務の一部を外部の専門の会社に任せる方法があります。担当者が1人の会社が外に頼む範囲と費用は、ひとり情シスの支援で解説しています。
情シスアウトソーシングに頼める業務の範囲
情シスアウトソーシングに頼める業務は、日々の問い合わせ対応からIT企画の相談まで、幅があります。主な業務は次のとおりです。
- ヘルプデスク。社員からのPCやソフトウェアの問い合わせ対応、トラブルの一次対応
- PCの初期設定(キッティング)。入社する社員のPCやスマートフォンの設定、ソフトウェアのインストール
- アカウントとIT資産の管理。入退社に伴うアカウントの発行と停止、権限の変更、PCやライセンスの台帳の管理
- ネットワークとサーバーの運用・保守。監視、障害への対応、機器の入れ替え
- セキュリティ対策。ウイルス対策ソフトの導入と運用、更新プログラムの適用、セキュリティポリシーの策定
- IT企画の相談。システムやツールの選定、ベンダーとの調整、業務の改善
頼める範囲は会社ごとに違います。問い合わせ対応に特化したサービスもあれば、IT企画の相談まで対応するサービスもあります。各社が公式サイトで挙げている業務は、5章「情シスアウトソーシング11社の比較表」に並べました。
情シス代行、ヘルプデスク代行、常駐での支援の違い
情シスアウトソーシングの周りには、情シス代行、ヘルプデスク代行、常駐支援など、似通った言葉があります。それぞれの意味は次のとおりです。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 情シスアウトソーシング、情シス代行 | 情シスの業務の一部またはすべてを外部の会社に委託すること。この2つは同じ意味で使われています |
| ヘルプデスク代行 | 情シスの業務のうち、社員からの問い合わせ対応を委託すること |
| リモートでの支援 | 電話、チャット、リモート操作のツールを使い、委託先の拠点から対応する頼み方 |
| 訪問(オンサイト)での支援 | 必要なときや、週1回などの決まった頻度で、委託先の担当者が自社に来て対応する頼み方 |
| 常駐での支援 | 委託先の担当者が自社のオフィスに滞在して対応する頼み方。滞在する日数は会社ごとに違います |
常駐で頼む場合は、契約が労働者派遣か、請負などの業務委託かを確認することが必要です。厚生労働省は、労働者派遣と請負では、労働者の安全衛生の確保や労働時間の管理について、雇用主、派遣先、注文主が負う責任が異なると示しています。どちらに該当するかは「契約形式ではなく」「実態に即して判断されます」と案内しています(出典 厚生労働省 労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(37号告示)関係疑義応答集)。
3. 情シスアウトソーシングの料金相場
情シスアウトソーシングの料金は、中小企業が問い合わせ対応を中心に頼む場合、月額10万円以下が目安です。運用全体や訪問を含めて頼む場合や、社員数が多い会社の問い合わせ対応をまとめて任せる場合は、月額数十万円の料金が公開されています。社員数が数十名の会社が頼む範囲と費用は、中小企業の情シスアウトソーシングで解説しています。
金額の幅が大きいのは、料金の決まり方に加えて、任せる業務の範囲や台数、対応時間が会社ごとに違うためです。見積もりを比べるときは、料金が何の単位で決まるのかを先に確認することが大事です。
料金の4つの決まり方
今回掲載した11社の公式サイトを見ると、料金の決まり方は大きく4つあります。
- PCの台数で決まる。PC1台あたりの月額に、台数を掛けて計算します。
- 月額の定額パック。問い合わせの回数や時間の上限、対応する台数、含まれる業務でプランが分かれます。
- 月の対応時間で決まる。月の対応時間と、担当者のスキルで金額が変わります。
- 体制と訪問の頻度で決まる。担当する人数と、訪問や常駐の頻度で金額が変わります。
| 料金の決まり方 | 公開されている料金の例 | 金額が変わる条件 |
|---|---|---|
| PCの台数で決まる | PC1台あたり月額2000円~、3000円~、5000円~(プランで変動) | PCの台数、プランに含まれる業務 |
| 月額の定額パック | 月額3,900円(消費税別)で問い合わせ月5回まで(訪問は、電話とリモートで原因の箇所を特定できなかった場合に月1回まで) 月額40,000円(税抜)でヘルプデスク月8時間・50台まで 月額80,000円(税抜)でヘルプデスク月25時間・100台まで 月額8万円(税抜)、24.4万円(税抜)、35万円(税抜)~ | 問い合わせの回数や時間の上限、対応する台数、含まれる業務 |
| 月の対応時間で決まる | 1日1時間で月額12万円(税別)、1日2時間で月額18万円(税別) 月20時間で月額38万円(税別)、月40時間で月額64万円(税別) 時間単価のめやす ¥4,000から¥38,500(担当者の認定レベルと、ポイントの購入単価で変動) | 月の対応時間、担当者のスキル |
| 体制と訪問の頻度で決まる | フルリモートの複数名チームで30万円/月 3名体制で週0.5日×2回の訪問とリモートで60万円/月 | 担当する人数、訪問や常駐の頻度 |
表の金額は、各社が公式サイトで公開している料金です。税込か税抜かの表記は会社ごとに違うため、公式サイトの表記のまま載せました。
月額のほかにかかる費用
月額のほかに、初期費用がかかる場合があります。公開されている料金では、初期費用を無料とする会社が複数あります。
訪問対応、PCのキッティング、土日の対応は、月額に含まれずオプションになるサービスもあります。訪問1回ごとに費用がかかる料金体系も公開されています。見積もりを取るときは、月額に含まれる業務と、別料金になる業務を分けて確認すると安心です。PC1台・1時間・1人あたりに直した費用の目安と、11社の公開料金は、情シスアウトソーシングの費用相場にまとめています。
4. 情シスアウトソーシングの選び方
情シスアウトソーシングは、頼む範囲、頼み方、料金の単位の順に決めると、候補を絞りやすくなります。確認する点は5つです。
- いまの困りごとと社員数から、頼む範囲を決める
- 常駐か、リモートか、訪問を組み合わせるかを決める
- 料金の単位と、対応する人数・台数・時間を比べる
- 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた事例があるか
- 担当の体制と、引き継ぎの資料が残るかを確認する
1. いまの困りごとと社員数から、頼む範囲を決める
最初に、どの業務を外に任せるのかを言語化します。社員からの問い合わせ対応が負担なのか、入退社のたびのPCの設定とアカウントの発行が負担なのか、サーバーやネットワークを見られる人がいないのかで、頼む先が変わります。
社員数、PCの台数、いまの情シスの担当者の人数も整理しておくと、見積もりがスムーズです。月に何件の問い合わせがあるかを1か月記録しておくと、回数や時間の上限があるプランを選ぶときの判断材料になります。
