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アプリ開発の費用相場は?作り方別の総額と公開後の維持費【2026年】

更新日 2026年10月19日
アプリ開発の費用相場は?作り方別の総額と公開後の維持費【2026年】

「アプリを作りたいが、数十万円から数千万円まで幅があって予算が決められない」。「開発費のほかに、公開したあと毎年いくらかかるのか見えない」。アプリ開発の費用を調べ始めるきっかけは、このような状況から生まれます。

アプリ開発の費用は、一から作る場合、小規模なアプリで50万〜300万円、会員機能やプッシュ通知など複数の機能を持つ中規模のアプリで500万〜1,500万円が相場です。金額は、一から作るか、型を使うサービス(会員証やクーポンなど用意された機能を組み合わせてアプリを作るサービス)を使うかという作り方と、載せる機能の数で決まります。この記事では、作り方ごとの費用、機能ごとの追加費用、公開したあとの維持費、見積もりの前に確認することを解説します。

依頼先の選び方と各社の導入事例は、アプリ開発会社おすすめ13選にまとめています。

この記事に出てくる金額は4種類あります。「相場」「目安」と書いた金額は、編集部が複数の公開情報を比べて整理した目安で、税込・税抜は区別していません。「公開されている料金」と書いた金額は、4章で紹介する会社が公式サイトに載せている料金をそのまま抜き出したもので、1つの金額は1社の1つのプランの料金です。「編集部が調べた範囲では」と書いた金額は、複数の公開情報で数字がそろわなかったため、見つかった例をそのまま示しています。「編集部の計算」と書いた金額は、相場の単価や比率を使って編集部が計算した金額です。会社ごとの料金は、4章「アプリ開発会社13社の公開料金」の表にまとめています。

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1. アプリ開発の費用相場

アプリ開発の費用は、一から作る場合、小規模なアプリで50万〜300万円、中規模のアプリで500万〜1,500万円が相場です。この章では、規模ごとの相場、1人月の単価から総額を計算する方法、アプリ開発会社が公開している料金の例を順に紹介します。

アプリ開発の費用相場(規模別)

規模ごとの費用の相場は、次の表のとおりです。規模は、アプリが持つ機能の数と、ほかのシステムとつなぐかどうかで分けています。

規模どんなアプリか費用の相場
小規模機能が少ないシンプルなアプリ、試作のアプリ(MVP)50万〜300万円
中規模会員機能やプッシュ通知、クーポンなど複数の機能を持つアプリ、業務で使うアプリ500万〜1,500万円

既存の会員の仕組みや決済のシステムとつなぐ大規模なアプリは、編集部が調べた範囲では1,500万〜3,000万円の例や、2,000万円からとする例があります。利用する人が多いアプリほど、サーバーの構成が大きくなり、費用が上がります。

費用の内訳と計算のしかた

アプリ開発の費用は、開発する人の人件費と、サーバーやストアの登録料などの諸経費を足した金額です。人件費は「1人月の単価×人数×期間」で計算します。1人月の単価は、エンジニアが1か月働いたときの金額です。中級のエンジニアの1人月の単価は、90万〜120万円が相場です。

中級のエンジニア2人が3か月開発する場合は6人月なので、1人月100万円で計算すると600万円です。この金額は、相場の単価を使った編集部の計算です。上級のエンジニアの1人月の単価は、編集部が調べた範囲では120万〜160万円の例と、100万〜180万円の例がありました。工程ごとの配分は、編集部が調べた範囲では、要件定義(作るアプリの機能や条件を決める工程)に約10%、デザインと設計に約20%、開発に約50%、テストと修正に約20%とする例があります。

公開されている料金の例

相場に加えて、実際の料金をつかめるように、4章で紹介する会社の公式サイトから、公開されている料金を抜粋しました。表の1行は、1社の1つのプランの料金です。作りたいアプリと作り方が自社に近い行を見ると、見積もりを取る前の目安になります。

