ECサイト構築会社おすすめ14選【2026年】費用相場と年商別の選び方

この記事を読むと分かること
- 年商1億円未満・予算100万円以内なら、ASPかShopifyのテンプレート構築が中心で、公開料金は30万円〜 が分かる
- 年商2億円・社内にエンジニアなしなら、クラウドEC(公開例で月額9.9万円)かShopifyの構築会社(公開例で100万円〜)から選ぶ ことが分かる
- 制作会社に頼む初期費用の相場は、パッケージで300万円〜、ASP・Shopifyは30万〜150万円の例がある と分かる
- 公開料金で5年間を計算すると、クラウドECの313万円からBtoBパッケージの820万円まで開きがある(編集部の計算) と分かる
- 見積もりは初期費用だけでなく、システム利用料と保守費を分けて5年間の総額で揃える ことが分かる
「楽天に出店しているけれど、自社ECも持ちたい」「今のカートが限界で、基幹システムとつなげられるECサイトに作り直したい」。ECサイト構築の相談は、このような相談から始まることが多いです。この記事では、編集部が調べた範囲で公式サイトに導入事例を公開しているECサイト構築会社14社を、構築の方式と公開料金で比べました。社内にエンジニアがいない会社でも、年商と業種から頼み先を絞れるように整理しています。
掲載14社は、カートやパッケージの提供元と、ShopifyなどでEC構築を請ける制作・支援会社に分かれます。14社の事例を読み比べると、発注した会社が見ていたのは主に2点でした。1つは、自社の規模に合う構築の方式を提案できるか。もう1つは、公開したあとの更新や機能追加を誰が担当するかです。
公開後の売上の相談はECコンサルの比較記事で扱い、この記事ではECサイトを作る会社を比較します。