情シスアウトソーシングに頼む範囲を決めるときの確認項目
- 外に任せたい業務を、問い合わせ対応、PCの設定、アカウントの管理、サーバーとネットワーク、IT企画の相談に分けて書き出す
- 社員数、PCの台数、情シスの担当者の人数を整理する
- 月の問い合わせの件数を1か月記録する
2. 常駐か、リモートか、訪問を組み合わせるかを決める
情シスアウトソーシングは、常駐しなくても頼めます。頼み方の種類は、リモート、訪問、常駐です。電話やチャット、リモート操作のツールで解決できる問い合わせが中心であれば、リモートでの支援で対応できます。
PCの受け渡しや、ネットワーク機器とサーバーの作業は、現地での対応が必要になる場合があります。訪問できる地域と、訪問の費用が月額に含まれるかを確認することが大事です。拠点が複数ある会社は、本社以外の拠点に訪問できるかも聞いておくと安心です。
情シスアウトソーシングの頼み方を決めるときの確認項目
- 現地での作業が必要な業務(PCの受け渡し、機器の設置など)があるかを整理する
- 訪問できる地域と、訪問の費用が月額に含まれるかを聞く
- 常駐で頼む場合は、契約が労働者派遣か業務委託かを聞く
3. 料金の単位と、対応する人数・台数・時間を比べる
料金の単位は、PCの台数、月額の定額、月の対応時間、体制と訪問の頻度の4つがあります。社員が増えている会社では、台数で決まる料金は総額が上がりやすいです。問い合わせが少ない会社は、回数や時間の上限が低いプランで足りる場合があります。
見積もりは、同じ範囲と同じ台数で数社から取って比べるのがおすすめです。上限を超えたときの追加料金と、対応する曜日と時間帯も確認が必要です。
情シスアウトソーシングの料金を比べるときの確認項目
- 料金が台数、定額、時間、体制のどの単位で決まるかを聞く
- 問い合わせの回数や時間の上限と、上限を超えたときの追加料金を聞く
- 初期費用と、訪問やキッティングなど別料金になる業務を聞く
4. 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた事例があるか
公式サイトの導入事例で、自社と近い規模と状況の会社を探します。担当者の退職がきっかけの会社、社員の問い合わせが多い会社、兼任の担当者が1人で対応している会社など、自社と同じ状況の事例を探すと、任せた業務や引き継ぎの進め方を比べられます。
事例では、依頼した会社が何を任せ、何が変わったかを見るのがおすすめです。近い事例が見つからないときは、問い合わせのときに近い規模の会社の例を聞く方法もあります。
情シスアウトソーシングの事例を見るときの確認項目
- 自社と近い社員数、近いきっかけの会社の事例を探す
- 事例の会社が任せた業務と、依頼後に変わったことを読む
- 近い事例が見つからないときは、近い規模の会社の例を聞く
5. 担当の体制と、引き継ぎの資料が残るかを確認する
委託先の担当者が替わるときにどう引き継ぐのかを確認することが大事です。担当が1人の体制か複数名のチームかで、担当者の不在時の対応が変わります。
業務の手順書、システムの構成図、PCやアカウントの管理台帳が自社に残る形で整備されるかも確認が必要です。資料が自社に残っていれば、委託先を変えるときや、社内で担当者を採用したときに引き継ぎやすくなります。
情シスアウトソーシングの体制を確認するときの確認項目
- 担当が1人か、複数名のチームかを聞く
- 手順書、構成図、管理台帳を作成するかどうかを聞く
- 解約するときに、手順書や管理台帳を受け取れるかを聞く

5. 情シスアウトソーシング11社の比較表
11社の頼める業務、常駐・リモート・訪問の対応、料金を1枚の表に並べました。各社のサービスの内容と導入事例は、6章に1社ずつ載せています。
| サービス名 | 頼める業務 | 常駐・リモート・訪問 | 料金(公開分) |
|---|---|---|---|
| 情シスフォース (DeepApex株式会社) | ITコンサルティング・DX/社内IT化/ゼロトラスト構築/情報セキュリティ/サーバ管理/ネットワーク管理/PCキッティング/ヘルプデスク | 基本的にはリモートでの対応。ネットワークやサーバなど現地対応が必要なものは事前に調整すれば可能 | 情シスフォースプラン: 20時間プラン 月額38万円(税別) 40時間プラン 月額64万円(税別) 60時間プラン 月額88万円(税別) 情シスフォースLiteプラン: 1日1時間プラン 月額12万円(税別) 1日2時間プラン 月額18万円(税別) 1日4時間プラン 月額32万円(税別) 1日8時間プラン 月額48万円(税別) 初期費用 無料 |
| トータルITヘルパー (リップル株式会社) | ヘルプデスク/OA機器管理(キッティングなど)/コンサルティング(ITコンサル、社内のNW構築など)/情報管理(IT資産管理、各種ライセンスの管理など)/定期的な訪問サポート、レポーティング(含まれる業務はプランで変動) | 電話やリモートデスクトップ接続で対応。全国37営業所のネットワークを使った訪問対応も可能(訪問対応の費用は、所在地にもよるが8,000円+作業費)。常駐の費用は相談 | ヘルプデスクプラン PC1台あたり2000円~ 情シス代行プラン PC1台あたり3000円~ プレミアムプラン PC1台あたり5000円~ カスタマイズプラン 要お見積り 最低利用料は月額6,000円 最低利用期間は半年 通常は初期費用10,000円 (キャンペーン中につき無料) |
| アイチーム (アイチーム株式会社) | 年間計画策定支援/問い合わせ・設定依頼対応、インシデント管理/障害切り分け・対応/月次Windows Update/IT資産棚卸サポート/構成図・台帳更新/ウイルス感染状況監視(含まれる業務はプランで変動) | クライアント専用のサポート窓口を開設。開始前にスタッフが事務所を訪問して現地調査 | ヘルプデスクプラン 月額8万円(税抜) スタンダードプラン 月額24.4万円(税抜) カスタムプラン 月額35万円(税抜)~ 問い合わせ・設定依頼対応と障害切り分け・対応は8時間/月 契約は1年間の年間契約 |
| 情シスSAMURAI (クロス・ヘッド株式会社) | ヘルプデスク/アカウント管理/PCキッティング/システム運用/改善支援/IT企画 | 訪問とリモート対応。PC・スマートフォンの初期設定はオンサイト、もしくはリモート | サービス提供例として 約50名の会社に フルリモートの複数名チームで30万円/月 約100名の会社に3名体制 (週0.5日×2回オンサイト+リモート)で60万円/月 約1,100名の会社に3名体制 (週1日×2回オンサイト+リモート)で85万円/月 |
| IT顧問 情シス君 (株式会社デジタルハック) | セキュリティ対策/IT資産管理/キッティング/ヘルプデスク系/ドキュメント整備/インシデント対応、スポット情シス業務/業務改善/システム開発/Web保守・運用 | 公式サイトでご確認ください | 1時間単位からの料金プラン 業務の内容に応じてL1 (運用保守)からL4(事業改善)の4段階で時給が変動する料金体系 金額は公式サイトでご確認ください |