作り方プランの中身公開されている料金
型を使うサービス店舗向けのアプリ。3店舗まで月額22,000円〜(税込)
型を使うサービス新しくアプリを作る。月に使う人が5万人で、標準の機能だけの場合初期費用150万円〜
月額15万円〜
ノーコードで作る受託AIの機能を組み込んだ小規模なアプリ。開発期間は約1か月まで(参考料金)80万円〜
一から作る受託小規模なアプリの開発費の目安300万円〜
一から作る受託店舗アプリの開発(参考の料金例)。開発期間4〜10か月300万〜1,400万円

型を使うサービスの行は、開発費ではなく、初期費用と毎月の利用料です。一から作る受託の行は1回の開発の費用で、公開したあとの保守の費用は別にかかります。税込・税抜は各社の公式サイトの表記のままです。

2. 作り方と機能による費用の違い

アプリ開発の費用は、まず作り方で大きく変わります。一から作る開発は1章の相場のとおりで、ノーコードで作るアプリは500万円ほどまでが相場です。型を使うサービスは、初期費用と月額の組み合わせで払います。作り方を選んだあとは、載せる機能と、iPhoneとAndroidのどちらに出すかで金額が上下します。

一から作る(スクラッチ開発)

一から作る開発は、画面も機能もゼロから作るので、自社の業務やサービスに合わせた機能を自由に作れます。費用は1章の規模別の相場のとおりです。公開されている料金では、店舗アプリを300万〜1,400万円、予約アプリを400万〜1,200万円の参考料金としている会社があります。小規模なアプリで300万円から、中規模で500万円からを目安とする会社もあります。

型を使うサービス

型を使うサービスは、公開されている料金では、店舗向けのアプリを3店舗まで月額22,000円(税込)、10店舗まで月額55,000円(税込)とする会社があります。型を使うサービスは、会員証・クーポン・プッシュ通知などの標準の機能を組み合わせてアプリを作り、初期費用と月額の利用料を払う作り方です。編集部が調べた範囲では、初期費用は数十万〜数百万円、月額は数万〜数十万円の例でした。新しくアプリを作る場合で、初期費用150万円〜・月額15万円〜(月に使う人が5万人で、標準の機能だけの場合)の料金を公開している会社もあります。

ノーコードで作る受託

ノーコードは、プログラムを書かずに、用意された部品を組み合わせてアプリを作る方法です。ノーコードで作るアプリの費用は、500万円ほどまでが相場です。公開されている料金では、AIの機能を組み込んだアプリを小規模で80万円〜、中規模で150万円〜、大規模で300万円〜の参考料金としている会社があります。独自の機能やほかのシステムとの連携が多いアプリは、ノーコードでは作れないことがあります。

機能ごとの追加費用

機能を1つ加えるごとに、費用が上がります。よく使われる機能の追加費用の相場は、次のとおりです。

機能追加費用の相場
メールアドレスなどでのログイン20万〜40万円
決済の仕組み30万〜50万円
アプリのデザイン10万〜100万円

デザインの費用は、自社で資料を用意すると10万〜30万円、企画の段階から開発会社に任せると100万円ほどが相場です。公開されている料金では、会員登録の機能を20万円、チャットの機能を24万円、プッシュ通知の機能を30万円(それぞれiPhone版かAndroid版の1本分)としている会社もあります。

iPhoneとAndroidの両方に出す場合

iPhoneとAndroidの両方に出すアプリは、片方だけの場合のおよそ倍の費用が相場です。iPhone向けとAndroid向けで、それぞれ別に開発するためです。1つのプログラムで両方の端末向けに作る方法(クロスプラットフォーム開発)や、ブラウザで動くWebアプリを選ぶと、iPhone版とAndroid版を別々に開発せずに済みます。

3. 料金方式の違い

アプリ開発の払い方は、作る範囲を決めて一括で払う形と、毎月の利用料を払う形に大きく分かれます。枠の中の金額は、4章で紹介する会社が公開している1つのプランの料金の例です。