1. この記事の掲載基準
公式サイトに導入事例か利用者の声を公開していて、そこから業種・規模・課題が分かりやすい会社を掲載しました。知名度ではなく、事例を公開していて、お客さまの課題が読み取れることを基準にしています。掲載したのは、ECサイトの構築を請ける制作・支援会社と、導入と構築まで担うカートやパッケージの提供元です。利用者が自分で作るだけのサービスは載せていません。
料金は公式サイトに金額が書いてある場合に転記し、書いていない会社は「お問い合わせでご確認ください」としました。数字は各社の公開情報で、確認日は記事末尾の注記にあります。
2. ECサイト構築とは
ECサイト構築とは、自社の商品をインターネットで販売するサイトを、カートや決済、在庫管理などの仕組みと合わせて作り上げることです。楽天市場やAmazonに出店する場合と違い、顧客データを自社に蓄積できます。ここでは、依頼できる業務の範囲と、ECベンダーと制作会社の違い、構築方式の種類を整理します。
ECサイト構築に依頼できる業務の範囲
14社の公式サイトの対応業務を並べると、範囲はおおむね次の順で広がります。
- カートと決済の設定:カートの選定と初期設定、決済と配送の設定。
- サイトの制作:サイト構成の設計、デザイン、コーディング。
- 商品の準備:商品撮影、商品登録、データ移行。
- システムの連携:基幹システムや在庫管理システムとの連携。
- 公開後の運営:運営代行、集客、受注と物流の代行。
自社で担当する業務を先に決めてから、各社の対応業務と照らし合わせましょう。担当者が1人の会社と、専任のチームがある会社では、外に頼む範囲が大きく変わります。
ECベンダーと制作会社は何が違うか
ECベンダーは自社のシステムを提供する会社で、制作会社は他社のカートを使ってサイトを作る会社のため、カートが決まっていない段階なら制作会社に相談します。基幹システムとの連携など要件が固まっていれば、ECベンダーに相談しましょう。
| 言葉 | 主にやること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ECベンダー | 自社のカートやパッケージの提供と導入 | 連携するシステムや機能の要件が固まっている会社 |
| EC制作会社 | 他社のカートを使った設計とデザイン、構築 | カートの選定から相談したい会社 |
| ECコンサル | 売上を伸ばす施策の設計と伴走 | すでにサイトがあり、売上が伸び悩む会社 |
| 発送代行 | 保管、梱包、発送 | 受注が増えて出荷の手が足りない会社 |
構築方式の種類
構築方式は、ASP、オープンソース、クラウドEC、パッケージ、フルスクラッチの5つに分かれます。ASPからフルスクラッチへ進むほど、作り込める範囲と費用が大きくなります。ASPはカートの機能を月額で借りる方式で、ShopifyやMakeShopが代表です。クラウドECはカスタマイズできるSaaSで、システムが自動で更新されます。パッケージは自社の業務に合わせて作り込み、フルスクラッチはゼロから開発します。
3. ECサイト構築の料金相場
今回編集部でリサーチした14社のうち、公式サイトに金額を載せているのは9社でした。金額の幅を決めるのは、構築方式と外部システムとの連携の量です。相場の数字は、編集部が複数の公開情報を比べて整理した目安です。
- 構築方式:ASP、オープンソース、クラウドEC、パッケージ、フルスクラッチのどれで作るかで変わります。
- 外部システムとの連携:基幹システム、在庫管理、POS、物流システムのどこまでつなぐかで変わります。
- 公開後の保守と運用:システムの月額利用料、保守費、運営代行の範囲が加わります。
構築方式ごとの初期費用と月額はいくらか
制作会社に頼む初期費用の相場は、パッケージで300万円〜、オープンソースで100万円〜、フルスクラッチで500万円〜です。パッケージの月額の相場は10万円〜です。ASPやShopifyは依頼の範囲で金額が大きく変わり、編集部が調べた範囲では30万〜150万円の例があります。
| 構築方式 | 初期費用 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| ASP・Shopify | 30万〜150万円の例 | 短い期間と少ない予算で始めたい会社 |
| オープンソース | 100万円〜 | 社内か委託先に保守の担当者がいる会社 |
| パッケージ | 300万円〜(月額10万円〜) | 自社の業務に合わせて作り込みたい会社 |
| フルスクラッチ | 500万円〜 | 独自の業務や仕組みが欠かせない会社 |
クラウドECの公開料金は、初期19万円・月額4.9万円の例から初期300万円〜の例まで幅があります。パッケージの中にも、BtoB専用で月額7万円の公開例があります。
公開料金で計算すると5年間の総額はいくらか
公開料金で計算すると、月額4.9万円のクラウドECは5年で313万円、初期400万円・月額7万円のBtoBパッケージは820万円になります(編集部の計算)。計算式は初期費用+月額×60か月で、構築の追加費用、決済手数料、従量課金、広告費は含みません。
| 公開料金の例 | 初期費用 | 月額 | 5年間の総額(編集部の計算) |
|---|---|---|---|
| クラウドEC(想定年商1億円まで) | 19万円 | 4.9万円 | 313万円 |
| クラウドEC(想定年商1〜10億円) | 19万円 | 9.9万円 | 613万円 |
| クラウドEC(想定年商10億円から) | 69万円 | 19.9万円 | 1,263万円 |
| BtoBパッケージ(小規模カスタマイズの下限) | 400万円 | 7万円 | 820万円 |
| BtoBパッケージ(小規模カスタマイズの上限) | 800万円 | 10万円 | 1,400万円 |
| カスタマイズできるクラウド型の最低額 | 300万円 | 25万円 | 1,800万円 |
初期費用が同じ19万円でも、月額の差で5年間の総額は300万円変わります。社名つきの料金は5章の比較表で確認できます。税込と税抜は各社の表記のままで、計算の金額も各社の表記に合わせています。
月商1,000万円を超える規模の費用はいくらか
カスタマイズできるクラウド型の公開例では、月商1,000万円のサイトで導入費用500万円・月額30万円です。同じ料金例で、基幹システムやPOSとつなぐ月商5,000万円のサイトは導入費用3,000万円・月額80万円でした。大手向けのパッケージは会社ごとに見積もりで金額が決まるため、要件を書き出して複数社に依頼しましょう。
4. ECサイト構築の選び方
14社の事例を読み比べて、依頼した会社が実際に見ていた点を整理しました。優先度が高い5点を紹介します。
- 年商と売りたい商品から方式を決める
- カートを選ぶところから相談できるか
- 連携するシステムを先に書き出す
- 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた経験があるか
- 公開後の更新と機能追加を誰が担当するか