| RICOH 情シスおまかせパック (リコージャパン株式会社) | 障害切り分け(被疑箇所の特定まで。復旧作業は別途有償)/操作問合せ・操作代行/IT環境相談/端末管理/デバイスセキュリティ | 電話、リモートサポート、オンサイトサポートで対応。オンサイトは、電話・リモートツールで被疑箇所の特定に至らなかった場合に月1回まで | 共通基本サービス (スタンダード)基本メニュー 月額3,900円(消費税別) 標準でヘルプデスク5回/月 オンサイト1回/月 資産管理ツール3ライセンス付き 追加オプション: ヘルプデスクの利用回数を5回分追加 月額2,000円 (消費税別) オンサイトの利用回数を1回分追加 月額1,500円 (消費税別) 資産管理ツールを10ライセンス分追加 月額3,000円 (消費税別) 契約開始から1年未満の解約は 解約違約金20,000円(消費税別) |
| シスクル (DXER, inc.) | 入社・退社・休職・復職管理(アカウント発行・停止、権限付与)/AIヘルプデスク/SaaS・IT資産・権限管理/デバイス ライフサイクル支援(調達・配布・回収・買取)/業務フロー・運用設計支援/セキュリティ・ガバナンス支援/AI導入・活用支援 | 公式サイトでご確認ください | 公式サイトでご確認ください |
| ReSM plus (株式会社DTS) | 社内ヘルプデスク(PC・アカウント・パスワード、スマホ・周辺機器、ネットワーク・プリンタ、業務システム・SaaS、Microsoft 365の問い合わせ)/総務・人事・経理の問い合わせ/FAQ作成・更新代行。アカウント登録・PCキッティングなどの作業代行はオプション(別途費用) | ポータル、電話、問い合わせフォームの窓口でAIと専任オペレーターが対応 | 委託費 月額40万円〜 (従業員300名以下・平日日中の例) 規模・対応時間帯・オプションにより個別見積 |
| 情シス代行パック (エイネット株式会社) | 社内ヘルプデスク/PC設定サポート/PCトラブル対応/定例ミーティング/IT運用相談/ITコンサルティング/メール設定サポート/セキュリティアプリ導入サポート/ネットワークトラブル対応/端末調達。キッティング、オンサイト対応、サーバー監視などはオプション | リモートツールでのサポート。オンサイト対応はオプション | ベーシック 40,000円/月 (ヘルプデスク月8時間まで、サポート台数50台まで) スタンダード 80,000円/月 (ヘルプデスク月25時間まで、サポート台数100台まで) プラチナ 150,000〜250,000円/月 (ヘルプデスク月30時間まで、サポート台数100台まで) 表示は全て税抜価格 全てのプランで初期費用は無料 |
| まるごと情シス代行 (キューアンドエー株式会社) | 情シスのルーティーン業務や管理業務の代行(問い合わせ対応、FAQや運用フローの整備、チャットボットシナリオ構築、マニュアル作成など) | 依頼する会社にシステムが無い場合でも、全国にあるキューアンドエーのコールセンターを使用 | 公式サイトでご確認ください |
| シェアード社員 (ユナイトアンドグロウ株式会社) | コーポレートIT(社内情報システム)に関わる仕事。例として、ヘルプデスク運用改善(PCキッティング、ユーザサポート、アカウント管理、障害一次対応、資産管理など)、サーバ設計・構築、システム活用コンサルティング | 担当者が現地に訪問。全案件を複数名のチームで担当 | ポイント制(前払い) 時間単価のめやすは ポイントの購入単価で変わる料金例として 認定レベルL1 ¥4,000 L2 ¥7,000 L3 ¥9,500 L4 ¥14,000 L5 ¥23,000 L6 ¥38,500 月額の利用例として 社員数約40名の会社で¥150,000/月 約60名の会社で¥500,000/月 約340名の会社で¥2,300,000/月 |
表は各社の公式サイトの記載をもとにしています。見積もりは、同じ範囲と同じ台数で取って比べるのがおすすめです。
6. 情シスアウトソーシングおすすめ11選
ここからは1社ずつ紹介します。各社の説明のあとに、その会社に依頼した会社の導入事例を、公式サイトから出典つきで載せました。依頼した会社の発言は、原文のまま引用しています。
情シスフォース

| 運営会社 | DeepApex株式会社(東京都千代田区) |
|---|---|
| 頼める業務 | ITコンサルティング・DX/社内IT化/ゼロトラスト構築/情報セキュリティ/サーバ管理/ネットワーク管理/PCキッティング/ヘルプデスク |
| 常駐・リモート・訪問 | 基本的にはリモートでの対応。ネットワークやサーバなど現地対応が必要なものは事前に調整すれば可能 |
| 料金 | 情シスフォースプラン:20時間プラン 月額38万円(税別)、40時間プラン 月額64万円(税別)、60時間プラン 月額88万円(税別) 情シスフォースLiteプラン:1日1時間プラン 月額12万円(税別)、1日2時間プラン 月額18万円(税別)、1日4時間プラン 月額32万円(税別)、1日8時間プラン 月額48万円(税別) 初期費用 無料 |
情シスフォースは、DeepApex株式会社が運営する情シスのアウトソーシングサービスです。公式サイトは「中小・中堅企業の情シス専門」と掲げています。社内に相談相手がいない、何から手をつけていいのかわからない、1人情シスで対応しきれない、という課題を持つ情報システム部を対象に挙げています。
対応する業務は、ヘルプデスクやPCキッティングなどの日々の運用から、システム企画やセキュリティポリシーの策定までです。エンジニア出身で情シスの知見があるメンバーがチームで対応すると紹介しています。定常業務に特化した情シスフォースLiteプランは、ユーザサポート、PCキッティング、アカウント管理、資産管理などを情シス経験者が対応するプランです。利用の流れは問い合わせから業務開始までの5段階で、最短3営業日から業務を開始できると明記しています。
導入事例:株式会社 新東通信(総合広告代理業)
新東通信は、情報システム関連の業務の多くが特定の担当者に依存していて、業務手順や判断基準が十分に可視化されていませんでした。担当者の体制変更も重なり、限られた期間で業務を整理して、安定して運用できる体制をつくることが急務だったと紹介されています。
これまでは業務の進め方が見えづらい部分もありましたが、現在はアカウント・権限管理、入退社対応、IT資産に関する情報整理など、日々の定常運用を安定して進められる体制づくりが進んでいます。
Notionなどを活用したナレッジ整備も進んでいて、業務内容や判断基準を社内で共有しやすい状態に近づいていると感じています。
まだ改善の途中ではありますが、情報が整理され、業務の属人化を減らしながら運用基盤を再構築できていることは、大きな前進だと思います。