アプリ開発の4つの払い方
  • 一括見積もりは、作る範囲と開発費を先に決めて払う方式です。一から作る受託の払い方で、公開されている料金では店舗アプリの開発を300万〜1,400万円の参考料金としている会社があります
  • 初期費用と月額は、型を使うサービスの払い方です。月額は店舗の数や月に使う人の数で変わり、公開されている料金では3店舗まで月額22,000円(税込)のプランがあります
  • 機能ごとの価格は、必要な機能を選んで足していく払い方です。公開されている料金では、チャットの機能を24万円、プッシュ通知の機能を30万円(iPhone版かAndroid版の1本分)としている会社があります
  • レベニューシェアは、開発費を下げてもらう代わりに、公開後の売上や利益を開発会社と分け合う契約です。最初に払う金額は抑えられますが、アプリが売上を生むほど、分け合う金額も増えます

作る機能を最初に書き出せる開発は、一括見積もりで費用を固定するのが向いています。会員証やクーポンのように標準の機能で足りるアプリは、初期費用と月額の方式で始めると、最初に払う金額を抑えられます。月額の方式は使い続けるほど総額が増えるので、初期費用に1〜2年分の月額を足した金額を、一括見積もりの開発費と比べるのがおすすめです。

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4. アプリ開発会社13社の公開料金

アプリ開発会社おすすめ13選で紹介している13社の、公式サイトの料金と最低契約期間を比較しました。表に載せた公開料金は、型を使うサービスの月額22,000円(税込)から、一から作る店舗アプリの開発費の参考料金1,400万円まで分かれます。作り方と頼める範囲が違うため、金額だけでは比べられません。見積もりは、作るアプリと頼む範囲をそろえて取るのがおすすめです。

サービス名料金方式公開されている料金最低契約期間
EPICs開発費の参考料金(ノーコードの受託)AI搭載アプリ
小規模 80万円〜
中規模 150万円〜
大規模 300万円〜
お問い合わせでご確認ください
GMOおみせアプリ初期費用+月額Lightプラン 月額22,000円〜(税込・3店舗まで)
Standardプラン 月額55,000円(税込・10店舗まで)
初期費用は要問合せ
最短12カ月(以降は自動更新)
クロス・コミュニケーション見積もりお問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
Pentagon開発費の参考料金(一から作る受託)店舗アプリ 300〜1,400万円
予約アプリ 400〜1,200万円
運用保守は最低3ヶ月から
クラスメソッド見積もりお問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
APPBOX(アイリッジ)初期費用+月額新規でアプリを作る場合
月額15万円〜
初期費用150万円〜
(5万MAU・標準搭載機能のみの場合)
運用開始から1年(以降1年ずつ自動継続)
ModuleApps2.0(DearOne)基本料金+カスタマイズ費用お問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
ジークス見積もりお問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
アプリクッキング機能ごとの価格会員登録 ¥200,000
チャット ¥240,000
ニュース配信/プッシュ通知 ¥300,000
(1機能につきiOS版かAndroid版)
お問い合わせでご確認ください
ドコドア開発費の目安(一から作る受託)小規模なアプリ 300万円〜
中規模 500万円〜
お問い合わせでご確認ください
フェンリル見積もりお問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
MGRe(メグリ)初期費用+月額(MAU課金)お問い合わせでご確認くださいお問い合わせでご確認ください
Yappli(ヤプリ)初期制作費用+月額費用お問い合わせでご確認ください1年単位の契約更新

※並びは順不同です。税込・税抜は各社の公式サイトの表記のままで、税の表記が無い料金も公式サイトの表記どおりに載せています。MAUは、1か月にアプリを使う人の数です。確認日は記事末尾の注記にあります。

各社の特徴と導入事例は、アプリ開発会社おすすめ13選で1社ずつ紹介しています。

5. アプリ開発の費用を左右する要素

同じようなアプリでも、見積もりの金額は条件によって開きます。アプリ開発の費用は、主に次の5つで変わります。

アプリ開発の費用を左右する5つの要素
  • 作り方で、最初に払う金額が変わります。一から作る開発は小規模でも50万〜300万円が相場で、型を使うサービスは初期費用と月額に分けて払います
  • 画面と機能の数が増えるほど、工数と費用は上がります。ログインは20万〜40万円、決済は30万〜50万円が追加費用の相場で、会員の情報や基幹システムとつなぐ連携も費用を上げます
  • iPhoneとAndroidの両方に出すと、費用はおよそ倍になります。1つのプログラムで両方の端末向けに作る方法を選ぶと、iPhone版とAndroid版を別々に開発せずに済みます
  • エンジニアの単価と開発期間で、人件費が決まります。中級のエンジニアの1人月の単価は90万〜120万円が相場で、期間が1か月延びるごとに、関わる人数分の人件費が増えます
  • 月に使う人の数が増えると、サーバーの費用と月額が上がります。型を使うサービスには、月に使う人の数(MAU)で月額が決まる会社があるので、見込みの人数を伝えて見積もりを取るのがおすすめです