1. 年商と売りたい商品から方式を決める
構築方式は年商から逆算すると絞れます。公開料金の中には、想定年商1億円までと1〜10億円でプランを分けたクラウドECがあります。定期購入の有無、商品数、月の受注件数も合わせて整理しましょう。
ECサイト構築の方式を決めるときの確認項目
- 今の年商と3年後の目標を書き出す
- 定期購入の有無と商品数を整理する
- 月の受注件数を見積もる
2. カートを選ぶところから相談できるか
制作会社には、Shopify専業の会社と、複数のカートに対応する会社があります。Shopifyで作ると決めているなら、Shopify専業の会社も候補に入ります。カートを決めていないなら、複数のカートを比べて提案できる会社に相談しましょう。
カートの相談先を選ぶときの確認項目
- 対応するカートの名前を聞く
- カートごとの違いを提案してもらえるかを聞く
- 今のカートからの移行実績を聞く
3. 連携するシステムを先に書き出す
費用が大きく変わるのは外部システムとの連携です。基幹システム、在庫管理、POS、物流システムのうち、どこまでつなぐかを見積もりの前に書き出しましょう。自社と同じシステムとの連携実績を、見積もりの段階で聞いておくと安心です。
連携の範囲を決めるときの確認項目
- 基幹システムと在庫管理の名前を書き出す
- POSと物流システムをつなぐかを決める
- 同じシステムとの連携実績を聞く
4. 同じ規模、同じ困りごとの会社を助けた経験があるか
公開事例を読むと、依頼先が得意な規模と業種が分かります。食品なら温度帯配送やギフト対応、BtoBなら取引先ごとの価格表示など、業種ごとに必要な機能は違います。6章の各社の事例から、自社に近い会社を探しましょう。
事例を読むときの確認項目
- 自社に近い業種の事例を探す
- 依頼主の規模と商品数を見る
- 任せた範囲と変化を読む
5. 公開後の更新と機能追加を誰が担当するか
ECサイトは公開してからの更新が続きます。社内で更新できる範囲、保守を頼む範囲、運営代行に出す範囲を分けて確認しましょう。契約の最低期間も会社によって1年や2年と違います。
公開後の体制を決めるときの確認項目
- 社内で更新する担当者を決める
- 保守の範囲と費用を聞く
- 最低の契約期間を聞く
見積もりを比べるときに揃える項目は何か
見積もりは初期費用だけでなく、システム利用料と保守費を分けて5年間の総額で揃えます。初期費用が安くても、月額が高ければ総額は逆転します。次の6項目を各社に同じ条件で聞きましょう。
- 初期費用の内訳(設計、デザイン、構築、データ移行)
- 月額のシステム利用料と、売上や受注数による従量課金の有無
- 保守費と、軽微な修正を頼んだときの費用
- 外部システムとの連携にかかる費用
- 最低利用期間と、途中で解約したときの費用
- 解約するときに顧客データを受け取れるか
状況別のECサイト構築の頼み先
頼み先は年商と販売の形で分かれます。よくある状況ごとに、向く会社を整理しました。
| 状況 | 答え | 向く会社 | 料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 年商1億円未満で初めて作る | ASPやShopifyのテンプレート構築が中心 | ALL WEB CONSULTING/これから/メルカート | 公開例 30万円〜/初期19万円・月額4.9万円 |
| 楽天に出店中の中小メーカー | クラウドECかShopifyの構築会社 | メルカート/コマースメディア/アートトレーディング | 公開例 月額9.9万円/ Shopify構築 100万円〜・ 100〜500万円程度 |
| 年商10億円前後のBtoB | パッケージかクラウドEC | アラジンEC/EBISUMART/ecbeing | BtoBパッケージの公開例 初期400万〜800万円・ 月額7万〜10万円/ クラウド型 初期300万円〜 |
| 定期購入が中心のD2C | 通販向けSaaS | ecforce/W2 | 公開例 月額49,800円(月2,000件まで) |
| Shopifyに乗り換える | Shopify専門の会社 | ハックルベリー/プレイビット/コマースメディア | お問い合わせでご確認ください |
| 公開後の運用まで任せる | 構築と運営代行を同じ会社に頼む | アートトレーディング/ALL WEB CONSULTING | 運営代行の公開例 月額20万円〜・30万円〜 |
年商1億円未満で初めて自社ECを作るならどこに頼むか
予算100万円以内なら、ASPやShopifyのテンプレートを使う構築が中心で、公開料金は30万円〜です。クラウドECにも、想定年商1億円までのプランを初期19万円・月額4.9万円で案内する例があります。テンプレートのデザインで足りるかを、見積もりの前に確かめましょう。
楽天に出店中の食品メーカーが自社ECを足すときはどこに頼むか
年商2億円で社内にエンジニアがいない会社は、想定年商1〜10億円のクラウドEC(公開例で月額9.9万円)か、Shopifyの構築会社(公開例で100万円〜)から選びます。食品の場合は、冷蔵や冷凍の温度帯配送、のしやギフト包装、賞味期限の管理に対応できるかを先に確認しましょう。楽天と自社ECの在庫をどう揃えるかも、見積もりの前に決めておく項目です。
年商10億円の卸売会社のBtoB ECはどこに頼むか
BtoBで基幹システムと連携するなら、方式はパッケージかクラウドECで、公開例は初期400万〜800万円・月額7万〜10万円です。この公開例は年商25億円の建材・資材卸のもので、基幹システム連携を含みます。取引先ごとの価格、掛売り、最低注文数を標準機能で持つかを確認しましょう。FAXや電話の注文をWebに移す場合は、取引先への案内も計画に入れます。
Shopifyと国産カートはどちらで作るか
売上の柱が国内で、のしや温度帯配送を標準機能で使いたいなら国産カート、海外展開やアプリでの機能追加を重視するならShopifyが候補です。Shopifyは機能をアプリで足す考え方のため、アプリの月額も総額に入れて比べましょう。
定期購入が中心のD2Cブランドはどこに頼むか
定期購入が主軸なら、受注件数で料金が決まる通販向けSaaSが候補で、公開例は月額49,800円・月2,000件までです。この例では1受注ごとに30円の従量課金が別にかかります。月の受注件数が増えたときの総額まで計算して比べましょう。
今のカートから乗り換えるときはどこに頼むか
売上を落とさないためには顧客データの移行とURLの引き継ぎを見積もりに入れ、期間は1社の公開例で標準機能が約2か月、カスタマイズありが3〜6か月です。セールの時期を避けて切り替え日を決めましょう。今のカートからの移行実績を持つ会社を選ぶと、顧客データや注文データの移し方を一から確かめる手間が減ります。
公開後の運用まで任せたいときはどこに頼むか
運用代行の公開料金は月額20万円〜で、構築費とは別にかかります。社内のEC担当者が1人なら、商品登録、メルマガ、販促設定のうち何を任せるかを決めてから相談しましょう。公開後の売上づくりまで任せる場合は、ECコンサルも比較の対象になります。