担当者が替わるタイミングで、手順の引き継ぎとあわせて運用そのものを整理したい会社に合うかもしれません。
トータルITヘルパー

| 運営会社 | リップル株式会社(千葉県船橋市、2013年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | ヘルプデスク/OA機器管理(キッティングなど)/コンサルティング(ITコンサル、社内のNW構築など)/情報管理(IT資産管理、各種ライセンスの管理など)/定期的な訪問サポート、レポーティング(含まれる業務はプランで変動) |
| 常駐・リモート・訪問 | 電話やリモートデスクトップ接続で対応。全国37営業所のネットワークを使った訪問対応も可能(訪問対応の費用は、所在地にもよるが8,000円+作業費)。常駐の費用は相談 |
| 料金 | ヘルプデスクプラン PC1台あたり2000円~ 情シス代行プラン PC1台あたり3000円~ プレミアムプラン PC1台あたり5000円~ カスタマイズプラン 要お見積り 最低利用料は月額6,000円、最低利用期間は半年 通常は初期費用10,000円(キャンペーン中につき無料) |
トータルITヘルパーは、リップル株式会社が運営する情シス代行のサービスです。公式サイトは「企業の情報システム部の業務のサポート、もしくは全てを引き継ぎ・運営を行うサービス」と紹介しています。アカウント・ライセンスの管理が煩雑、社員の入退職時の管理が煩雑、ITデバイスの管理が行き届かない、といった課題を解決できると紹介しています。
料金はPC1台あたりの月額で、サポート回数の上限はなく、何度問い合わせてもPC1台あたりの一律料金と明記しています。ヘルプデスクプランは電話、チャット、リモートでのサポートが中心で、情シス代行プランには訪問対応や運用アドバイスが加わります。受付時間は平日9:00~18:00です。申し込みの流れは問い合わせから利用開始までの5段階で、問い合わせには1営業日以内に返信すると記載されています。
導入事例:ヒューマンライフケア株式会社(介護サービス)
ヒューマンライフケアは、全国の拠点で介護サービスを提供している会社です。現場のスタッフ向けに社内ポータルサイトを構築しましたが、スタッフを採用するたびにアカウントを発行して設定する作業が膨らみました。IT推進室の担当者が自分で作業していて、月に1回か週に1回の頻度で更新するのが精一杯でした。現在は、新入社員用のアカウントの追加と設定、社内アンケートの集計、資格取得者の情報の基幹システムへの反映をトータルITヘルパーが代行していると紹介されています。
大きく変わりました。以前は月単位や週単位だった更新作業が、現在はトータルITヘルパーさんのおかげで毎日更新できています。タイムラグがなくなったことで、新しく入ってきたスタッフのアカウントでもスムーズにシステムを利用できるようになり、現場からの問い合わせも目に見えて減りました。
人の出入りが多く、アカウントの発行や更新に担当者の作業が追いつかない会社は、検討してみる価値があります。
アイチーム

| 運営会社 | アイチーム株式会社(大阪府大阪市、2006年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | 年間計画策定支援/問い合わせ・設定依頼対応、インシデント管理/障害切り分け・対応/月次Windows Update/IT資産棚卸サポート/構成図・台帳更新/ウイルス感染状況監視(含まれる業務はプランで変動) |
| 常駐・リモート・訪問 | クライアント専用のサポート窓口を開設。開始前にスタッフが事務所を訪問して現地調査 |
| 料金 | ヘルプデスクプラン 月額8万円(税抜) スタンダードプラン 月額24.4万円(税抜) カスタムプラン 月額35万円(税抜)~ 問い合わせ・設定依頼対応と障害切り分け・対応は8時間/月。契約は1年間の年間契約 |
アイチームの情シスサポートサービスは、アイチーム株式会社が運営する情シス業務のアウトソーシングサービスです。公式サイトは「一人情シスでも余裕のある運用ができる安心サポート」と掲げています。システム企画から運用までの情シス(社内SE)業務を対象にしたサービスと紹介しています。
サービスの特徴は4つです。年間計画の作成、時間内であれば無制限に相談できる問い合わせ対応、ハードウェア・ネットワーク・ソフトウェアのトータルサポート、専門コンサルタントによるプロジェクトの対応を挙げています。サポート時間は平日9時〜18時です。サービスの流れは4段階で、秘密保持契約を結んだあとにスタッフが事務所を訪問し、IT環境やIT資産の管理状況を調査してから、専用のサポート窓口を開設すると記載されています。
導入事例:河内長野ガス株式会社
河内長野ガスは、社員数が90名程度の会社で、ほぼ全員が1台ずつパソコンを使います。ITシステムの運用は、経理業務と兼任の担当者が実質1人で行っています。アイチームのサポートが入る前の半年から1年ほどは、トラブルのたびに取扱説明書や過去のドキュメントを遡っていて、相談する相手がいなかったと紹介されています。
そのまま気がつかないとかなり致命的な状態になるものもあります。実際、ハードウェアの故障をアイチームさんに発見していただいて大事に至らなかった事がありました。
あと、システムのメンテナンスなども一人でやっているときは、調べながら夜中にやっていて、結局朝までに終わらなかったりしていました。しかし、今は、しっかりとアイチームさんと相談して段取りもしていただいているので、18時半くらいの開始で宿直者が使う部分以外は、その日の内に終わらせることができたりと、柔軟かつ効率的なメンテナンスができています。
ほかの業務と兼任の担当者が1人でサーバーやネットワークまで見ている会社は、参考にしてみてください。
情シスSAMURAI

| 運営会社 | クロス・ヘッド株式会社(東京都港区、1992年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | ヘルプデスク/アカウント管理/PCキッティング/システム運用/改善支援/IT企画 |
| 常駐・リモート・訪問 | 訪問とリモート対応。PC・スマートフォンの初期設定はオンサイト、もしくはリモート |
| 料金 | サービス提供例として、約50名の会社にフルリモートの複数名チームで30万円/月、約100名の会社に3名体制(週0.5日×2回オンサイト+リモート)で60万円/月、約1,100名の会社に3名体制(週1日×2回オンサイト+リモート)で85万円/月 |
情シスSAMURAIは、クロス・ヘッド株式会社が運営する情シスのアウトソーシングサービスです。公式サイトは「ひとり情シス問題やIT人材不足など、企業が抱える課題の解決を支援します」と紹介しています。情シス担当者の急な退職で社内のシステムをどう維持すればよいかわからない、という管理部門の悩みを例に挙げています。