費用を抑える方法

アプリ開発の費用を抑えるには、最初に作る機能を絞ることと、作り方を目的に合わせて選ぶことが効果的です。

  • 最初は必須の機能に絞って公開します。使いながら機能を足す進め方(MVP開発)なら、最初の開発の工数を小さくできます
  • 標準の機能で足りるアプリは、型を使うサービスかノーコードで作ります。会員証・クーポン・お知らせの配信なら、一から作るより初期の費用を抑えられます
  • iPhoneとAndroidは1つのプログラムで作るか、Webアプリから始めます。iPhone版とAndroid版を別々に開発しないので、両方に出すときに費用が倍になるのを抑えられます
  • デザインの資料や画面の流れを自社で用意します。デザインの費用は、開発会社にまとめて頼むと100万円ほど、資料を用意すると10万〜30万円が相場です
  • 要件定義に時間をかけ、3社ほどに同じ条件で見積もりを頼みます。機能ごと、工程ごとの金額を並べて比べると、どこで金額が開いているかが分かります

6. 依頼先による費用の違い

アプリ開発の依頼先は、一から作るアプリ開発会社、型を使うサービスの会社、ノーコードで作る会社、フリーランスのエンジニアに分かれます。表の金額は、1章・2章の相場と、各社が公開している1つのプランの料金、編集部が調べた範囲の例です。

依頼先頼める範囲費用の目安向いている会社
一から作るアプリ開発会社企画・設計・開発・テスト・ストアへの申請・公開後の保守小規模 50万〜300万円
中規模 500万〜1,500万円(相場)
決済や社内の基幹システムとの
連携が必要な会社
型を使うサービスの会社標準の機能を組み合わせた制作・ストアへの申請・公開後の運用公開されている料金では、3店舗まで月額22,000円(税込)のプランがある作りたい機能が標準の機能に入っていて、
月額の利用料を毎年の予算に
組み込める会社
ノーコードで作る会社用意された部品を組み合わせた開発・公開後の運用の支援500万円ほどまで(相場)予算が500万円までで、
試作を早く公開して
使われ方を確かめたい会社
フリーランスのエンジニア決まった機能の開発(デザインや保守は個別に相談)編集部が調べた範囲では、数十万〜数百万円の例作る機能が決まっていて、
社内に進行を管理する人がいる会社

フリーランスのエンジニアは、開発会社より費用を抑えやすい一方、1人で対応できる範囲には限りがあります。デザイン、サーバー、iPhoneとAndroidの両方の開発、公開後の保守まで頼みたい場合は、誰がどこまで対応するかを契約の前に決めておくと安心です。業務で使うシステムの費用は、システム開発の費用相場で解説しています。

7. 公開したあとにかかる費用

アプリの維持費は、年間で開発費の10〜20%が目安です。開発費が500万円のアプリなら、年50万〜100万円、月にならすと約4.2万〜約8.3万円になります。維持費には、OSの更新への対応、サーバーの費用、不具合の修正、ストアの登録料などが入ります。

維持費の目安

年間で開発費の10〜20%として、開発費ごとの維持費を計算しました。この表の金額は、目安の比率を使った編集部の計算です。

開発費年間の維持費月にならした金額
300万円30万〜60万円2.5万〜5万円
500万円50万〜100万円約4.2万〜約8.3万円
1,000万円100万〜200万円約8.3万〜約16.7万円
1,500万円150万〜300万円12.5万〜25万円