5. ECサイト構築の比較表
14社が公式サイトに公開している情報を、構築の方式・対応するカートと連携・料金の順に比較しました。
| サービス名 | 構築の方式 | 対応するカート・連携 | 料金(公開分) |
|---|---|---|---|
| コマースメディア | Shopify構築、運営代行 | Shopify、Shopify Plus、EC-CUBEからの移行、LOGILESS連携の事例 | FAQの目安 小〜中規模の Shopifyで100〜500万円程度 |
| ALL WEB CONSULTING | カートを選んで構築 | Shopify、MakeShop、futureshop、EC-CUBEなど | 自社EC構築 30万円〜(税別の目安) |
| EBISUMART | カスタマイズできるクラウド型 | CRM、MA、基幹、WMSとの連携 | 初期構築 300万円〜 |
| ecforce | SaaS | MA、CRM、WMSなどのAPI連携 | スタンダード 月額49,800円・ 初期148,000円 (1受注30円、1年契約) |
| ハックルベリー | Shopify専業 | カスタムアプリ開発、外部システム連携 | お問い合わせでご確認ください |
| これから | カートを選んで構築 | あらゆるカートシステムに対応と案内 | お問い合わせでご確認ください |
| アートトレーディング | カートを選んで構築 | Shopify、MakeShop、futureshopなど | Shopify構築 100万円〜(税抜) |
| ecbeing | パッケージ | 基幹システム、WMS連携 | パッケージはお問い合わせでご確認ください |
| プレイビット | Shopify専門 | Shopifyアプリと独自開発の連携 | 構築はお問い合わせでご確認ください |
| StockSun | Shopify構築のコンサルティング | 他カートからのShopify移行 | コンサルのみ 月25万円〜/ 実行支援のみ 月30万円〜/ 両方 月50万円〜(税抜の目安) |
| メルカート | クラウドEC(SaaS) | API連携、在庫連携 | 月額4.9万円〜・初期19万円〜(税別) |
| GMOクラウドEC | ヘッドレス、パッケージ | 基幹連携、BtoB、マルチサイト | 個別見積もり。 makeshopエンタープライズは 月額5万円〜(税抜) |
| W2 Commerce | SaaS、PaaS | 基幹システムとのAPI連携の事例 | お問い合わせでご確認ください |
| アラジンEC | BtoB向けパッケージ | 基幹システム連携 | 小規模カスタマイズ 初期400〜800万円・ 月額7〜10万円 |
6. ECサイト構築のおすすめ14選
ここからは1社ずつ紹介します。自社の年商と業種に近い事例がある会社から読むと、頼み先を絞りやすくなります。
コマースメディア