支援内容は、ヘルプデスク、アカウント管理、PCキッティングなどの日常の運用から、IT企画までです。顧客に合わせたチームを構築し、引き継ぎの不安や属人化を防ぎながら対応すると明記しています。バトンタッチの流れは、問い合わせから運用開始までの7段階です。相談から最短約2週間で業務を引き継ぐと記載されています。引き継ぎのときは、契約しているサービスの一覧、PCの一覧、構成図など、今ある情報の提供を求めています。
導入事例:キャリアインキュベーション株式会社(人材紹介業、東京都千代田区)
キャリアインキュベーションは、情シスに知見のあるメンバーが情シス業務を兼務していましたが、そのメンバーが退職することになりました。現在は、新しいメンバーのPCのキッティング、PCやスマートフォンの機器管理、PCの発注、ヘルプデスクの窓口、新しいシステムやツールの相談を情シスSAMURAIに依頼しています。
私の場合はとにかく自分の仕事に集中できるようになりました。もし何か問題起きて調べなければならない場合、自分の仕事を全部差し置いて対応する必要があったので、今はそれに時間を取られなくなったのが、本当に一番大きいです。
あとは新しい方が入社するときに、パソコンの設定をするのに4、5時間くらいはかかっていたのが手離れしたのも本当にありがたいです。コア業務に集中でき、コア業務以外でのプレッシャーから解放されました。
情シスを兼務していた人が退職し、総務や経理の担当者がITの問い合わせまで対応している会社に向いています。
IT顧問 情シス君

| 運営会社 | 株式会社デジタルハック(東京都港区、2020年創業) |
|---|---|
| 頼める業務 | セキュリティ対策/IT資産管理/キッティング/ヘルプデスク系/ドキュメント整備/インシデント対応、スポット情シス業務/業務改善/システム開発/Web保守・運用 |
| 常駐・リモート・訪問 | 公式サイトでご確認ください |
| 料金 | 1時間単位からの料金プラン。業務の内容に応じてL1(運用保守)からL4(事業改善)の4段階で時給が変動する料金体系。金額は公式サイトでご確認ください |
IT顧問 情シス君は、株式会社デジタルハックが運営する情シス代行・アウトソーシングのサービスです。公式サイトは「中小企業の課題に合わせた情シス代行・アウトソーシング体制」と打ち出しています。情シス部門の担当者が退職してしまった、兼務の状態から解放されたい、という課題を解決できると紹介しています。
サポートする業務は、キッティングやヘルプデスクから、ドキュメント整備、業務改善までです。コンサルタント、アカウントマネージャー(PMO。プロジェクトの進行を管理する役割)、サポーターの3層体制で支援すると紹介しています。支援の流れは5段階です。既存の担当者や委託先から業務を引き継いだあと、引き継いだ業務や情報を手順書やマニュアルに蓄積します。担当者がすでに退職していて引き継ぎの連絡が難しい場合も、業務を再定義すると明記しています。
導入事例:株式会社ランクアップ平野屋(イベント・舞台運営支援業)
ランクアップ平野屋は、2024年の組織体制の見直しで、社内に分散していた情報システムの関連業務を2名の担当者に集約しました。日常の運用業務だけで手一杯になり、マニュアルの整備などの改善業務に着手できていませんでした。情シス君には、最初の1か月で業務を引き継いだあと、マニュアルの作成と調査業務を依頼しています。
導入後の変化としては、業務を外部に任せられるようになったことで私と芹澤のリソース負担が軽減されました。
特にマニュアル化や調査業務といった、重要でも後回しになりがちな部分に着手できるようになりました。
また、必要な情報が整理された形で揃うようになりました。
検討の優先順位がつけやすくなり、プロジェクト全体の進め方が以前より明確になったと思います。
情シスの担当者はいるものの、日々の運用で手一杯で、マニュアルの整備が後回しになっている会社に合うかもしれません。
RICOH 情シスおまかせパック

| 運営会社 | リコージャパン株式会社(東京都港区、1959年創立) |
|---|---|
| 頼める業務 | 障害切り分け(被疑箇所の特定まで。復旧作業は別途有償)/操作問合せ・操作代行/IT環境相談/端末管理/デバイスセキュリティ |
| 常駐・リモート・訪問 | 電話、リモートサポート、オンサイトサポートで対応。オンサイトは、電話・リモートツールで被疑箇所の特定に至らなかった場合に月1回まで |
| 料金 | 共通基本サービス(スタンダード)基本メニュー 月額3,900円(消費税別)。標準でヘルプデスク5回/月、オンサイト1回/月、資産管理ツール3ライセンス付き 追加オプション:ヘルプデスクの利用回数を5回分追加 月額2,000円(消費税別)、オンサイトの利用回数を1回分追加 月額1,500円(消費税別)、資産管理ツールを10ライセンス分追加 月額3,000円(消費税別) 契約開始から1年未満の解約は、解約違約金20,000円(消費税別) |
RICOH 情シスおまかせパックは、リコージャパン株式会社が運営する情報システム業務支援サービスです。公式サイトは「リコーのITエンジニアがお客様の情報システム業務を代行」するサービスと紹介しています。ITに詳しい社員に頼ってもなかなか解決できない、本来業務に支障がある、という会社に向けたサービスです。
機器やソフトウェアの操作の疑問には電話で答え、リモートツールによる操作代行も実施すると記載されています。トラブルのときは障害を切り分け、原因の特定をサポートします。サービスの時間は月曜から金曜の9:00-17:00(リコーが定める休業日を除く)で、利用回数の上限は、障害切り分け、操作問合せ・操作代行、IT環境相談を合わせて月5回までです。
導入事例:社会福祉法人 北九州あゆみの会(障害福祉サービス、福岡県北九州市)
北九州あゆみの会は、運営拠点全体で約170台のパソコンを管理していて、各施設からの問い合わせには法人本部事務局の担当者が1人で対応していました。パソコンの不具合対応は知識のある特定の職員に負担が集中し、トラブル対応に半日を費やすこともあったと紹介されています。
実際に問題が解決しましたし、私に上がってくる施設からの報告も少なくなりました。ほかの業務に時間を充てられるようになり、専門家から助言をいただくほうがより安全に使えます
導入してよかったです。簡単に見えてもプロでも時間がかかることもあり、職員だけでは対応が難しいことを実感しました。素人の対応でさらなるトラブルを招く心配もなくなり、安心して任せられます
パソコンに詳しい職員が、本来の仕事の合間に、ほかの職員からの問い合わせにも対応している会社や施設にぴったりです。
シスクル

| 運営会社 | DXER, inc. |
|---|---|
| 頼める業務 | 入社・退社・休職・復職管理(アカウント発行・停止、権限付与)/AIヘルプデスク/SaaS・IT資産・権限管理/デバイス ライフサイクル支援(調達・配布・回収・買取)/業務フロー・運用設計支援/セキュリティ・ガバナンス支援/AI導入・活用支援 |