維持費の内訳

維持費の中身は、アプリを使える状態に保つための作業と利用料です。主な項目は次の5つです。

  • OSの更新への対応は、iPhoneとAndroidの新しい版で動くように直す作業です。OSは定期的に新しい版が出るので、対応する費用が保守の契約に入っているかが大事です
  • サーバーの費用は、アプリのデータを置いておくための利用料です。月に使う人の数が増えるほど、サーバーの構成が大きくなり、利用料も上がります
  • 不具合の修正は、公開後に見つかったバグを直す作業です。どこまでの修正が保守の契約に含まれ、どこからが別の見積もりになるかは、契約の範囲で変わります
  • ストアの登録料は、App StoreとGoogle Playでアプリを公開するための費用です。Appleは年間99米ドル、Googleは1回限りの25米ドルです(登録時は現地通貨で表示されます)
  • SSL証明書は、アプリとサーバーの間の通信を暗号化するための証明書です。費用は年5万〜10万円が目安です

型を使うサービスの場合

型を使うサービスは、OSの更新への対応やサーバーの運用を、月額の利用料に含めている会社があります。その場合は、OSの更新への対応のために保守の契約を別に結ばずに済む一方で、月額の利用料は使い続ける限りかかります。一から作るアプリの保守は別の契約で、公開されている例では、運用保守を最低3か月から受け付けている会社がありました。比べるときは、開発費に1〜2年分の維持費か月額を足した総額でそろえるのがおすすめです。

8. 社内でエンジニアを雇う場合との比較

スマホアプリを作る技術者を含む職業の平均年収を12で割ると、給与だけで月約48万円です。月約48万円は、外注する中級のエンジニアの1人月の単価90万〜120万円の4〜5割ほどにあたります。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、「ソフトウェア開発(スマホアプリ)」が入る職業分類の平均年収は578.5万円です。この数字は令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした職業分類の平均で、会社が1人を雇うときの給与は経験や地域で変わります。

頼み方月の費用の目安良い点費用のほかにかかるもの
エンジニアを雇う約48万円(平均年収578.5万円を12で割った額)アプリの知識が社内に残り、改善を毎月続けやすい社会保険料の会社負担、
採用の費用と期間、
開発の無い月の人件費
開発会社に外注する中級のエンジニアで1人月あたり90万〜120万円(相場)デザイン・開発・テストなど、複数の役割の人をまとめて頼める作る機能の整理、見積もりの比較、
契約が終わったあとの
知識の引き継ぎ

1時間あたりで比べると、job tagに載っている1時間当たりの賃金は2,819円(残業代と賞与を含む)です。外注の1人月の単価90万〜120万円を、job tagの月の労働時間159時間で割ると、1時間あたり約5,700〜約7,500円です。単価だけを見ると、雇う方が安く見えます。

一方で、アプリを公開するには、iPhoneとAndroidの開発、サーバー、デザイン、テストと、複数の役割の人が必要です。job tagでは、この職業の有効求人倍率は2.54で、採用にも時間がかかります。アプリを1本作って公開する会社は、外注で足ります。アプリの改善を毎月続ける会社は、社内のエンジニアを雇い、足りない役割を外注する形が候補です。

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9. 見積もりと契約の前に確認すること

アプリ開発の見積もりは、総額だけでなく、項目ごとの金額と、公開後にかかる費用まで見て判断します。同じ500万円の見積もりでも、デザインやストアへの申請、保守が含まれているかどうかで、頼める作業の範囲が違うのが実情です。見積もりと契約の前に、次の7つを確かめると判断しやすくなります。