コマースメディアは、Shopifyでブランドの自社ECを立ち上げたい会社を支援している会社です。運営はコマースメディア株式会社(東京都豊島区、2016年設立)で、構築に加えて運営と受注の代行、物流代行、カスタマーサポートまで扱います。公開までの期間は、標準的なShopify構築で3〜6か月を目安と案内しています。
公式サイトの事例は56件です。そのうち日本製バスソルトのAURAAでは、公式オンラインストアの新規立ち上げを依頼されました。ブランドの世界観の整理から撮影、Shopifyでの構築、LOGILESSとの物流連携までを2か月の制作期間で担当したと公開しています。
料金はFAQで、小〜中規模のShopifyサイトで100〜500万円程度を目安と案内しています。向いているのは、Shopifyの構築と物流の両方を1社に任せたい会社です。公式サイトの事例を見る
ALL WEB CONSULTING

ALL WEB CONSULTINGは、自社ECとモールの両方を売れる導線から設計したい会社を支援している会社です。運営は株式会社ALL WEB CONSULTING(東京都渋谷区、2020年設立)で、公式サイトは「ECコンサルタントが設計する、売れるECサイト制作」と掲げています。自社ECの新規構築は約2〜3か月を目安とし、公開後1か月は無料でサポートします。
公式サイトの事例は58件です。そのうち越前かに問屋ますよねでは、成果につながるサイトへのリニューアルを依頼され、分析にもとづいて設計した自社ECサイトとして公開しました。
料金は自社EC構築のPLAN Bが30万円〜(税別の目安)です。向いているのは、初めての自社ECを30万円〜の公開料金から相談したい会社です。公式サイトの事例を見る
EBISUMART

EBISUMARTは、カスタマイズが必要な中・大規模のECサイトを支援しているサービスです。運営は株式会社インターファクトリー(東京都千代田区、2003年設立)で、公式サイトは「カスタマイズ対応可能なクラウド型ECサイト構築サービス」と掲げ、導入実績は850サイト以上としています。
公式サイトで公開されている事例は40件以上です。料金は初期構築300万円〜で、FAQでは初期導入費用300万円・月額費用25万円程度からと案内しています。
導入事例:第一園芸株式会社(生花・空間装飾、東京都)
第一園芸は、法人向けの注文をFAXで受け、転記と二重確認に専任スタッフを置いていました。2016年頃に法人向けサイトでEBISUMARTを導入し、その後に保守期限を迎えた個人向けサイトも移しています。配送できる地域が季節で変わる生花の条件を、インターファクトリーの担当者が図に描いて確認しながら仕様にしました。
ECサイトは公開して終わりではなく、実際に運用を続ける中で新たな課題や要望が次々に出てきます。
法人向けサイトはサイト経由の受注比率が大幅に増え、個人向けサイトは繁忙期の母の日もシステムを止めずに運営を続けています。法人向けの注文をFAXから移したい会社に合うかもしれません。
ecforce

ecforceは、定期通販やD2CのECサイトを支援しているサービスです。運営は株式会社SUPER STUDIO(東京都目黒区、2014年設立)で、導入社数は1,500社超(2024年10月末時点)と公開しています。他社カートからの移行プランも用意し、EC-CUBE、Shopify、ecbeingなどからの移行実績を挙げています。
公式サイトで公開されている事例は3件です。料金はスタンダードプランが月額49,800円・初期148,000円で、月2,000件までの受注に対応します。1受注につき30円の従量課金と1年契約が付きます。
導入事例:株式会社Sparty(D2Cブランドの企画・販売)
パーソナライズヘアケアのMEDULLAを展開するSpartyは、ECサイトをスクラッチで運営し、少しの改修にもエンジニアの手が必要でした。施策の実行に3か月ほどかかっていたため、ecforceへの移行を決めています。移行ではデータの扱いの判断に時間を使いました。
一番の変化は、トライできる施策の回数が大きく増えたことです。
施策の実行スピードは体感で5倍ほどになり、社内で完結できる範囲が広がったと話しています。施策の実行に時間がかかっているD2Cの会社に合うかもしれません。
ハックルベリー

ハックルベリーは、Shopifyでの構築や他のカートからの乗り換えを考える会社を支援している会社です。運営は株式会社ハックルベリー(東京都世田谷区、2017年設立)で、Shopify Platinum Partnersの認定を受けています。小規模なら2〜3か月での立ち上げを案内し、カスタムアプリの開発にも対応します。
公式サイトのECストア構築の事例は5件です。料金はお問い合わせでご確認ください。
導入事例:LINE FRIENDS(キャラクター事業)
LINE FRIENDSは、独自開発の多いフルスクラッチ型のカートを使い、月額の費用とサーバーダウンに悩んでいました。海外法人でも同じ問題が起きていたため、Shopifyへの統一を決め、ハックルベリーを構築パートナーに選んでいます。
移行を決めた理由がまずはコストカットです。
移行のあとも、保守をハックルベリーが担当しながら機能の追加を続けています。独自開発のカートの月額を見直したい会社に合うかもしれません。
これから