| 常駐・リモート・訪問 | 公式サイトでご確認ください |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
シスクルは、DXER, inc. が運営する社内ITの支援サービスです。公式サイトは「専任の情報システム担当者をお持ちでない企業様を主要なご支援対象としております」と明記しています。既存の担当者がいる会社も、業務負荷を軽減したい場合や、特定の領域を外部でカバーしたい場合に依頼できると紹介しています。
サービスは、アプリケーションと専門チームの2つです。アプリケーションは、入退社に伴うアカウントの発行や権限の付与、SaaS(インターネット経由で使うソフトウェア)や端末の利用状況の可視化に使います。専門チームは、業務フローの設計とセキュリティを支援します。Google Workspace、Microsoft 365、Slack、Notionなどの主要なSaaSに対応すると記載されています。初回のヒアリングからサービス開始までは、標準的なケースで2〜4週間程度が目安です。社員からのIT問い合わせ対応だけを任せるなど、特定の業務のみの依頼から始められると案内しています。
導入事例:株式会社さとゆめ(伴走型コンサルティング)
さとゆめは、コーポレート部門の責任者が情シス領域を担当していました。担当者の退職が決まったとき、社内に情シス領域を引き継げる人がいなかったため、アウトソーシングを検討したと紹介されています。規模は50〜100名です。
現状、情シス関連業務の大部分をシスクルに対応してもらっています。
例えば、入社者には必要なアカウントを用意した状態でデバイスを渡していますが、経理業務など他のバックオフィス業務を対応しながらでは手が回らないときもあるので、情シス業務を一任できるのはとてもありがたいですね。
併せて、入社者向けにツール関連のマニュアルも作成してもらっており、そういった細やかな対応までをしてもらえる点でも大変助かっています。
今のところ、社内でわからないことは、すぐにシスクルに相談・依頼できる体制が整っているため、引き継ぎから現在に至るまで大きな問題もなく運用できているかと思います。
情シスを担当していた人の退職が決まり、経理などほかのバックオフィス業務の担当者が引き継ぐことになった会社は、参考にしてみてください。
ReSM plus

| 運営会社 | 株式会社DTS(東京都中央区、1972年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | 社内ヘルプデスク(PC・アカウント・パスワード、スマホ・周辺機器、ネットワーク・プリンタ、業務システム・SaaS、Microsoft 365の問い合わせ)/総務・人事・経理の問い合わせ/FAQ作成・更新代行。アカウント登録・PCキッティングなどの作業代行はオプション(別途費用) |
| 常駐・リモート・訪問 | ポータル、電話、問い合わせフォームの窓口でAIと専任オペレーターが対応 |
| 料金 | 委託費 月額40万円〜(従業員300名以下・平日日中の例)。規模・対応時間帯・オプションにより個別見積 |
ReSM plus(リズムプラス)は、株式会社DTSが運営する社内ヘルプデスクの代行サービスです。公式サイトは「社員からの問い合わせをAIと人でまるごと引き受ける」サービスと紹介しています。窓口がバラバラで見落としが起きる、同じ質問の繰り返しに工数がかかる、ナレッジが1人の頭の中にある、という3つを社内問い合わせの課題に挙げています。
情シスのほか、総務・人事・経理への社内の問い合わせを、AIと専任オペレーターが同じ窓口で対応し、FAQの整備と改善まで運用すると記載されています。月額は契約時に固定です。契約した対応時間帯と対象範囲の中であれば、問い合わせ件数による追加請求はないと明記しています。導入までの流れは5段階です。依頼する会社のいまのヘルプデスクの体制と並行して稼働させてから、新しい窓口に切り替えます。委託先の切り替えを約2ヶ月で全面移行した実績もあると案内しています。
導入事例:象印マホービン株式会社(家庭用品メーカー、大阪)
象印マホービンは、ReSM plusを導入する前もヘルプデスク業務を外部の会社に委託していて、日本各地の支店や工場で働く社員から毎月約200件の問い合わせが寄せられていました。当時の委託先は1人の担当者に依存していて、その担当者が不在になると問い合わせ業務が滞ることがあったと紹介されています。2023年4月にReSM plusを導入し、FAQと有人対応を併用したヘルプデスクと、10種類の定期作業の代行を任せています。
ReSM plusのヘルプデスクには毎月120~150件程度問い合わせが寄せられていますが、問い合わせの8割はReSM plus単独で解決されていて、エスカレーションされるのは2割程度です。また、問い合わせの結果毎月60~70件程度発生する作業を巻き取っていただいているので助かっています。
ヘルプデスクの対応が特定の担当者に依存していて、その担当者の不在で問い合わせへの対応が滞る会社に向いています。
情シス代行パック

| 運営会社 | エイネット株式会社(東京都千代田区、1997年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | 社内ヘルプデスク/PC設定サポート/PCトラブル対応/定例ミーティング/IT運用相談/ITコンサルティング/メール設定サポート/セキュリティアプリ導入サポート/ネットワークトラブル対応/端末調達。キッティング、オンサイト対応、サーバー監視などはオプション |
| 常駐・リモート・訪問 | リモートツールでのサポート。オンサイト対応はオプション |
| 料金 | ベーシック 40,000円/月(ヘルプデスク月8時間まで、サポート台数50台まで) スタンダード 80,000円/月(ヘルプデスク月25時間まで、サポート台数100台まで) プラチナ 150,000〜250,000円/月(ヘルプデスク月30時間まで、サポート台数100台まで) 表示は全て税抜価格。全てのプランで初期費用は無料 |
情シス代行パックは、エイネット株式会社が運営する情シス代行のサービスです。公式サイトは「私たちが情シス業務をまるごとサポートします」と掲げています。担当者の突然の退職で後任が決まらない、社内にIT担当がいないため解決に時間がかかる、PCのトラブル対応が属人的になっている、という悩みを例に挙げています。
全パック共通のサポートとして、社内ヘルプデスク、PCの設定とトラブル対応、定例ミーティング、IT運用相談などを並べています。プランは、ヘルプデスクの月の時間数、サポートする台数、アカウント管理の種類数で分かれます。契約から運用開始までは最短3日、通常は2週間前後と記載されています。オプションで土日の対応も可能と案内しています。
導入事例:AAAコンサルティング株式会社(不動産管理会社向けのBPOサービス)