  1. 見積もりに入る範囲が項目ごとに書いてあると、比べやすくなります。デザイン、ストアへの申請、サーバー、テストが含まれるかが分かると、ほかの会社の見積もりと同じ条件で比べられます
  2. iPhoneとAndroidの両方か、片方だけかで金額が変わります。両方に出すと費用はおよそ倍になるので、2本で作るのか、1つのプログラムで作るのかを見積もりの前提に書いてもらうと安心です
  3. 機能の追加と仕様の変更の費用の扱いは、契約の前に決めておくと安心です。追加の費用になる条件と、変更を承認する流れが書いてあると、あとからの追加の請求で予算を超えずに済みます
  4. 公開後の保守の範囲と月額は、開発費と分けて書いてもらうと総額が見えます。維持費は年間で開発費の10〜20%が目安なので、2〜3年使う予定なら、その年数分を足した総額で比べると判断しやすくなります
  5. 最低契約期間と自動更新、解約の申し出の期限を知っておくことが大事です。型を使うサービスには、最短12か月の契約で、期間満了の3か月前までに解約を申し出る決まりを公開している会社があります
  6. 解約したあとのアプリとデータの扱いは、会社によってルールが違います。型を使うサービスは、解約するとアプリの提供も終わる場合があるので、アプリやソースコード、会員のデータを引き取れるかを契約の前に聞くことが大事です
  7. 月に使う人の数で月額が変わるサービスがあります。見込みの人数を伝え、人数が増えたときの月額も見積もってもらうと、1〜2年後の費用が見えます

料金のほかに見ておく点(作りたいアプリと同じ目的の事例があるか、公開後の運用まで頼めるか)は、アプリ開発会社の選び方にまとめています。

10. アプリ開発の費用に関するよくある質問

App StoreとGoogle Playにアプリを出す登録料はいくらですか?

Appleは年間99米ドル、Googleは1回限りの25米ドルです。Appleの登録料は毎年かかり、登録の手続きでは現地通貨で表示されます。開発会社がストアへの申請を代行する場合も、開発者のアカウントの登録料が必要です。

Webアプリにすると、開発費は安くなりますか?

iPhoneとAndroidの両方で使うアプリなら、Webアプリにすると開発費を抑えやすくなります。両方のストアに出すアプリはiPhone版とAndroid版を別々に開発し、片方だけのおよそ倍の費用がかかるのに対し、ブラウザで動くWebアプリは1つの開発で両方の端末から使えるためです。カメラやプッシュ通知などスマートフォンの機能を多く使うアプリは、Webアプリでは作れないことがあるので、使いたい機能から作り方を選ぶことが大事です。

フリーランスのエンジニアに頼むと、費用はいくらですか?

作る機能が決まった開発なら、編集部が調べた範囲では数十万〜数百万円の例があります。開発会社より費用を抑えやすい一方、デザイン、サーバー、公開後の保守まで1人で対応できるかは人によって違います。作る機能が決まっていて、社内に進行を管理する人がいる会社に向いています。

アプリ開発の費用は、どう計算すればいいですか?

人件費は「1人月の単価×人数×期間」で計算します。中級のエンジニア2人が3か月開発する場合は6人月で、1人月100万円なら600万円です。ここにサーバーやストアの登録料などの諸経費と、公開後の維持費(年間で開発費の10〜20%)を足すと、予算の目安になります。

アプリの開発費は、会計上どのように処理しますか?

ソフトウエアは無形固定資産にあたり、販売用の原本や研究開発用でなければ耐用年数は5年です。国税庁のタックスアンサー「No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数」に、減価償却資産(無形固定資産)として載っています。自社の開発費をどう処理するかは契約の内容と金額で変わるため、顧問の税理士への確認が必要です。

11. まとめ

アプリ開発の費用は、一から作る場合、小規模なアプリで50万〜300万円、中規模のアプリで500万〜1,500万円が相場です。ノーコードで作るアプリは500万円ほどまでが相場で、型を使うサービスは初期費用と月額に分けて払います。公開したあとは、年間で開発費の10〜20%を目安に維持費がかかります。

自社の金額を知るには、作り方、載せる機能の数、公開後の維持費の3つを整理してから、2〜3社に同じ依頼の書類で見積もりを取るのが近道です。届いた見積もりは、項目ごとの内訳と、維持費まで含めた1〜2年の総額で比べると、金額の差の理由が分かります。依頼先の比較はアプリ開発会社おすすめ13選にまとめています。予算の上限を決めるときの材料にしてみてください。

何社も調べて、比べる。その手間に。ジツゾウの独自AIで発注先探しをもっとラクに。候補探し・比較・信頼性の確認を、独自AIでまとめて支援。発注先探しを相談する