これからは、自社ECの新規構築やカートの移行を考える会社を支援している会社です。運営は株式会社これから(2012年設立)で、公式サイトは「自社ECに特化したECサイト構築」と掲げ、あらゆるカートシステムに対応すると案内しています。問い合わせから納品までは1〜3か月程度が目安です。
公式サイトの制作事例は約477件です。料金はお問い合わせでご確認ください。
導入事例:金精軒製菓株式会社(和菓子、山梨県)
金精軒は、自社で分析を学ぶ中で、購入率とリピーター率の低下とサイト内で迷うお客様の多さに気づきました。他社の提案と比べ、購入率に絞った具体策を出したこれからに依頼しています。カートはカラーミーショップです。
数値面でも、買いやすくなったという結果が如実に表れています。
リニューアルの前後を同じ期間で比べると、購入率は111%、注文件数は115%、リピーター数は114%でした。ASPのカートで購入率を上げたい和菓子や食品の会社に合うかもしれません。
アートトレーディング

アートトレーディングは、社内にECの担当者や知識が少ない会社を支援している会社です。運営はアートトレーディング株式会社(東京都豊島区、1996年設立)で、公式サイトは「私たちは、あなたの会社のEC事業部です。」と掲げています。Shopify、MakeShop、futureshopなどからカートを選び、構築から運営代行、物流まで担当します。
公式サイトの自社EC制作の事例は21件です。料金はShopify構築の通常プランが100万円〜(税抜)、運営代行が月額30万円〜(税抜、6か月から)です。
導入事例:株式会社レナウンインクス(メンズインナー・靴下の製造卸販売)
レナウンインクスは、親会社がなくなったことでオンラインの販売ルートを失い、自社ECの開設を決めました。社内にECの知識を持つ人がいなかったため、立ち上げから運営までをアートトレーディングに依頼し、2年間の支援を受けています。
あと一番助かるのは、社内にECに関する知識がある人間が一切いないので、わからないことを全部教えてくれることですね。
毎月の提案を受けながら、LINEとメルマガの施策でリピートの効果を確かめています。社内にECの担当者がいない製造卸の会社に合うかもしれません。
ecbeing

ecbeingは、中堅・大手企業のEC構築やリニューアルを支援している会社です。運営は株式会社ecbeing(東京都渋谷区)で、1,600サイトの導入実績を公開しています。カスタマイズ型のパッケージを提供し、基幹システムやWMSとの連携を実現可能な例に挙げています。
公式サイトの事例一覧には195件が載っています。そのうち日本航空のモール型ECサイトJAL Mallでは、複数のEC関連サイトを1つのサービスに集約しました。日本航空はコメントで、マイルを生かして非航空収入を広げる狙いを説明しています。
ecbeingの公式サイトは、一般的な導入期間を標準機能で約2か月、カスタマイズが入る場合は概ね3〜6か月と案内しています。
パッケージの料金はお問い合わせでご確認ください。最低利用期間は2年です。SaaSのスタートアッププランはグループのメルカートが案内しています。向いているのは、基幹システムとの連携が多い会社です。公式サイトの事例を見る
プレイビット

プレイビットは、Shopifyへの移行や新規構築を考える会社を支援している会社です。運営は株式会社プレイビット(東京都台東区、2018年設立)で、大手企業からスタートアップ企業まで業界を問わず支援すると案内しています。基本的な構築なら1〜2か月程度を目安としています。
公式サイトの事例は4件です。構築の料金はお問い合わせでご確認ください。
導入事例:株式会社真(ヴィーガンレストラン、東京都豊島区)
AIN SOPH.を全国に6店舗展開する真は、Wixで運営するオンラインストアの使い勝手に課題を感じていました。商品数が増えて自社だけでの移行は難しいと判断し、プレイビットにShopifyへの移行を依頼しています。
移行前に抱えていた課題は全てクリアになりました。
移行のあと、リピート率は約40%、新規顧客率は過去最高の約60%になったと話しています。Wixなどからの移行を頼みたい店舗を持つ会社に合うかもしれません。
StockSun

StockSunは、Shopifyの構築と集客の戦略を合わせて相談したい会社を支援している会社です。運営はStockSun株式会社(東京都新宿区)で、新規構築のほか、他のカートやモールからのShopify移行にも対応します。
公式サイトのEC事例は17件です。そのうち大手飲料事業の会社では、EC事業全般の戦略設計、新商品の企画、サイトの設計と制作を担当したと公開しています。
料金はコンサルのみが月25万円〜(最低3か月)、実行支援のみが月30万円〜(最低3か月)、実行とコンサルの組み合わせが月50万円〜(最低6か月)で、いずれも税抜の目安です。向いているのは、構築より先に事業の戦略を整理したい会社です。公式サイトの事例を見る
メルカート