AAAコンサルティングは、不動産管理会社向けにコンタクトセンターや事務の業務を代行している会社です。スタッフが50名程度から130名を超える規模に増え、入社する人のPCの配備とキッティング、機器の不具合への対応が負担になっていました。社内のIT専任の担当者は1名で、管理するPCは100台以上ありました。現在は、PCやネットワーク機器、アプリの使用に関するヘルプデスクと、PCのキッティングを依頼していると紹介されています。
専門のIT担当者が常時稼働する場合とエイネットのサービスにかかる費用を比較すると、機会費用も考慮すれば、およそ4割から5割のコスト削減が見込めます
スタッフの休憩時間中に設定を済ませていただけますので、リセット時間のロスなく業務を再開できます。現場からの評価も非常に高いですね
社員が増えて、PCの設定と不具合への対応が1人の担当者では追いつかなくなった会社に合うかもしれません。
まるごと情シス代行

| 運営会社 | キューアンドエー株式会社(宮城本店:宮城県仙台市、東京本社:東京都渋谷区、1997年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | 情シスのルーティーン業務や管理業務の代行(問い合わせ対応、FAQや運用フローの整備、チャットボットシナリオ構築、マニュアル作成など) |
| 常駐・リモート・訪問 | 依頼する会社にシステムが無い場合でも、全国にあるキューアンドエーのコールセンターを使用 |
| 料金 | 公式サイトでご確認ください |
まるごと情シス代行は、キューアンドエー株式会社が運営する情シスのアウトソーシングサービスです。公式サイトは「情報システム部が"攻めの業務"に集中できる環境をアウトソーシングでご支援します」と掲げています。慢性的な人手不足、問い合わせ対応に時間を取られる、業務が属人化してノウハウが社内に溜まらない、という悩みを例に挙げています。
テクニカルサポート25年以上の実績で培ったITスキルの高い人材が、情シスのルーティーン業務や管理業務を代行すると紹介しています。コールセンターシステムで問い合わせの数と対応内容を一元管理し、データの分析と可視化ができます。トラブル対応のうち標準化できるものは、FAQや運用フローに組み込む支援をすると明記しています。
導入事例:大東建託株式会社(建築)
大東建託は、社内ヘルプデスク専用のホットラインを自社で運営していて、グループ会社を含むすべての社員からの問い合わせに12~13人ほどのスタッフで対応していました。システム開発のボリュームが年々増える中で、開発者の人数を確保できない課題もありました。2012年の体制の見直しで、問い合わせ業務に特化したコールセンターへの業務委託に切り替えたと紹介されています。業務はPC関連の問い合わせのほか、PCのキッティングやITツールの作成です。
ホットラインのスタッフからお問い合わせ内容や対応時間の課題をフィードバックしてもらうと、課題が起きないように根本的解決とともに、パッチを作ってFAQで公開しています。不具合内容の確認後に該当するFAQを案内して、修正ツールの利用を促しているため、課題解決の時間が短くなりました。
このようにFAQを拡充しているうちに、自己解決しようとする利用者が増加しつつあることが大きな変化です。
社員の数が多く、情シスの担当者が問い合わせ対応に時間を取られてシステムの開発に着手できない会社は、検討してみる価値があります。
シェアード社員

| 運営会社 | ユナイトアンドグロウ株式会社(東京都千代田区、2005年設立) |
|---|---|
| 頼める業務 | コーポレートIT(社内情報システム)に関わる仕事。例として、ヘルプデスク運用改善(PCキッティング、ユーザサポート、アカウント管理、障害一次対応、資産管理など)、サーバ設計・構築、システム活用コンサルティング |
| 常駐・リモート・訪問 | 担当者が現地に訪問。全案件を複数名のチームで担当 |
| 料金 | ポイント制(前払い)。時間単価のめやすは、ポイントの購入単価で変わる料金例として、認定レベルL1 ¥4,000、L2 ¥7,000、L3 ¥9,500、L4 ¥14,000、L5 ¥23,000、L6 ¥38,500 月額の利用例として、社員数約40名の会社で¥150,000/月、約60名の会社で¥500,000/月、約340名の会社で¥2,300,000/月 |
シェアード社員は、ユナイトアンドグロウ株式会社が運営する、コーポレートIT部門のタイムシェアのサービスです。公式サイトは、対象を「社員数50名から1,000名の成長企業」と明記しています。コーポレートIT部門の人材不足を、ユナイトアンドグロウの社員の時間・経験・人脈の共有で解決すると紹介しています。悩みの例は、専任の社員を雇用するほどではないが、兼任するには多すぎる情シス業務を頼みたい、というものです。
契約は準委任契約(作業の結果ではなく、作業にかけた時間に対して費用を支払う契約)の会員制サービスです。1時間から140時間まで、時間単位で利用できます。ごく小規模の案件でも複数名の体制を組むと明記しています。利用開始までの流れは5ステップで、複数名のシェアード社員と面談してから、支援するメンバーを決めます。
導入事例:株式会社フォーミュレーション(テレビ番組のリサーチ会社)
フォーミュレーションは、取材の時点で、ユナイトアンドグロウと13年にわたって取引を続けていた会社です。依頼する前は、ITに詳しい知り合いに個人として助けてもらっていましたが、その人が本業で忙しくなり、専門の会社を探していました。当時の総務の担当者はIT関連の用語が分からず困っていたと紹介されています。依頼後は、ユナイトアンドグロウの担当者が、LANケーブルやルーター、サーバーがどうつながっているかを調べ、構成の地図を作るところから取り組みを始めました。
でも今は、担当者のスキルで足りない部分があると、「持ち帰らせてください」といって会社の誰かに質問し、解決まで面倒をみてもらえます。他のメンバーが来てくれることもありますね。昔よりもいろんな人が出てきて、対応してくれる範囲が拡がりました。
社内にITに詳しい人がおらず、困ったときに相談できる相手を長く持ちたい会社に合うかもしれません。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. 情シスアウトソーシングのメリットと注意点
情シスアウトソーシングのメリットは、採用や育成に時間をかけずに、社内のITの問い合わせや設定を専門の会社に任せられることです。頼んだ会社の声から見えるメリットと、契約前に決めておきたい注意点を整理しました。
情シスアウトソーシングのメリット
- 担当者が本来の仕事に時間を使えます。入社する社員のパソコンの設定に4、5時間くらいかかっていた作業を任せ、自分の仕事に集中できるようになったという声があります。
- 社員からの問い合わせの件数が減る場合があります。社員がFAQで先に疑問を調べられるようになり、月200件程度あった問い合わせが120件から150件程度に減った会社があります。