メルカートは、年商1〜10億円規模の総合通販を中心に支援しているクラウドECです。運営は株式会社メルカート(東京都港区、2025年設立)で、ソフトクリエイトホールディングスのグループ会社です。導入実績は233社(2026年9月時点)と公開しています。公開までは、サービス選定を含めて約3〜5か月が目安です。
公式サイトのインタビューは30件です。料金は税別で、想定年商1億円までが月額4.9万円、1〜10億円が月額9.9万円、10億円からが月額19.9万円と分かれています。初期費用は19万円か69万円で、最低利用期間は2年です。
導入事例:アサヒ飲料株式会社(飲料・食品)
アサヒ飲料は、公式オンラインストアDEVIL's GIFTの立ち上げで、ブランドの世界観を守れる自由度と信頼性を重視してメルカートを選びました。テンプレートを使い、コラムの更新や新商品の追加を社内で行っています。
これまで外部に依頼して数日かかっていた更新作業が、自分たちの操作だけで数分で完了する。
運用開始から約1年で会員数は当初の約3.5倍になり、リピート率は数%程度から11%に上がりました。ブランドの世界観を社内で更新したい飲料・食品の会社に合うかもしれません。
GMOクラウドEC

GMOクラウドECは、複数のECサイトの統合やBtoB、モール型など複雑な要件を持つ会社を支援しているサービスです。運営はGMOメイクショップ株式会社(東京都渋谷区、2004年設立)で、公式サイトは「BtoB・マルチサイト・モール型ECなど」に対応すると案内しています。
公式サイトの事例は26件です。GMOクラウドECの料金は個別に見積もります。同じ会社のmakeshopエンタープライズは、標準プランが月額5万円〜・初期1万円〜(税抜)です。
導入事例:サッポロビール株式会社(食品・飲料)
サッポロビールは、代理店に委託していたECの運営を社内に移す方針を決めました。社内に複数あるECサイトを横断で運営できる仕組みを求め、ヘッドレスコマースを切り口に10社ほどを比較しています。
もともと社内に複数のECサイトがありましたが、裏側のシステムがバラバラでした。
外部のソリューションも含めて施策を一緒に考える姿勢を、信頼できるパートナーと感じた理由に挙げています。複数のECサイトを1つの仕組みにまとめたい会社に合うかもしれません。
W2 Commerce

W2 Commerceは、中堅〜大手企業のリニューアルを中心に支援しているプラットフォームです。運営はW2株式会社(東京都中央区、2005年設立)で、導入実績は1,100以上、導入案件の7割超がリプレイスと公開しています。SaaS型とPaaS型の両方があり、年商50億円以上の企業の利用が多いと案内しています。
公式サイトで公開されている事例は9件です。料金はお問い合わせでご確認ください。
導入事例:株式会社白鳩(下着・インナーのEC、京都市)
会員数50万人を超える白鳩は、2010年頃に開発したシステムを使い続け、データ1件の変更にも全件の修正が必要でした。RFPを渡した10社ほどの中から、業態と商材に踏み込んだ提案をしたW2を選んでいます。自社の基幹システムとはAPIで連携しています。
大きく変わったのは、受注データの精度と、施策実行までのスピードです。
悩みやシーンから商品を探す導線を経由したお客様のコンバージョン率は、サイト全体のおよそ6倍になりました。会員数の多い自社ECを基幹と連携して作り直したい会社に合うかもしれません。
アラジンEC

アラジンECは、FAXや電話の注文をWebに移したい卸売業やメーカーを支援しているBtoB専用のシステムです。運営は株式会社アイル(大阪市北区・東京都港区、1991年設立)で、公式サイトは「基幹システムなどの外部連携も実績多数」と掲げています。公式サイトは、BtoB企業向けに開発されたシステムと案内しています。
公式サイトの事例は28件です。料金例は、年商25億円の建材・資材卸で初期400〜800万円・月額7〜10万円、年商75億円の産業用ファスナー製造・卸で初期800〜1,500万円・月額10〜15万円です。
導入事例:株式会社バートル(ワークウェアメーカー、広島県福山市)
バートルは、売上が30億円台の頃に導入したシステムの処理能力が限界に近づき、Web受注の効率化から相談を始めました。アラジンECと基幹システムを合わせて刷新し、2025年3月に利用を始めています。
アパレルのことを分かっているな、というのが第一印象です。
刷新のあと、業務の知識を共有しようという意識が現場に広がっていると話しています。FAXの受発注をWebに移したいメーカーに合うかもしれません。
ここで紹介した導入事例は、各社が公式サイトで公開している事例のうちの1つです。各社はほかの業種・規模の会社も支援しているので、気になる会社は公式サイトの事例ページもあわせてご覧ください。

7. ECサイト構築のメリットと注意点
掲載14社の公開事例に共通する変化と、事例には書かれにくい注意点を分けて書きます。
事例に共通するメリット
- 更新や施策を社内で進められます。外部に依頼して数日かかっていた更新を、自分たちの操作で済ませるようになった会社があります。
- 顧客データを自社に蓄積できます。メルマガやLINEでリピートの施策を回し、リピート率を上げた会社があります。
- 受注の手間とミスが減ります。FAXの転記や二重確認を減らし、サイト経由の受注比率を上げた会社があります。
- 複数のサイトやシステムを1つにまとめられます。裏側のシステムを揃え、運用の費用を見直した会社があります。
具体例は、6章「ECサイト構築のおすすめ14選」の各社の声にまとめています。
よくある失敗と注意点
事例は良い話に焦点が当たりやすいです。編集部の立場から14社の公開情報と依頼の流れを見て、契約前に決めておかないと後で困る点を3つ挙げます。
- 最低利用期間と解約の費用は、会社ごとにルールが違います。公開されている約款には、契約期間や最低利用期間を1年か2年とし、途中解約で残りの期間の月額の一部か全額を支払う定めがあります。
- 解約するときのデータの扱いは、契約前に書面で確かめましょう。受け取れるデータの種類と受け取る期限を契約に入れておくと、乗り換えのときも注文と顧客のデータをそのまま使えます。
- 自社ECは、サイトを公開しただけでは集客が始まりません。広告やSNS、メルマガの予算と担当者を、構築の見積もりと同時に決めておくと安心です。
8. ECサイト構築を頼むときの流れ
依頼から公開までは、一般に次の6段階です。期間の目安はパッケージで4〜8か月で、ASPやShopifyは編集部が調べた範囲で1〜3か月の例があります。
- 社内の整理:目的と予算、連携するシステムを社内で整理します。
- 相談と見積もり:複数の会社に相談し、同じ条件で提案と見積もりをもらいます。
- 要件の定義と契約:要件を定義し、構築方式とカートを決めて契約します。
- 設計と構築:サイトを設計し、デザインと構築を進めます。
- 登録とテスト:商品登録と決済や配送の設定を行い、テスト注文で確かめます。
- 公開と運用:公開し、更新と集客の体制に移ります。
9. ECサイト構築に関するよくある質問
ECサイト構築の費用はいくらかかりますか?
初期費用の相場はパッケージで300万円〜で、ASPやShopifyは30万〜150万円の例があります。ほかにシステムの月額利用料、保守費、決済手数料がかかるため、5年間の総額で比べましょう。
ECサイト構築に補助金は使えますか?
デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠では、ECサイト制作は補助対象外です(公式のよくあるご質問、2026年6月3日更新)。小規模事業者持続化補助金は販路開拓等の取り組みを支援する制度で、申請の前に最新の公募要領で対象経費を確認しましょう。
ECサイト構築の費用の勘定科目は何ですか?
法人の場合、ソフトウエアに当たる部分は無形固定資産で、販売用の原本や研究開発用を除くと耐用年数は5年です。導入時の設定作業の費用は取得価額に含めます。国税庁のタックスアンサー No.5461はECサイトを名指ししていないため、個人事業主の場合も含めて顧問の税理士に確認しましょう。
ECサイトの構築にはどれくらいの期間がかかりますか?
期間の目安はパッケージで4〜8か月で、ASPやShopifyは1〜3か月の例があります。既存サイトからのデータ移行や外部システムとの連携が多いと、さらに長くなります。
ECサイト構築にShopifyは使えますか?
社内にエンジニアがいない会社でも、制作会社に初期の構築を頼めばShopifyで運用できます。Shopifyは月額で使えるECの基盤です。のしや定期購入などの機能はアプリで足すため、アプリの月額も含めて見積もりましょう。
10. まとめ
編集部が調べた範囲で、公式サイトに事例を公開しているECサイト構築会社14社を並べました。依頼した会社が見ていたのは、自社の規模に合う方式を提案できるかと、公開後の更新や機能追加を誰が担当するかの2点です。初期費用だけで比べず、月額と保守費を入れた5年間の総額で揃えると、頼み先の違いが見えてきます。自社と近い年商や業種の事例がある会社を2〜3社選び、同じ条件で見積もりを取ってみてください。