- アカウントの発行や更新を、遅れずに進められます。月に1回か週に1回だったアカウントの更新を毎日できるようになり、現場からの問い合わせが減った事例があります。
- 担当者が1人でも、相談できる相手ができます。兼任の担当者が1人でサーバーまで見ていた会社が、ハードウェアの故障を委託先に見つけてもらい、大事に至らなかったと話しています。
- 業務の手順や情報が整理されます。特定の担当者に依存していた業務の手順とIT資産の情報を整理し、社内で共有しやすい状態に近づいたという声があります。
具体例は、6章「情シスアウトソーシングおすすめ11選」の各社の事例にまとめています。
情シスアウトソーシングの注意点
情シスアウトソーシングを始めるときには、気をつける点や、思っていたのと違った、という場面も出てきます。次の点を契約前に決めておくと、進めやすくなります。
- 頼む範囲を契約の前に言語化することが大事です。プランに含まれない業務は別料金になる場合があるため、任せたい業務を一覧にして、月額に含まれるかを確認すると安心です。
- 手順書や管理台帳を自社に残すルールを整備しておくと安心です。委託先が作った手順書や管理台帳を、自社でも見られる場所に保管してもらうと、担当者の採用や委託先の変更のときに引き継ぎやすくなります。
- 対応する曜日と時間帯は、会社ごとに違います。公開されている対応時間は平日の日中が中心のため、土日や夜間に営業している会社は、時間外の対応と追加の費用の確認が必要です。
- 契約の期間と解約の条件は、会社ごとにルールが違います。公式サイトでは、最低利用期間は半年、1年間の年間契約、1年未満の解約に違約金がかかる、といった条件が公開されています。
- 情報の扱い方は、契約の前に確認が必要です。委託先は社内のアカウントや機器の情報に触れるため、秘密保持契約を結ぶ時期と、管理者のアカウントをどちらの名義で持つかを決めておくとスムーズです。
8. 情シスアウトソーシングを頼むときの流れ
情シスアウトソーシングを頼むときは、次の6段階が目安です。公式サイトでは、契約から運用開始までの期間や引き継ぎの期間を、最短3日から1か月程度と案内している例があります。
- 自社の業務を整理する:外に任せたい業務、社員数、PCの台数、いまの担当者の人数を書き出します。月の問い合わせの件数が分かると、見積もりが具体的になります。
- 問い合わせて、状況を伝える:公式サイトのフォームや電話で相談し、いまの状況と困りごとを委託先の担当者に伝えます。
- 提案と見積もりを比べる:頼む範囲、頼み方(リモート、訪問、常駐)、料金の単位を確認し、同じ範囲と同じ台数で2〜3社の見積もりを比べます。
- 契約する:契約の段階で、契約の期間と解約の条件、月額に含まれる業務、解約したときの手順書と管理台帳の扱いを書面で決めます。業務を始める前に秘密保持契約を結ぶ会社もあります。
- 業務を引き継ぐ:契約しているサービスの一覧、PCの一覧、ネットワークの構成図など、いまある資料を委託先に渡します。最新の情報でなくても構わない、という案内も公開されています。委託先は現状を調べて、手順書や構成図を整備していきます。
- 運用を始めて、定期的に振り返る:問い合わせの窓口を社員に知らせて、運用を始めます。月に1回などの定例の会議で、対応の件数と内容を確認し、頼む範囲を見直します。
担当者の退職が決まっている場合は、退職の前に引き継ぎを始められるように、早めに相談するのがおすすめです。前の担当者がすでに退職していて何も分からない状態から、業務を引き継いだ事例があると案内している会社もあります。
9. 情シスアウトソーシングに関するよくある質問
情シスのアウトソーシングの費用はいくらですか
中小企業が問い合わせ対応を中心に頼む場合は、月額10万円以下が目安です。公開されている料金では、PC1台あたり月額2000円からのプランや、月額40,000円(税抜)でヘルプデスク月8時間まで対応するプランがあります。月の対応時間で契約する場合は、1日1時間で月額12万円(税別)、月20時間で月額38万円(税別)の料金が公開されています。従業員300名以下の会社の社内ヘルプデスクを任せる例では、月額40万円からの料金も公開されています。料金の決まり方は、3章「情シスアウトソーシングの料金相場」にまとめました。月額をPC1台や1時間あたりに直して比べる目安は、PC1台・1時間あたりに直した費用で解説しています。
情シスを社内で持つ場合と、アウトソーシングする場合の違いは何ですか
違いは、自社の業務への詳しさと、始めるまでにかかる時間です。社内の担当者は自社の業務をよく知っていてすぐに動けますが、採用と育成に時間がかかり、退職で知識が失われるおそれがあります。アウトソーシングの良さは、採用と育成の時間をかけずに始められることです。担当者の不在時の対応体制は、会社ごとに違います。社内の担当者がIT企画を担当し、問い合わせ対応やPCの設定を外に任せる分け方もあります。
情シス業務をアウトソーシングするデメリットは何ですか
任せた業務の手順が委託先にしか無いと、社内にITの知識が残りません。委託先を変えるときに引き継ぎが難しくなるため、手順書や管理台帳を自社でも見られる場所に保管してもらうことが大事です。契約した範囲に含まれない業務は別料金になる場合があるため、頼む範囲を契約の前に確認すると安心です。
情シスアウトソーシングとは何ですか
社内の情報システム部門が担当するIT関連の業務を、外部の専門の会社に委託するサービスです。社員からの問い合わせ対応、PCの初期設定、アカウントとIT資産の管理、ネットワークとサーバーの運用・保守などを任せられます。任せる範囲は、業務の一部から情シスの業務の大部分まで、会社ごとに違います。専任の情シス担当者がいない会社を主な支援の対象にするサービスや、中小・中堅企業の情シス専門と掲げるサービスもあり、中小企業も対象です。
情シスのアウトソーシングは常駐ですか
常駐しない頼み方もあります。今回掲載した11社の公式サイトでは、電話、チャット、リモート操作のツールで対応し、必要なときに訪問する頼み方が公開されています。週に決まった回数を訪問する頼み方や、常駐に対応する会社もあります。情シスの担当者が1人で対応している会社は、リモートでの支援から始めて、必要に応じて訪問を加える方法があります。
10. まとめ
情シスアウトソーシングは、社内の情シスが担当する問い合わせ対応、PCの設定、アカウントの管理などを、外部の専門の会社に委託するサービスです。料金は、PCの台数、月額の定額、月の対応時間、体制と訪問の頻度のどれで決まるかが会社ごとに違い、中小企業が問い合わせ対応を中心に頼む場合は月額10万円以下が目安です。
頼む会社を選ぶときは、外に任せる業務の範囲と、リモート・訪問・常駐のどの頼み方にするかを先に整理しましょう。担当が複数名の体制か、手順書や管理台帳が自社に残るかも確認が必要です。
自社と近い状況の会社を支援した事例がある会社を2〜3社選び、同じ範囲と同じ台数で見積もりを比べてみてください。
